![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62216413/rectangle_large_type_2_40f743909b30aa8925bc7783bc68dda1.jpeg?width=1200)
Photo by
kidsnaco
「安心感」は最高で最低の誘惑
これはわたしが普段どんなことを感じ考えているか、のぞき見ができるnote
キラキラした部分ばかりが切り取られるSNSの世の中で、ちゃんと生の自分を残したいから文章を綴る。
そんな今日は「慣れの怖さ」について。
1つの場所にある程度滞在していると、自然とその環境に対して「慣れ」というものが生まれてくる。
その土地の人、空気感。
顔の知れた人たちだと安心するし、ネットの中の風景でしかなかったものたちの解像度が上がるのは、やっぱり滞在してじゃないと知り得ないもの。
そんな中で、「でもやっぱり………」
と、わたしの心を引き留めるものがある。
それは「安心する環境からの脱却」なんだ。
生まれ育った場所や大好きな人たちの場所を離れる決断をしたあの時も、長期の滞在をしている今も、居心地がよくなってきたらコンフォートゾーンに向かっている黄色信号だと捉えている。
それは自分の価値観や思考がその環境に染まって視野が狭くなってしまうから。
世の中には自分と異なる意見や価値観を持った人が当たり前だけどたくさんいて、本当にいろんな場所があって、それらを知るたびにグサッと傷つくことも、逆に勇気をもらえることもある。とにかくいろんな感情になる。
そのぐらつきが、安心する環境に身を置いたままだと鈍ってしまうわけなんだよね。振る舞いや考え方と、いろんなものの加減が何となく考えずともわかってきてしまう。
周囲の環境の影響ってほんとうに強力で、どんなに快適な場所だとしても、気づかぬうちに自分がそこの当たり前に染め上げられててしまうんだよな。良くも悪くも。
「安心」という荷物ではなくて、「リスク」という荷物を背負う決断をしたからには、足のつかないような「不確かさ」を存分に味わう足は止めないようにしたいと思う。
どんなに不安でもね。