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everlasting flowers感想 ネタバレ有り

※出先でかつスマホで書いてるためちゃんとした文法ではなく書き殴りに近いで注意。
※記事作成段階でまだ2周しかしてません。読み込みが足りない部分あります

ノベルゲー大好きKamabokoです!spriteから新作「Everlasting Flowers」が発売された。spriteといえば、やはり「蒼の彼方のフォーリズム」だろう。「蒼の彼方のフォーリズム」といえば、と書き出してしまうととても長くなってしまうので割愛させてもらうが、私はとても好きだ。そんなspriteが新作を出すという情報を1年前に聞き(とても熱心なファンではないためにわかではある)とても楽しみにしていたのだ。わざわざ発売日に労働を休み、Steamで待機。発売と同時に購入し、開くと...「わッ...!」

百合百合

なんて綺麗なスタート画面なんだ...と好スタートを切った私のeverlasting flowersだったのである。


悪かった点

1 最大瞬間風速は無い

ここまで読んで思ったであろう。

「は?なんで悪い点から?」

これは特に深い意図はなくただ悪かった点で感想を締めると悪いイメージがつきそうだなあという浅い思考なだけだ。
それはさておき私は最大瞬間風速は無いなと感じた。最大瞬間風速というとシュタゲのあそこだとかすばひびのあそことかairとあそことかだ。もっと分かりやすく言うとワンピースの「当たり前だァ!」とかである。別にどこを最大瞬間風速と感じるかは人の好みで別に最大瞬間風速がないからといって悪い作品という訳では無い。ただ自分的にはeverlasting flowersは脳裏に焦げ付くワンシーンというのは無かったなという感想だ。


2 ボリュームは少なめ?

これも好みだが割とゆっくりプレイしてもプレイ時間は7時間ほどだった。悪いという訳では無いが約7000円帯のビジュアルノベルにしてはボリュームが少なかったなという感想だ。ただグダる展開はあまりなく、するすると読めるストーリーだったのでその分はやく感じたのかなという可能性ある。


3 若干かゆい所に手が届かない

深菜と蘭は最後親友となる訳だがストーリー全体を通して蘭の弱味が弱い。個人的に深菜と蘭には蘭の弱いところ、解決してない部分を出してぶつかって欲しかったなと感じた。ようは蘭は問題
をあらかた過去で解決してしまっていて2人のぶつかり合いで成長というより深菜の成長オンリーになっちゃったなと感じた。

4 個人的にそれいる?ってシーンがあった(読み込みが足りない可能性あり)

美智子のギターいる?見落としてる可能性はあるけどいきなり弾き出して焦ってしまった。理由が欲しかったなあと。あと蘭の恩人紗波さんが登場するのだが別に来なくてよかったなと感じてしまった。一日で帰宅したからよけいに。蘭と深菜のぶつかり合いで答えを見つけて欲しかったなと感じた。まあここは好みの部分もかなり大きいだろう。



良かった点


1 物語が良かった

上で最大瞬間風速は無いと書いておいて何言ってるんだと思われるかもしれないが物語が良かったと感じた。最大瞬間風速が無かっただけで見せ場はあったし全体の構成は良かったと感じた。深菜はペンションに救われここだけが自分の居場所だと決めつけ始める。ただそれは逃げだと。色々葛藤し蘭も別れの言葉をいつ言うか悩み最後の日を迎える....ここで良いなと思ったのは紗波と蘭がたどった最後とは違った最後を蘭は選択したこと。蘭は家に帰ったあとそれでも助けたいと思ったらまた会いたいと思ったらそれはそれで良いと言ったの(意訳)。紗波さんが聞いたら若干怒りそうだがこれはこれで良いと感じた。紗波さんの言いたかったことは自分の向かう場所は自分で決めろ。わざわざ深菜を傷付ける選択肢を取らなかったのだ。
実際蘭も似たようなことを言っている。

この結末は蘭自身が選んだ選択でありこれを否定されるいわれは無い。
この後夏祭りで百合百合して読者をホッコリさせたあとラストシーンになる訳だが個人的にここも好きなポイントがあった。深菜がひまりにペンションを継がせてくださいとお願いするまえにひまり自身が「ここ継ぐからね」と言っていたのだ

ここは良いよねえ...美智子自身あれ程頑固だったのにひまりの純度100パーセントの宣言に動かされたのだ。自分のむかう場所は自分で決める。まあ美智子に拒絶する理由は見つからんよね...
このあとひまりがどうしてもどうしようもなくなったら助けてくれる?と蘭と深菜に聞くわけだがここもかなり良い。ここで産まれた助けたいという気持ちは前向きな助けたいだろう。この後は卒業式に繋がるわけだがここにも良いなと思うシーンがあった。

話の本筋とは逸れるが深菜の友達観はどちらかというと依存に近い傾向にあった。それは信頼関係が結べてなかったからだ。私が友達と思っていてもあなたはそう思ってないかもしれない...過去のトラウマからそうなってしまったのだろう。だけど深菜はペンションで信頼を見つけた。自分のことを理解してくれる人がいる。この事実は深菜の今後に大きく影響するだろう。自分のことをわかってくれない人達がいてもいい。だって自分の居場所はもうあるのだから。そして最後の別れのシーンに繋がる。

いやいいよね。「深菜も私の友達でいてね!」がとても良い。このワードに蘭にとって深菜がどういう存在なのかわかる。
ここまでうだうだ書いといて実は1番好きなシーンはまだ書いていない。私がeverlasting flowersで1番好きだったシーンは深菜と蘭の喧嘩シーンだ。深菜の理想論、身勝手な物言いに蘭がキレて深菜に言ってはいけないことを言ってしまう訳だが...信頼関係はなくなりどう修復するのかという問いに対しての答えが「ごめんなさい」なんですよね。これは素晴らしい。私自身の思想と似てたから良かったと感じているのかもしれないが悪いことをしたと思ったら。間違ったことをしたと思ったら。「ごめんなさい」でいいんだ。だってたとえ許されなくても「ごめんなさい」このシンプルな言葉は純度100パーセントの気持ちな訳だ。うだうだ余白をつけて謝罪をするより何億倍も大好きだ。

2 イラストと音楽が良い

1でほとんど良いところを書ききった感はあるがとにかくイラストが良い!透明感があり見ててドキドキするんだ...

いやマジでね。とんでもない数ある。何枚あるんだよって感じだ。音楽も読んでてノイズにならないように作られてるなと感じた。



まとめ


7000円にしてはボリュームが薄いと書いたがそれは7000円払う価値がないという話ではない。物語の質。音楽。イラストの数。全てを加味したら余裕で払える。もっと払える値段と言える。
また悪い点を見て不快になった人がいたのなら申し訳ない。まあでも悪い点がないノベルゲーなんて無いと思っているスタンスで悪い点で触れた「それいる?」なんて野暮と言えば野暮だ。「シュタゲのアキバの大会いる?」「サクラノ詩の1章余計なシーン多くない?」「シロナガス島の水着シナリオいる?」だとか野暮だ!ダイパを求めた先に良い未来はない!余白を楽しむ!範馬勇次郎も言ってます!

あと

終わり良ければ全てヨシ!

次の記事はサクラノ刻かCROSSCHANNELになるかな。わからない。書きたいものがあったら書くかもしれない。またお会いしましょう!

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