父の背中
こんにちは。hidekiです。
今日は6年前、73歳でこの世を突然去った僕の父について想いを馳せたいと思います。
父は、岡山の地方新聞社の記者でした。
昭和の時代の新聞記者ですので、朝も早く、夜帰ってくるのも遅いということで、
僕が子どもの頃は、なかなか家でゆっくり話す機会もありませんでした。
ですので、父がどんな仕事をしているのか、何となくは理解しているのですが、
細かい内容まで話したことが一度もなかったように思います。
さて、父の死後、遺品を整理していると生前、新聞記者時代に紙面で、小さなコラムを連載していた時の新聞の切り抜きがどっさり出てきました。
コラムで書かれている内容は、多岐に渡っていて、時事ネタから健康ネタ、社会ネタなど様々。
このコラムは、恐らく今から20年数年前、父がもう50歳は過ぎており、部長職だった頃だと思われます。
父の会社での姿が垣間見えるような記事を発見して、今でもスマホ写真に撮って保存をしています。
新聞記者という仕事は、業務が大変なのは勿論、
人の人生の一部を切り取って記事にすることもあって、その責任の重大は勿論のこと、
様々な人間の、様々な人生に接して仕事をしてきたんだろうな、などと想いを馳せました。
生前、日頃からあまり多くを語らない父でしたが、遺品の父の記事から『父の大きな背中』を感じることができました。
『育ててくれてありがとう。』
と心の中で呟きました。
翻って。
たぶん、この記事を書いたのだろう父の年齢に、僕ももうすぐ到達します。
僕の場合は、離婚をしてしまったこともあり、自分の子ども達には、『良い父親ではない認定』をされてしまっているかもしれません。
でも。
せめて、僕が死んだ時には、子ども達に『感謝』されるよう、『大きな父親の背中』を見せることができるよう、頑張ろうと改めて思いました。
独り言のような記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。