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2024.9.5 造作建具の打ち合わせ

今日の午前中は建具屋さんと打ち合わせをしてきました。
現在計画中の設計さんの物件は建具はすべて造作建具です。

当社も昔から建具は造作ものとすることが多く、近年では基本的に造作建具で計画しています。

材種や納まりなど相談しながら打ち合わせ
様々な樹種をどう使うか

造作建具の魅力

造作建具の魅力は何といっても自由度の高さ。
サイズやデザインも自由です。

特に木製の建具は古くから日本住宅の美しさを引き出します。
計画する建物のイメージに合わせてシンプルなものから框付きや無垢材でつくるなど、既製品のシート張りの建具とは全く違った質感や雰囲気を出せます。格子やガラスと組み合わせた建具なんかも好きです。

使用する金物(例えば取っ手や錠前レールなど)もさまざまな組み合わせを考えられます。
お気に入りの建具があるだけで空間や生活にハリが出ます。

シナベニヤを面材にクリヤ塗装で仕上げた建具
↑は無垢材の引戸(実はこれは既製品)引手は黒のアイアンに
サウナ室のドアも造作 中に鉄板を仕込んで防火仕様にしたり
断熱材を仕込んで熱が逃げないように作りました。
上側の丸窓が付いている部分はフェイクで、建具にそろえた壁です。
サウナ室のドアは高さを押さえて出入り時の熱(蒸気)の逃げを減らします。
この建具のHは1200です。

建具が変われば空間が変わる

私が普段つくる造作建具は基本的に木製建具です。
建具だけに限りませんが、本物の木を使ったものは経年劣化もかっこよく
普遍的なデザインで長く愛することができます。

木で作っているので湿度や乾燥などで開閉しづらくなることもあります。
しかし不具合が起きても、本物の木なので削ったりして調整もできるし、塗装をし直すこともできます。
金物が壊れても取替が可能です。

メンテナンス性や耐久性も含めて造作建具をおすすめします。
なにより建物としての魅力が格段にあがりますので積極的に採用しています。

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