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【山で神様と出会いました】〜自分の人生は自分で決める〜

こんな人が書いてます

こんにちは♪僕は、36歳で教員を辞めて、村を創っている池ちゃんです。

【自己紹介】

池田豊教(いけだとよのり)

群馬県在住/39歳/4人家族(妻と息子2人)
アーティスト(ドラム)/元公立学校教員10年
2021年4月よりフリーランスに転向
『エネルギーワークセミナー』を開講し、生き方の本質を学ぶ空間を創りながら、受講生同士の才能を活かし合う共創の場としてのサロンも運営
魂が裸になれる空間を創るためにイベント「村フェス」を開催しながら、仲間づくり村創りをしている

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今回の記事は、僕がまだ教員だった頃のお話。
教員を辞めると決め、辞表を出したけれども、毎日悶々と過ごしていた時のことだ。

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人生は山あり谷ありと言うけれど、いったいいつ目の前の霧が晴れるんだろう…と迷走中でございます。


まあ、人生のこの時点で迷走するという脚本を書いているのは紛れもなく自分ですが。はい。自分でこのストーリーを作っている。つまり人生は、自作自演なんです。

だから、逆に言えば人生脚本はいつでも書き換えができる。ということです。


そんなある日、家から車で10分くらいの公園に行きました。山の中にあり、広大な芝生があり、遊具や、山道エリアなどがある大きな公園です。

初めに芝生を裸足で歩きました。これは、アーシングといって体の中に溜まったマイナスのエネルギーを浄化する効果があるそうです。足の裏は第二の脳とも言われます。芝生のチクチクした感触と、地球の大地を踏みしめている感覚をしっかりと感じながら歩きました。ちなみに靴を履いていると絶縁体みたいになってしまいエネルギーは流れていかないそうです。



その後1時間かけて芝生に寝っ転がって、広い空を眺めながら頭の中を真っ白にしました。ふつふつと思い出されるさまざまな思い出のこと。お世話になった人の顔。今の職場のこと。生徒たちの顔。自分の将来。未来の世界。色んなことが浮かんできては、通り過ぎていきます。

潜在意識との対話です。僕の中にあるものしか頭の中には出てきません。そしてふと、木陰になってくれていた木を見たのです。常緑樹でした。葉っぱは青い葉っぱもあれば、枯れて赤くなっているものもありました。沢山の葉を見て、「人間と同じだ」と思いました。生まれて、大きくなって、いつかは死んでいく。それが沢山あって、それぞれの(枝)コミュニティがあって、風で揺れて擦れたり、寄り添ったりしている。だから、木は地球を表していると感じました。

ふと、強い風が吹いた時一枚の枯れた葉が木からゆらゆらと落ちていきました。「人の死」を見ているかのようでした。でも、地面には他にも枯れた葉が沢山ありました。この葉っぱもいつか大地に溶け込み、木の根本の地面に吸収される。そしたら栄養になり、新たな枝や木の成長にとって必要な存在となるのだ。地面は宇宙。そう考えると、地面には直接寝っ転がっている自分が、地球にピッタリとくっついていることに、不思議と温かい気持ちになってきた。

立ち上がって、今まで歩いたことのない山道エリアに行ってみた。全長4キロ。階段などはあるものの、人一人がギリギリ渡れる細い山道は息が上がった。様々な木が鬱蒼と生えている山道。一本一本の木が惑星ならば、ここは広大な宇宙だ。今、僕は宇宙空間を旅している。ふと、一歩一歩踏みしめながら、色んな人の顔が浮かんできて、その一歩ごとに心の中で「ありがとう」と呟いていた。

10.100.1000...こんなに知り合いいたんだと思うくらい、色んな人が頭に出てきた。5000を超えたあたりで、階段の一本道の向こう側に人が歩いているのが見えた。初めての人だ。背は180cmくらいの大きなお爺さん。太い木の枝を杖にして両手に握りしめ、こちらに向かって歩いてくる。

あと10mというところで、避けようとして道を空け、「こんにちは」と声をかけたら、お爺さんも「こんにちは、初めてかい?」と声をかけてくれた。

ここから、時間にして約1時間。僕とお爺さんは話すこととなった。それは、誰かがぴったりそこで二人が出会うように決めていたかのようだった。

お爺さんは、もう少しで85歳。地元で知らない人はいないくらい有名な経営者だった。(僕は知りませんでした。)銀行マン、不動産、販売業、飲食業など様々な経験をされて現在は、貸しビルと息子さんが経営するフランス料理店の経営の手伝いをしているそうだ。40歳までお兄さんの会社の専務だったが、その年に独立を決心。幼い頃から社長をやりたかった。自分で行動したかった。という信念を持っていたそうで、仕事が大好き。人に尽くし、人の役に立つことを一番に考えて生きてきた。もちろん最愛の奥さんやお子さんのことも大切にしてきた。そんな方と、こんな山で出会ったことに運命を感じないわけがない。僕は夢中でお爺さんの話を聞いていた。

そして、質問をした。
「自分で独立する時に、不安はなかったのですか」

すると、お爺さんは言った。

「そりゃああったさ。でも、とにかく仕事が好きでさ。人が1時間でやることを30分で質良くやり抜いてきた。これには自信がある。消費者も社員も、家族も銀行も、喜ぶことがしたくて思いついたことをずっとしてきた。未来に不安はあったよ。簡単にはうまくいかない。だけど、結果を求めるんじゃなくて、今できることに集中するんだ。そうすれば、お金や結果は必ずついてくる。真面目にやっていれば、絶対に周りの人は認めてくれる。経営で大切なのは人をまとめる力じゃない。人に信用されることをどれだけ心を込めてできるかだ。お兄さんまだ36歳?あはは(笑)大丈夫だよ!俺なんか40歳から始めたんだから。必ずうまくいくよ!だから、初めから大きなことをやろうとか、沢山売りあげようとか欲張るもんじゃない。まずは奥さんと二人の息子を養えるくらいでいい。大丈夫だから!(笑)」


お察しの通り、初めて会って、初めて話しているのにこの時点で僕は大号泣だったわけで、たまたま偶然会ったのではなくて、このお爺さんは、山の神様で、今の僕の状況を見て現れてくださったと思う方が、信じられた。


お爺さんは続けて、
「教育の醍醐味は、一生懸命育てた子たちが将来立派に成長した姿を見せてくれることだよな〜。今に集中して頑張りなさいよ。それから今度は奥さんと息子さんたちも一緒に山へ来るといい。奥さんの手を握ってやるんだ。男は少し前を歩いて、息子にも歩かせてやったらいい。(聞いていて、山道は人生そのもの。奥さんと歩きたいと思った。)困ったらまた、話そう。いつもこの山にいるから。お金や物はあげられないけど、言葉と心は渡せるから。

そう言って、山道の向こうへ消えていった。

どんなにお金を払っても、
どんなにSNSで呼びかけても、
このお爺さんと出会うことはなかっただろう。


僕は、自分の人生脚本の中で、成功する前に、あるいは飛び立つ前に高いハードルや、ものすごい足を引っ張ることがある!と思い込んでいる。いや、思い込んでいた!

だけど、本当のストーリーはそうじゃない。
周りには素敵な仲間たちが沢山いて、
喜んでくれる人がいて、
共に成長していくライバルや、
気にしてくれるメンターがいて、
困った時に頼ってくれる人がいて、
困った時に頼れる人たちがいて、
自分のことを愛してくれる人がいて、
心の底から愛する人がいて、



…………



もう幸せじゃないか。





そんなことも忘れて、
誰かのために役に立ちたいなんて
言ってた過去の自分も、

今抱きしめます。



そういう時があったから、
気づけたことがあるし、
出会えた仲間がいた。



言葉じゃ伝えきらないけど、
今ここに思う気持ちを言葉にするならば、



やっぱり、



『ありがとう』



です。


謙虚に、

自分らしく、

思いを乗せて、

人も自分も見つめて、

感じたことを行動に移して、

今に集中して貫き通してこそ、

二度とこない今を懸命に生きるということです。




最後まで読んでいただきありがとうございました。

執筆者池ちゃん

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