No10 鉄骨関係
こんばんは。
いけだすです。
1級建築施工管理技士試験合格に向けて
過去5年間の過去問から
毎日1分野ずつ「要約」したものを
投稿していきます。
今日のテーマは
「鉄骨関係」
です。
①H型綱
1)H型鋼のフランジ及びウェブのの幅厚比が大きくなると
相対的に相対的に板の厚さが薄くなる。
圧縮材は部材としての耐力を発揮する前に局部座屈を
生じやすくなる。
2)H型鋼梁は、荷重や外力に対し、ウェブがせん断力を負担する。
3)中間スチフナは、梁の材軸と直角方向に配置し、主として、ウェブ
プレートのせん断座屈補強として用いられる。
4)梁の材料をSN400AからSN400Bに変えても、断面と荷重条件が
同一なら、梁のたわみ量は同一である。
②角形鋼管柱
1)ダイヤフラムは、梁と柱の相互で曲げ応力を伝達できるように配置
する鉄骨プレート。
せいの異なる梁を1本の柱に取り付ける場合等に用いられる。
2)ダイヤフラム(内ダイヤフラムと通しダイヤフラム)
内ダイヤフラムは柱の板材を挟んで梁のフランジと柱内部のダイヤフ
ラムが取り付くタイプ
通しダイヤフラムは、切断された柱がダイヤフラムを挟んで取りつく
タイプであり、角形鋼管柱の仕口部に多用されている。
③ボルト接合
1)普通ボルト接合
普通ボルト接合の場合、部材に引張力が作用すると、接合部に
すれが生じ、ボルトと綱板が支圧力で支持する為、ボルト孔周辺
に応力が集中する。
2)高力ボルト接合
高力ボルトによる摩擦接合の場合、ボルトの支圧力ではなく、
添え板(スプライスプレート)の摩擦力でで支持する為、普通
ボルト接合に比べ、ボルト孔周辺の応力は小さくなる。
3)構造耐力上、主要な部分に普通ボルト接合を用いる場合、
延べ床面積 3,000㎡以下
軒高 9m以下
はり間 13m以下
の規模等による制限がある。
4)高力ボルト摩擦接合におけるボルト相互間の中心距離は、
公称軸径の2.5倍以上とする。
5)引張材の接合を、高力ボルト摩擦接合とする場合は、母材の
ボルト孔による欠損を無視して、引張応力度を計算すること
はできない。断面欠損を除いたものを、引張材の有効断面積
とする。
④構造
1)鉄骨造におけるトラス構造の接点は、構造計算上、全てピン接合
として扱う。
2)材端の移動が拘束され、材長が同じ場合、両端固定材の座屈長さ
は両端ピン支持材の座屈長さより短い。
3)引張力を負担する筋交いの接合部の破断体力は筋交いの軸部の
降伏体力以上になるようにする。
⑤柱脚
1)柱脚には、露出柱脚・根巻き柱脚・埋め込み型柱脚がある。
柱脚の固定度(回転拘束)の大小関係
露出柱脚 < 根巻き柱脚 < 埋め込み型柱脚
露出柱脚より根巻き柱脚の方が大きな回転拘束力をもつ。
⑥溶接関係
1)完全溶け込み溶接によるT継手の余盛は、溶接部近傍の
応力集中を緩和する上で重要である。
2)溶接と高力ボルトを併用する継手で、溶接を後に行う場合
両方の許容耐力を加算できる
3)溶接継ぎ目ののど断面に対する、長期許容せん断応力度は
溶接継ぎ目の形式に関わらず、同じである。
4)片面溶接による部分溶け込み溶接は、継ぎ目のルート部に、
曲げまたは、荷重の偏心による負荷曲げによって生じる引張
応力が作用する箇所に用いることはできない。
(出題年度)
令和元年、平成30年、平成29年、平成28年、平成27年
過去5年、毎年出題されています。
必ず出題されるので要チェックです。
要点を読んだ上で、関係する過去問を毎日解くことで
効率よく勉強ができます。
今日はここまで。
また明日。