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2024.12.11 上棟研修会‐柏崎地区つなぐプロジェクト‐

本日は柏崎地区の「つなぐプロジェクト」の一貫で「上棟研修会」に参加してきました。

今回見学、研修させていただいた12月4日上棟したての住宅は
柏崎の西山町別山の私有林から伐採した杉材を使用しています。
この上棟研修会までに「選木研修」「造材研修」「伐採研修」「製材研修」などを経てついに上棟までやってきました。
木を選び、伐採するところからスタートした今回のプロジェクト。

まさに地元の木で地元の家をつくるという体現であり土台と強度的に必要な一部の梁以外の構造材もすべて伐採した杉材を使用していました。

製材の担当者から今回の木の特徴などの説明

切り出して運び出した材木の数量は76㎥だそうです。
フローリングや内装の板張りなどもこれらの木が使用されます。
住宅自体も延べ床90坪越の大きな建物なので今から完成が楽しみです。

(ほぼ)オール伐採した杉材

今回伐採した木は70年生あたりの杉材で、6mの材を切り出し加工。
木の根元に近い方から1番玉、2番玉、3番玉・・・と言うのですが、化粧材の大きな梁は1番玉を使用したそうです。

1番玉であろう化粧梁

2番、3番とその他梁や小屋組み、母屋などに使用。
1番に近い方は生き節が多く、木肌も綺麗で当時(60年前とか)枝打ち等整備していたことが予想できるそうで、手を掛けた木はやはり良い物になるのだと実感しました。

桁や母屋などは2番、3番玉

地材地建を推奨する私としては持続可能な社会と日本を目指して
地域(地元)で森林資源を循環し、土壌や水源、CO2削減など環境を保全しつつ地域の林業、製材、消費者がウィンウィンになれる関係を目指して今後も地域材の活用について考えていきたいと思います。


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