BASSは全てを支配する
どもっす。今日はベースの話。
元々バンド人生の半分はベースボーカルでした。あの頃はライブめちゃくちゃやってたからいまだにベース弾いてたライブの方が人生で多いんじゃなかろうか。
成り行きでズルズルとベースボーカルだったのでベースと言うものにちゃんと向き合うようになったのはベースボーカル期の後半くらいだったろうか。
アンサンブルでのベースの役割、音の重心。トーン。
その頃からバンド全体をよく見るようになった。今までは弾きながら歌うことだけに集中してたから。
ギターがこうだからこう弾いた方がいいか、ドラムがこうだから必ずしもバスドラ意識しなくてもいいか、とか。
ギターになった今でもそれがなんか生きてる気がする。
なんか、俯瞰してみてる感覚。
今はサポートでベース弾いたり、録音でベース録ったり。
純粋にベーシストとして楽しんでます。
単純にベーシストとして向き合うようになってからはほんとベースが、バンドを支配するなぁと感じてます。ベースの良し悪しで、全て決まっちまうなと。
良し悪しというのはフレーズを入れるセンスというよりは、
アンサンブルの中でどれだけの音量感で存在できるか
これが全てなんじゃない?と。
デカすぎてもダメだし、小さかったらほんとバンドのダイナミズムがダメダメになるし。
ギターと溶け合い、ドラムと絡んで低音出しつつ、歌い手の音程の指針になる。
このバランスをその場その場の中音で正解出せるのがベースマンだなぁと…
その点うちのバンド、路傍の空のベースは生粋のベースマン。彼ほど歌いやすいベーシストとは組んだ事がない。
自分のギター聞こえなくてもベース聞こえれば何も問題はないし、ベースとドラムが鳴ってれば、バンドのアンサンブル的に一定のラインを担保できてるとわかるので安心してやれるのです。
ほんと、ベースはバンドの支配者なのだとベース弾くたびに実感する。
それ故にめちゃくちゃ難しいというか、同じ弦楽器でもギターとは違うスキルセットが必要になるなぁと。
立ち位置とか、視点とか、思考とか、そんな能力が必要よね。