若いうちは、Who力よりもWhat力を伸ばそう
業界で一目置かれる存在になりたい!
Twitterのフォロワー1,000人ほしい!
noteのフォロワーを増やしたい!
と、自分に注目してほしい人が増えています。
何度も言うけれど、若い頃は知識も経験も少ないんだから、他人から一目置かれるWHOの力が弱いんです。
だから、普通の人がnoteの自己紹介でいくら自分語りをキメても、そんな見ず知らずの人の年齢・職業とかコダワリとかイキザマとか誰も興味ないわけです。
あなただって、居酒屋で隣に座った見ず知らずの人から、その人の人生をとうとうと語られても苦痛でしょ? それと同じ。
だから、WHOの力が弱い若い頃に一目置かれる存在になるためには、まずはWHATの力で勝負するしかない。
「お、こいつ知らない奴だけど、なかなか良いこと言う(書く)じゃないか」って。
でも、この世は「何を言うか」じゃなく「誰が言うか」によって言葉の価値が変わるから、無名の人が良いことを言っても誰にも刺さらない。
爆発的にヒットした『メモの魔力』の著者である前田裕二さんがTwitterで「メモで人生が変わる」って言うのと、どこかの誰かが「メモで人生が変わる」と言うのでは影響力に雲泥の差がある。残酷だけどそれが世の中ってやつだ。
じゃあ無名の人間はどうしたら良いのかというと、WHAT力を磨くしかない。無名の人間でも注目してもらえるWHAT(コンテンツ)を世に出さなきゃならない。
それは何かというと、僕は「チャート」だと思う。独自の視点で構造化した図版である。
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2019年現在、僕はいま46歳だ。
いつから広告・広報・マーケティング業界で「ああ、あの池田サンね」と言ってもらえるようになったのかと言えば、トライバルを創業して3年ほど経った2010年頃、37歳あたりだったんじゃないかと思う。
2010年に『キズナのマーケティング』(アスキー新書)を出したこともあるけれど、大きいのは2005年から書き続けていたブログが多くの業界人に読んでもらえたからだと思っている(それもあって本を出すことができたわけだし)
むかーしむかしのやつだから間違っているものとか、思考や論理構成が稚拙なものとか、図版が汚かったりとかあるけども、恥を承知でいくつかピックアップしてみる。
2007年
2008年
2009年
2010年
はずい。10年前のやつだから許して。
ここで挙げたチャートは、当時、ブログを書くために、日々あれこれ考え、モヤモヤしている大量の情報を一枚の図版に構造化して落とし込んだものだ。
いろんな二次情報があるけれど、つまりこういうことなのでは? という自分なりの考えを図版に構造化して落とし込む。それの解説をブログで(文章)展開する。
反応が良かったものはセミナー資料に使って話す。そこで反応が良かったものをクライアントワークで使ってみる。そこで成果が出たものをノウハウとしてためていく。それを繰り返した。
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常に自分の考えたことを、図版としてアウトプットして世に出していく。そうすると、たまに「この図版は秀逸!」と評価してもらえるものが出てくる。
2015年にブログで出したこれなんて、もう累計10万PV超えてます。
ポイントはこれを繰り返すこと。
ひとつやふたつバズったところで、WHOの力は上がらない。それが5個(回)、10個(回)と繰り返されることで「またこの人か」「この人おもろいな」と、ここでようやくWHOの力が上がってくる。
それをまとめたのがこれ。
WHATの積み重ねでWHOの力が上がると、発言に影響力が出てくる。「これからのマーケティングはこっちに行く」と投稿すると「お前が言うならそうかもね」と感じてくれる人が多くなる。
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まとめるよ。
知識も経験も少ない若いうちは、WHOの力が弱い。だからWHOの力がなくても通用するWHATコンテンツをつくりだすしかない。
WHATコンテンツは、統一されたテーマで、その領域の人たちから一目置かれたり、参考にされたり、感謝されるチャートが良い(まとめコンテンツは感謝されるけど、付加価値が時間の投下による労働集約価値だからWHO力が上がりにくい←まとめ職人ポジションで終わってしまうから注意)
WHATコンテンツは、1度や2度バズったところでWHOは上がらない。何度も何度も繰り返し、「またこの人か」「いつも参考になるな」と記憶してもらえたらしめたもの。WHOが上がり始めている証拠だ。
ここまでくれば、Twitterのフォロワーは何もしなくても増えていく。フォロワーは、価値ある情報を発信してくれる人に、自然と集まるからである。
いい?
WHOが無い人は、まずWHATコンテンツを書きまくるんだからね?
仲良し周辺でリプしまくってイチャイチャしてても、名前は知られるかもしれないけど、尊敬はされないからね。
てことで、若者よ、WHAT力を上げよう!
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