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とまりぎコラム vol.2:(父+こども)×2組=メリットだらけの父子旅!

こんにちは!
前回のコラム、ありがたいことにとっても好評でして、コラム第2弾をすぐさま企画しちゃいました♪

今回のインタビューは、父+子で利用してくれたおふたり。
二人の共通点は、「ファザーリングKOBE」 のメンバーです。

おふたりとの出会いのきっかけは、私が運営しているこどもみらい探求社主催のオンラインの習い事「おやこ保育園」に、じょうさんが参加してくれたのがきっかけ。
 
父親のコミュニティで活動している二人の視点から、今回のお泊まり会をどう捉えているのか、ざっくばらんに聞いてみました!


① おふたりの自己紹介。

(すくすく子育てなど、メディア出演もされた経験のある永山親子。神戸市の職員さんたちと子育て・働くについて話す企画を、私と共同で開催中◎)
(長田区の価値を伝えるべく、「for Cites」(都市体験のデザインスタジオ)を呼ぶなど、新しい風を吹かせているお方。ゲストハウスをやらないかと声をかけてくれた1人でもあります!)

では、本題へ早速いってみましょう!

② そもそも、父+子 2組旅をすることになった きっかけは?


オーナー 舞:以下 舞)今回2人に話しを聞きたいなと思ったのが、これから父+子の利用を増やしていけたらなと思っているからで。親としての学びもあるだろうし、これが流行ったら奥様たちへの時間のプレゼントにもなって一石二鳥だなと思っていて。とまりぎの推しプランにしたいんです!

(今回はzoomでインタビュしました!)

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Q. 今回の企画のきっかけは?

ゆうちゃん)僕が住んでいるのは、神戸市灘区の六甲道。ここは長田とは対照的なところなので、以前から長田=下町にはちょっと興味があったんですよね。せっかく泊まるんやったら僕と子どもだけではなく、より長田のことを知っているじょうさんと一緒に泊まれたらより面白いんだろうな…と思って誘いました!

舞)ちなみに、奥様はどんな反応だったんですか?
 
ゆうちゃん)好きにしたらって感じでした(笑)
 
舞)誰かとのお泊まりは、初めて?
 
ゆうちゃん)泊まり自体は2回目で。1回目は電車が見たい!という息子の願いを叶えるべく、2泊3日で東京へ。妻は電車には興味がなかったので、2人旅でした。なので、誰かと一緒というのは今回が初めてです。

じょうさん)僕も家族旅行の経験は何回かあるんですけど、2人だけでの泊まりは初めてで。仕事で長田に関わっていますが、泊まってみたいなとずっと思っていたので参加を決めました。
 
舞)ゆうちゃんが長田が気になっていたのは、どのポイントですか?

ゆうちゃん)とまりぎのインスタとか、長田に住んでいる人たちの日々の様子を見ていて、かなり地域を巻き込んで活動しているなという印象があって。人と人が繋がって、面白いことが起こっている空間って、どんな感じなんだろうと。
ただ、だからと言っていきなり自分が1人で行ってそこにたどり着けるかというと難しいだろうなと思ったので、関係性がもう既にある じょうさんと一緒に泊まればその空気感を感じられるんちゃうかなと思ったんです。 

(とまりぎを拠点とした地域活動:下町ぐらし研究所。インスタあります♪)

舞)我が子の子育てというよりは、仕事柄もあると思いますが地域コミュニティを体感してみたかったという方が大きかったってことですかね? 

ゆうちゃん)そうですね。でも実は、こどもがシャイな子なんで、彼にも体験してもらいたかったというのもあります。少しずつ親以外の大人とも関われるようになってきたんですけど、もっといろんな人と出会うことができれば得られるものがあるんちゃうかなと思って。 

③ 長田の町にある、不思議な開放感。

舞)なるほど。そんな子が丸五市場で裸になってたって言ってましたよね(笑)何かが解放されたのかしら。
 
ゆうちゃん)まさかでしたよ!(笑)テンション上がりすぎてました!!

(テンション上がり過ぎた現場はこちら! 丸後市場のめいりんにて。)

 じょうさん)はじめは距離感があって、うちの子と遊ばないと言って東急プラザの2階の方に行ってましたもんね(笑)

 舞)そんな子が、1日目の夜には上の服を脱いでハッスルするまでになったんですもんね(笑)  

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Q:新長田駅では帰りたい空気満載だったのに、どうして解放されていったと思いますか?

ゆうちゃん)正直あそこまで行くと思ってなかったんですけど…(笑)
多分、じょうさんのお子さんとの波長かなと。うちの息子は同じ年齢よりもちょっと下の子に対してはすごく積極的に話せるところがあって。徐々に慣れてきたことで、なんか解放されてきて。
さらに、丸五市場は特に、東南アジア感があるというか。好きなことしても何も言われない・自由にできるという空気があって、大人もなんかゆるんでしまう。そんなことも相まって、バッと解放されたのかなという気はしています。

舞)そうそう、なぜかあそこって、大人も解放される。緊張感なく、そのまんまでいられる。他の場所だと、だいたいいろんな制約がかかるから大人もストレスかかりますもんね。
あと、宿泊時に希望があれば町を案内しているんです。新長田の駅に待ち合わせして、一緒に歩いて大正筋商店街を通り、震災ミュージアムに行ったり、レトロな町並みを見たり。この駅から歩いてくるプロセスも “人をゆるめる” ために重要な要素だと思っているんですよね。 

ゆうちゃん)ちょうど鉄人広場でイベントが開催されていて、そこでじょうさんの子がかき氷を食べるのを見て、うちの子も「僕も食べたい」と言い出して。ちょっと離れたテーブルにそれぞれ座ったんですが、チラチラ見ながら意識してましたもんね(笑)

(震災復興と地域活性化のシンボルとしての期待を託し、作られた新長田の顔の1つ。)

じょうさん)そうですよね。その後に公園で遊んだのも良かったし。それでだいぶ打ち解けて、歩きながらさらに関係性を深めていった感じで。

④ 泊まってみて感じた、我が子と自分の変化。

舞)宿に来るまでに、そんな物語があったんですね〜。ここからは体験後のことを聞いていきたいと思います!

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Q:泊まってみて、我が子と自分自身に何か変化はありましたか?
 
じょうさん)保育園が2歳児までなのでいつもは最年長なのですが、今回は一緒にいたのが年上の子だったので彼にとってはとても新鮮で、いい経験だなと。
あとは、ゆうちゃんのこどもとの関わり方も学びになって。うちの子がぐずった時にすごいいい声かけをしてくれて、いつもよりぐずらずに持ち直していました。普段とは違う人が登場して、長い間時間を過ごしたからこそ見えた光景だったなと。

(誰かがいるからこそ、いつもと違うことが起こって、そこからの学びが豊か◎)

じょうさん)自分自身で言うと、長田の良さを堪能できました。夕飯に行った「めいりん」やスーパー銭湯「あぐろの湯」、モーニングで行った「こふく」と、宿泊したからこそ行けた場所もあって新鮮でした。
また、子連れだったからこそ体感できたこともあったと思います。はじめての親子2人旅で慣れてないので疲れもあったんですが、すごい楽しかったです。

舞)1回目は特に慣れてないから疲れますよね。でも、何度もくることでお互いに慣れて、楽さが出てくる。大変さの向こう側にある世界が。
 
じょうさん)本当にそう!泊まりじゃないけどクリスマスパーティーで、2回目の訪問時には、もう知ってるよ感満載で遊んでいました(笑)路地で遊んだり、チョークでお絵描きしたりすることもなかなかできないので、いいですよね。単純な遊びなのに、すごい盛り上がってテンション上がっていて。
 
舞)路地って強制的に人に会って、挨拶する環境なのでそれも重要だなと思っています。お仕事柄、お二人は地域の人と関わることがあると思いますが、普通はあまりないですもんね。

(喫茶店も子連れで行けるので、彼らにとっては少し大人の気分を味わえてるのかもしれない!)

 ゆうちゃん)息子の性格的に初めて一緒に泊まるのは難しいかもしれないと思っていましたが、そんなことは全然なくて、こんなにも楽しめるんだなと。他の子と泊まると今回とは違った我が子の発見もあるだろうなと。それも楽しみです。
あとは1日だけやったけど、この子なりにすごく大きな成長をしたんだなって感じられて嬉しかったです。普段は抱っこやベビーカーに乗る事が多く、なかなか自力で歩き切ることはないんですが、今回は違った。
帰宅後に妻も「なんかすごく成長したね!」と言っていました。 

舞)それはめちゃくちゃ嬉しい!誰かが泊まりに来るからこそ感じられる喜び。

ゆうちゃん)あと自分自身では、久しぶりのバーでお酒を飲めたこと。こどもができてから、コロナもあって、今までそういう機会がなくて。
寝かしつけ後に奥さんと飲むことはあっても、他の人と飲むってのが久々で。懐かしいっていうか、こういう時間もいいなと。もともと飲むのもめっちゃ好きだし、家族以外の人との何気ない会話がいい。
オーナーの浩基さんともゆっくり話せて、子育てや仕事に対する意識を聞けて、学びにもなりました。バーがある事で、男親でもすごい居心地のいい場所やったなって。
 
舞)親になるとなかなかバーって行かないですよね。ちょっとおしゃれな空間で、こどもと一緒にご飯が食べれるだけでハッピーになる。Well-beingってやつですね。
とまりぎの周りにはいろんな銭湯もあるし、本当に楽ちん。大人も自分のやりたい!が叶えられるんですよね。子育て支援とはまた違って、自分のご機嫌を取る感じ。
あとは、父+子で行きやすい場所って、結構限られてくる気がしていて。公園や動物園、遊園地とか、元気な場所って感じで。日常ではないけど、それに近い形でゆっくりすることで見えてくる我が子への発見やパパ同士でおしゃべりして癒されるってあまりないよなと。だからこそ、父+子でこの宿で過ごす、日常と非日常の間にある、なんてない時間をお勧めしたいなと思ってるんです!

(とまりぎに宿泊すると、こどもがいてもいなくても、いつもと変わらない日常の中にあるしあわせに気づく人も多くいるんです!)

 じょうさん)確かに。めちゃくちゃアミューズメントな感じが多いですよね。一緒に楽しむ!みたいな。そう言うのもいいけれど、もう少し生活に近いというか、旅行と生活の間を味わうってすごく大事だなと。銭湯もだし、外食だってなかなか行けないので、こういう経験を親一人でやるということ自体が父親としても一歩成長できる部分だなと思いました。他の親子もいるからこそできる経験もあるし。

 ゆうちゃん)結構、じょうさんと同じようなことを思っていました。父親1人でこどもを見ることって、意外と経験している人が少ない気もしていて。きっと、どうしたらいいんだろうと戸惑っている人もいると思うんです。そんな中でとまりぎに泊まることによって、お試しができる。1人でやってみるのでもいいし、不安であれば僕みたいにパパ友を誘う。宿の隣には、池田家も住んでいるし。親としての経験値を積めるという意味でも、この場所を使う価値はすごくあることなんかなと思います。
じょうさんもおっしゃったみたいに、父子だけでの外食も結構ハードル高くてストレスじゃないですか。

 舞)私も下の子がじっとしてないので、超ストレスですよ!!!!

ゆうちゃん)そうですよね。長田でなんとかできた!という経験があれば、父親としての喜びや自信になる。そして、これを普段からやってくれている妻に心からありがとうと感謝できる。そういう意味でも、やってみてほしいなと思います。

舞)一緒に来る人が誰もいなかったら、うちの夫と息子が参戦しますし!父+子のお泊りデイとかしてみようかな。自分の経験値アップでも、我が子の成長を見たい!でも、奥さんへの日頃の感謝の思いを込めて一人時間をプレゼントでもいいし◎
心配な人がいたら、私が保育士なんで奥様に説明します!(笑) 

ゆうちゃん)それ、めっちゃ安心感ある!しかも、長田でスモールステップ的に父+子の旅体験できれば、きっと他の場所にだって行けるようになる。僕の知り合いの人に、何回も父子での国内旅行を重ねて、つい最近には海外も行った方もいます。 

舞)ここが父子旅の第1弾って嬉しいな。しかも海外っぽいからね、この町。

⑤ 自分だけで子育てしないからこそ、感じられるメリット。

(下町ぐらし研究所の畑活部はこどもたちが主体。そこに我が子も入れてもらって、親がいなくとも土いじりにいくくらい、町の兄・姉が大好きな息子!)

舞)よく聞かれるのですが、なんで2人も子育てしているのにそんなにパワフルなの?と聞かれます。それは自分1人で・一家族で子育てしてないからなんですよね。
普段、周りの人を頼り・頼られる関係性があるからこそ、自分らしく仕事も子育ても楽しみながら生きられている。人の力を借りるメリットを、もっと親御さんに感じてもらえたらいいなと思っているんです。
そこで、こんな質問を最後に。

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Q:人を頼ることに対して、どう感じていますか?
 
ゆうちゃん)子育てももちろんですが、仕事も、人の力を借りてやるってことがすごい大事ですよね。人に頼らないとやっぱり回らない。なんでそこの辺も子育てで頼るってことは、仕事で周りにも頼るってことにも通ずるとこがあるのでその辺なんか伝えられたらすごくいいなって思います。自分だけではどうにもできないですからね、本当に…。
 
舞)私の性格的なもの(大雑把)もあると思うんですが、一番は人を頼るメリットを知っているからだと思っていて。
保育士として現場にいた時に、こども同士や他の先生との関係性の中で自分たちで育っていくこどもの姿を見せてもらいました。自分だけでやらない方が、実は世界が広がる・選択肢が広がるんだなと。asobi基地の活動でもそう。好きなことをしている大人に任せた方が絶対にいい!
 
じょうさん)それ、めちゃくちゃあると思います!誰かが一緒にいて、ちょっと余白ができて、我が子を客観視できるだけで、普段と違う面も見える。それってすごくいいことなんだなって、体感して思いました。

(二人で仲良くお絵描きして、消すところまで◎)

 ゆうちゃん)子育ての中でどう頼るのかもですが、頼り上手が仕事にもいきるんだぞ!ということも伝えたいですよね。 

舞)それ、みんなで伝えていきましょう!!頼ることの価値が伝われば、こどもも経験が増え、親もゆとりができる。夫婦関係にも関わるし、家族の空気にも関わるし。家の居心地がいいと、仕事のモチベーションやパフォーマンスもあがるし。いいことづくし!
その体験アトラクションとして、とまりぎでの下町暮らし体験に来てもらえたらなと思っているんですよ、というところで締めたいなと思います!

⑥ とまりぎサカヅキの今後について

舞)最後に毎回聞きたい質問があるんですが…

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Q:これからのとまりぎ&サカヅキに期待することはありますか?
 
じょうさん)月1カフェ マリアージュのような感じで、パパや親子にむけた企画が定期的にあったら嬉しいかもと思いました!ゆるやかにおしゃべりしたり、好きなものを飲んでリフレッシュしたり、子育てのことを勉強したり。ぜひ一緒にやりましょう!

ゆうちゃん)それ、めっちゃおもしろそう。
あとは将来子どもが欲しいと思っている新婚さんや、プレパパ・ママとつながれる機会がほしいですねぇ。どういったことを意識して、計画して、ライフキャリアを考えているのか聞きたい。少し若い世代の考えをじっくり聞いてみたいです!

舞)その企画、全部一緒にやりたい!
まだまだ話はつきませんが….この辺で。貴重なご意見・体験談をありがとうございました!
 
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⑦ 編集後記


いやぁ〜、今回もいい話ばかり。
めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、全部大事な言葉たちで載せちゃいました!
おふたりの話を聞いていて、「父+子の選択肢」が増えたら、もっと子育てしやすい社会になるんだろうと確信に近いものを感じました。

ということで、小さい1歩かもしれませんが、
とまりぎで選択肢を増やすためにも「パパ+子のお泊まりデイ」を開催します!
池田家の父+子との交流あり!
銭湯に行ったり、ローカルフードの食べ歩き、バーサカヅキでのパパトーク等、2日なのに盛り沢山なコンテンツになることでしょう◎
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日時:2024年6/8(土)・9(日)
   11:30 とまりぎ集合 / 11:00 解散
費用:大人6,000円+未就学児0円・小学生1000円
            ※飲食代・交通費は別
募集人数:2組(先着順)
お申し込み方法:インスタグラムからのDM
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