2024.9.17 つなぐプロジェクト
当社も参加しています
柏崎地区では令和4年度から「つなぐプロジェクト」という取組がはじまりました。
柏崎地域の木材を柏崎地域での利用をめざす、森林資源の循環を図るために市内の方々に関心を持ってもらえる活動を行っています。
弊社も今年の春ごろからプロジェクトについて説明を受け共感し、参加することにしました。
概要をざっくり説明すると
新潟県では令和4年3月から林業の振興に向けて
「新潟県森林・林業基本戦略」を策定しました。
この「戦略」で定められた目指す姿の実現に向けた方針のひとつとして、令和4年度から「つなぐプロジェクト」がスタートしました。
長岡地域振興局管内では、関係者の協力を得て、柏崎市内でひとつの取組を進めています。
森林・林業・木材産業の振興を図るための研修会の開催や柏崎市民から林業・木材産業及び柏崎市産材を認知していただくためのイベントについて、計画・実施されているところです。(新潟県HPから一部抜粋)
柏崎木材協会の太田会長と森林組合を中心に研修会やイベントを企画、実施されています。
一般参加型では親子で実際に伐採の現場を見学したり、柏崎の木(主に杉)の特徴を学んだり、地元の木を使ってテーブルをつくったりなどのイベントがあります。
地材地建ができればいいな
昔から家を建てるならその地域の木が一番良いと言われていますが、ここ30年くらいは輸入材の木が多く使われています。
外国は広大な森林、製材工場が大規模、流通の多さ、樹種の関係から国産材より安価で手に入りました。
コロナ禍やロシア・ウクライナの戦争、世界的な経済状況で流通が減り、以前より流通が悪く値段も上がってきています。
そして近年国産材の需要が高まってきていますが、やはり価格は比較的高くいです。
理由としては日本の国土と気候で育つ木は径が小さかったり、曲がりが大きかったりでなかなか大きいサイズの製材が難しいです。
また芯材の割合が多く、うまく乾燥させないとひび割れや反り、曲がりなどが起こるため乾燥に手間がかかります。
しかし、日本の木は質は優秀ですし日本の気候風土にも合っているので結果的に家の長寿命化につながると考えています。
また、地元の木となれば様々な付加価値を感じられると思います。
私の理想は仕上げ材(壁、床、天井など)に地元柏崎の木を積極的に使用していきたい。
以前太田会長に製品化できないか色々聞いてみたことがありますが、いくつか製品としてもつくられているようです。少しずつ試行錯誤して頂いています。
地元の食材を使って地元で消費するように、地元の森から伐採した木を地元で使えていければと思っています。
そのためにもっと地元の木の魅力を伝えていけるよう勉強しようと思います。