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9月21日(土)

名古屋市 白壁周辺
文化のみち二葉館
文化のみち橦木館
名古屋市市政資料館

◇◇◇

休日を利用して、名古屋へ。
所用を済ませ、歴史的建造物が集まっている、白壁周辺を散策してみました。

参考資料。地図も載っています。

「文化のみち二葉館(国登録有形文化財(一部)景観重要建造物)は、日本の女優第一号である川上貞奴が、大正時代に電力王と呼ばれた福沢桃介と暮らした邸宅。二葉御殿と呼ばれた和洋折衷の豪華な建物は、当時の財界人や文化人のサロンとして利用された。」(名古屋市観光文化交流局 歴史まちづくり推進室発行の資料より引用。以下同じ。)
たいへん豪華な、豪勢な建物で、調度品も目を引くものがいっぱいありました。

文化のみち二葉館
https://www.nagoya-info.jp/spot/detail/32/

川上貞奴さんは、アメリカやヨーロッパでも活躍されたそうで、まさに時代の先駆者。ピカソも魅了した女優!貞奴さんのお着物や三味線なども展示されていました。
入館料は200円とお安く、文化のみち橦木館と2軒入れる共通チケットは320円でした!
市民の方に、貸室も行われていて、ステンドグラスの作品展が開催されていました✨

「文化のみち橦木館(指定有形文化財、景観重要建造物)は、陶磁器商として活躍した井元為三郎が、大正末期から昭和初期にかけて建てた邸宅。約600坪の武家屋敷の敷地割に、和館、洋館、東西2棟の蔵、茶室、庭園が残されている。」

橦木館

こちらもまた、豪商の邸宅ということで、たいへん立派なお屋敷でした。台所周辺が、わりとそのまま残っている感じで、大きなアメリカ製の冷蔵庫など、人が暮らしていたことの残像が感じられ、面白かったです。
お庭も凝っていて、カフェも併設、ゆっくり歴史浪漫にひたれる場所。こちらも貸室をしていて、書道と盆栽のアーチストの作品展が開催されていました。

文化のみち橦木館
https://www.nagoya-info.jp/spot/detail/37/

「名古屋市市政資料館(重要文化財)は、約60年の間、裁判所等として活用されてきた。地震の被害が顕著な日本において、最後の大規模なレンガ作りの建物の1つだとも言われている。」
旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎。大正11年(1922年)に建設された、いわば裁判所で、中部地方における司法の中心として60年近く機能していました。留置場も、法廷も、会議室も、いろいろ見学できるようになっていて、こちらもまた貸館業務をされていました。偶々、パナソニックのOBの方の組織、松愛会の写真クラブの方が写真の作品展示をされていて、名古屋でパナソニックの方との出会い、嬉しいびっくりご縁でした。歴史ある重厚な裁判書の建物、NHKの朝ドラ『虎に翼』のロケにも使われたそうです。

他にも歴史ある建物がたくさんありました。ビジネスで財を成した方の私邸も多く、公共施設も立派。この地域一帯が尾張徳川家の影響を受け継ぎ、歴史的背景を持って重厚な文化が築かれた土地柄、と感じました。

率直な感想、私見を述べますと、どの建物も、まず建築物としての魅力が高く、内装や調度品も美しい、展示物が充実していて博物館としても素敵で、さらに市民の方々の文化芸術作品(これもハイレベル)の発表の場として活用されていて、入館料は安い。(名古屋市市政資料館は入館無料)

他市を見学する時、何かしら門真市にも吸収できないか、良いところを真似できないかと、考えるのですが、残念ながら、今回ばかりは。
脈々とつないでこられた歴史の中で、生まれ育ち、紡がれ、築かれた芸術文化は、真似ができません。

明治〜大正〜昭和にタイムトリップできる白壁地区、おすすめいたします。


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