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生成AIを受容するプロセス

キューブラー・ロスは、死を迎える患者を観察して、五段階あるとした。「死の受容の五段階モデル」である。

1.否認と孤立
2.怒り
3.取り引き
4.抑うつ
5.受容

である。
これは死を受け入れるときであるが、何か新しい、今までの自分を否定されるような出来事にぶち当たると、人間は、これに似た行動を起こすのではないかと思っている。

ワープロにしても、携帯電話にしても、コンピュータにしても、インターネットにしても、スマホにしてもずっとこれだったように思う。生成AIに出会った人たちも、これに似た道筋を辿るのではないかと思っている。

私が最初に生成AIに出会ったとき、衝撃だったのはその通りだ。ただ私は、実はすぐに受容の段階になった。というのは、ワープロにしても、携帯電話にしても、コンピュータにしても、インターネットにしても、スマホにしても最終的には受容になるのを知っていたし、生成AIもそうなる道しかないと、咄嗟に理解したからだ。2023年の1月のことだ。

しかし、多くの人は、まず否認と孤立、怒りとなるだろう。今、この段階の人が多いと思う。講座をやっても、事前のアンケートを見ると、この位置にいる人たちが多いと感じる。

そして、講座をやっているとき、最初は驚くのだが、だんだん静かになる。恐怖というか抑うつというか、その状態だ。それを確認して、講座の終盤で、受容になるようにあれこれやっているつもりだ。

ChatGPTの説明によると以下の通りである。

否認と孤立
 「こんなものは役に立たない」「自分には関係ない」と拒否し、孤立する段階。生成AIの話を聞いても、「こんなの使えない」と決めつける人がここに多くいます。

怒り
 新しい技術が仕事やスキルを脅かすように見えると、「なぜ自分がこんな目に?」という反発心が生まれます。特に「AIに仕事が奪われる」という恐怖からくる怒りがここに該当します。

取り引き
 「使うか使わないか」「本当に必要か」と迷いながら、自分の中で折り合いをつけようとする段階。「もしかしたら使いこなせるかも」と、少しずつ触れてみようとします。

抑うつ
 「これは避けられない流れだ」と感じ、現状に対する無力感に陥ることもあります。技術の進化が速すぎるために追いつけない焦りや不安が、この段階で強まります。

受容
 最終的に、新技術を自然に受け入れ、生活や仕事の中で適応する段階。「結局これが新しいスタンダードになる」と気づき、生成AIを日常に取り入れることができるようになります。

私自身、自分で勉強しながら、受容しておきながら、
(これ、本当だよな?)
(これ、ずるいことはやってないよな?)
(コンプライアンスは、大丈夫だよな?)
と何度も思ったし、確認しながらやっている。

2年間没頭してやっている私でもそうだ。
だから、生成AIのことをよく知らないまま、そのの噂を聞かされたら、大概拒否となるだろう。そして、突然生成AIの活躍の場面を見せられたら、怒りが出てくるのは、わかる。

しかし、受容して前に進むことがどう考えても大事なのだ。ワープロにしても、携帯電話にしても、コンピュータにしても、インターネットにしても、スマホにしても最終的には受容となったのと同じなのだ。

この頃強く思う。

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池田修
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