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ケルヒャー窓用バキュームクリーナー WV50プラス故障!
今日は、まるまるです。
超久し振りの投稿になりますがカメラの話題ではなく窓用バキュームクリーナー故障、修理の顛末です。
冬の結露除去用に購入したケルヒャー窓用クリーナー(WV50プラス)、使い始めて3か月目に充電不良でメーカー無償修理をしたのみで、その後は順調に活躍していましたが10年突入した今年の1月中旬に突然動かなくなりました。
住まいの窓ガラスの結露が酷く窓際の壁紙にカビが発生、当初はタオルで対応していましたがとても追い付かず家人の了解を得てバキュームクリーナーを入手したのが10年前、その性能は素晴らしく毎朝の除去作業時間が著しく短縮しました。しかし、汚水タンクの容量が100ccしかなく酷い時は6、7回棄てる羽目になり結露の多さに驚きました。
故障したクリーナーはどうせ処分するなら分解してみようと思い立ち、購入して以来、読んでいなかった説明書に目を通したら、リチウムイオン電池の廃棄、リサイクルするための取り出し方法が記載されていました。
分解しようとネジをよく見ると初めて見る溝形状(+でも-でもなく、マイナス溝の中心が丸い穴になっている)でしたが手持ちのドライバーでネジを外すことが出来ました。
本体を開放して、電源スイッチを入れるとランプが点灯し、テスターをあててみると端子には電気が供給されていますが全く動く様子無し。動かなくなった原因はどうもモーターの様です。そこでモーターを外して振って見ると中からは黒い粉末が出て来ました。
![](https://assets.st-note.com/img/1705632560037-bpwmh6FeAq.jpg?width=1200)
取扱説明書を見直してみると汚水タンクのマックスライン以上まで貯めた状態のままで使うと故障の原因になるので頻繁に捨てるよう指示があるにもかかわらずいままで水が噴き出るまで貯めたことが何度もあり水気がモーター内に侵入して錆びたのが原因なのではと、推測しました。
そうなると、モーターを替えればまだ使えるのではと考え、代替えモーターを探すことにしました。
排気ファンを付けるため絶対条件として、
・電圧 3.6V
・シャフト径 2.0mm
・軸長 13mm
・形状 平型
本体には、
・MABUCHI FK-280SA-3525 KD242Z28 Made in China
の表示があり、マブチなのですぐに代替え品は見つかるはずと大阪日本橋の電子部品屋を回りましたが見つからず、またネット情報が僅かで同型モーターの販売サイトには行きつけず、結局はアマゾンで類似品を注文しました。
探し始めて漸く見つけたのがCHANCS 180 DCモーター
・DC3~6V 15000/21800rpm
・模型飛行機/船/車用
・シャフト径 2.0mm
・軸長 13.5mm
・形状 平型
寸法は若干違うものの何とか対応出来そうです。
(ケルヒャーWV75で使用出来たとの評価欄に背中を押されました)
そして、注文して二日後に届きました!
![](https://assets.st-note.com/img/1705741969226-3XtqFT2Lq3.jpg?width=1200)
本体サイズは長さが約2mm長く、厚みは約3mm薄く、高さは約4mm小さい状態です。
早速、モーターボックスに入れて干渉する部分(後部)をルーターで削りとり、両サイドは2mm厚のスチレンボードと両面テープでをボックスに貼り付けてシャフトセンターが上下左右ブレないように加工しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1705742170386-HuSvZItorf.jpg?width=1200)
念のため仮配線の状態で作動確認をしたら元気にファンが回転したのでホッとしました。後は電源ラインをはんだ付けして組み立てるだけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1705749754085-kBMwJMKEUi.jpg?width=1200)
ついでに、スイッチカバーが加水分解のためかベトベトして分解時に穴があいてしまったので切り取ってパーマセルテープでふさぎました。(不格好ですが実用本位、、)
![](https://assets.st-note.com/img/1705749798821-50gp6WVkcI.jpg?width=1200)
この機種のスイッチは握り手の人差し指の場所にあり作業中にスイッチに触れてOFFになることが度々あり使い難さの一つでしたので、この際ケーブルを延長して本体上部に移設の検討をしましたが今回は断念。
すべての組み立てが終えたあと試運転、モーター交換前よりも力強いバキュームファンの音、結露吸い込みも早くなったような感じです。修理作業は成功です!
さて、動かなくなったモーターの中身が気になり、分解してみました。
磁石には真っ黒い粉が付着、ブラシ部分を見ると片方のブラシが無くなっているようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1705742996004-d77FB9fDQE.jpg?width=1200)
実は結露のシーズン真っ最中なので急遽別機種(WV2 Black Edition)を入手したのでタオルでの結露除去は一日だけで済みました。
ケルヒャーWV2 Black Editionはモーター音が静かなのと電源スイッチが上部に変更されているので作業中に触れて止まることはありません。消費者の声を聞いてどんどん改良を続けているのでしょうね。
ただ、ちょっと固めです、、次機種は改良品であることを期待します。
修理費用
・部品代:モーター 828円
・副資材:スチレンボード、両面テープ、パーマセルテープは手持ち
以上、窓用バキュームクリーナー故障、修理の顛末でした。