土鍋でご飯はどこまで雑に炊けるか
勝手に始めたMac復活祈願の毎日note更新3日目、たまには役に立ちそうなそうでもなさそうな記事を書きたいと思う。
私は普段鍋でご飯を炊いている。
炊飯器もあるのだが、個人的に鍋の方が楽&早いので炊飯器はほぼ使っていない。
鍋でご飯を炊くというと難しそうに思われることもあるが「普通に食べられる程度」の仕上がりでよければこれが全く難しくない上に炊飯器より断然早い(うちの炊飯器の場合)のである。
雑に炊く時のポイントは2つ、「保温性の高い鍋を使うこと」と「10分でいいから吸水時間をとること」。
鍋は土鍋でもいいし、洗うときに手が疲れる系の重い鍋なら何でもいい。
私は土鍋とル・クルーゼを使い回している。(1つだと使いたい時に洗えていないことがあるので…)
【工程1】米を洗って吸水させる
私は無洗米を使っているので洗わないのだが、普通に洗う場合は炊飯器で炊くのと同じように洗う。
よくザルで洗って水をきると書いているのを見るが、そのまま鍋で洗ってもザルでもどっちでもいい。
水の量は米1合に対して200ml強。
私はいつも米3合にざっくり3カップの水を入れたあと〜50mlぐらい気分で足している。(無洗米なので水を入れてからぐるっとかき混ぜる)
無洗米ではなく米を洗う場合は多少水が残っていると思うので、洗ったあと普通に1合/200ml入れるぐらいでいいのではないかと思う。
吸水時間は時間があるなら30分以上とってもいいが、とりあえず10分とれば食べられる程度の仕上がりになる。
試しに実験したところ、
・吸水時間ゼロ、水を入れた瞬間に火にかけた場合
→さすがにちょっと芯がある(ただし食べられる)
・吸水時間5分の場合
→やや固さが気になるがまぁ食べられる(時間が究極になければこれもアリ)
・吸水時間10分の場合
→普通に食べられる
という感じだった。
余裕があるならもう少し長く吸水させた方が確実ではあると思う。
【工程2】沸騰するまで強火にかける
よく「中からクツクツ音がしてきたら…」なんて言うが、初めて鍋でご飯を炊いた時「この音?…違う?この音か?じゃあさっきの音は…?クツクツ…クツクツ…クツ……」と鍋の横で耳を澄ませて選ばれし者にだけ聞こえる幻の米の声を聞く人になった。
選ばれなかったが。
ここで凡人にも確実にできる沸騰を見分ける方法をお伝えしたいと思う。
フタを開けて中を見る。
そう、フタを開けていいのだ。
「赤子が泣いてもフタとるな」とか言うので爆発でもしない限り触れてはいけないような禁忌を感じるが、大丈夫だ開けていい。信じてくれ。開けても炊ける。
そして沸騰してグツグツ泡が出るぐらいになったら弱火にする。
吸水時間が短かった場合はここで吹きこぼれ寸前ぐらいまで長めに強火にしておいた方がご飯が柔らかくなる気がしているのだが、気のせいかもしれない。
ちなみに火にかけたまま忘れて吹きこぼれさせたことが何度もあるが、普通に炊ける。(ただし底の方が少し焦げるかもしれない)
吹きこぼれた時もそのまま弱火に移行すればそのうち吹きこぼれは収まる。
鍋の周りはベッチャベチャになるが大丈夫だ。
普通に炊ける。
【工程3】最弱火にして10分炊く
ここからはフタを開けてはいけない。
沸騰を確認するまでは開けてもいいが、弱火にした後は炊き上がるまでフタは開けない。
弱火で炊くのは10分だが、ここですっかり忘れて炊き続けたことが何度もある。倍の20分以上過ぎていたことも一度や二度ではない。
大丈夫、それでも炊ける。(ただし底の方が少し焦げ以下略)
【工程4】火を止めて10分蒸らす
まだフタは開けない。
火を止めたらそのまま10分待つ。
そして時間が経ったら全体を混ぜて出来上がりである。
うっかり20分ぐらい放置しても全然問題ないが、以前混ぜないまま2時間ぐらいそのままにしてしまった時はさすがにちょっと口当たりが悪くなってしまったので一応気をつけてほしい。(そんなに忘れる人あんまりいないとは思うが)
前工程の弱火がうっかり長くなった場合はここの蒸らし時間を短くしてもいいと思う。
以上が鍋でご飯を炊く時の雑さの限界(個人的見解)である。
美味しく炊きたい時は間違ってもこれを参考にしてはいけないが、普通に食べられる程度で良ければこのぐらい適当でもそれなりに炊ける。
最後にひとつだけ、鍋に対してご飯の量が多すぎるとはちゃめちゃに吹きこぼれるので注意が必要である。
でも大丈夫。たぶんそれでも食べられる。
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昨日の記事を購入してくださった方ありがとうございました。
あまり大っぴらにするのもな…という内容だったので有料にしてしまったんですが、思ったより読んでくださっている方がいてびっくり&嬉しかったです!