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会計の世界史を読んで思うこと

会計の世界史
田中靖浩(著)

会計・決算・帳簿などの単語に苦手意識があるので、楽しく勉強できるではないかと考えて読みました。試験習得前にまずは歴史を学ぼうと思い、楽しく読ましたが、残念ながら私の場合、資格勉強にはあまり役立たなかったようでした。

本に書かれていること

会計の歴史を、世界史と美術史と合わせて説明されています。また簿記、会計、ファイナンスと会計の全体が書かれています。登場人物の気持ちを代弁して面白く書かれているので、用語の難しさはあれど面白く読めます。難しいところは所々読み飛ばしてしまいました。だから資格が取れなかったのかもしれません。

筆者が意識したこと

会計と歴史をエピソード満載に組み合わせ、楽しい物語をつくる。エンターテイメントとして、会計の全体像を、歴史とともに楽しく学んでほしい。歴史を学ぶことで、ものごとが普遍的・絶対的なものではないと知ることができる。会計も同じで、守るべきところは守り、変えるべきところは変えられる。そのきっかけに本書が役に立ってほしい。

読んでのまとめスケッチ

気づきと感想

「会計エンタテイメント」爆誕‼︎と帯に書かれたいたので楽しく学べると思って買って、実際に面白かったので良いのですが、会計だけでなく世界史も別に得意でもなく、理系の自分にはむしろ苦手な分野だったことに気づきました。とはいえ、会計も世界史も苦手な自分でも「会計の世界史」は面白く読めました。

学ぶことはできましたが、世界史とつなげてイメージすることがよくできなかったため、個人史でイメージしてみました。「自分のため」の会計から「他人のため」の会計に変わるのも、独身から結婚して、固定資産とかを経験すると、意外と想像しやすく、受け入れられました。我が家の二重の委任関係(お小遣い制)はそれほど強固な仕組みではありませんが、管理会計とファイナンスをこれから我が家は意識していくタイミングなんだなと思いました。

筆者の場合は、世界史と美術に造詣がふかく、それを会計と繋げることでうまく整理されていました。人それぞれに自分の詳しいことや好きなことがあると思うので、それを物事にうまくリンクさせて考える手法は有効だとわかりました。
それにしても会計用語は覚えづらいです。


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