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【世界リレーに選手を送り出して感じた事】
創部2年目で突然、日本代表選手を抱えることになりました。
ちょうど昨夜、予選を通過し見事オリンピックと世界選手権の日本チームの出場権を勝ち取って非常に良い気分なので、ちょっと感じた事を書こうと思います。
1:2020年に陸上部創部して翌年に新卒でも採用。
2020年に1名の選手と1名の監督で陸上部を創部し2021年度に
縁があって新卒の選手を1名採用し選手2名体制で今年度のチーム運営を始めました。
と、チーム運営なんて言っても基本的には前年に採用した選手が全部やってくれるので僕は資金的な応援と会場に足を運び観戦している程度の状況で、監督と言っても名ばかりの状況でした。
そんな中、色々と縁があって200mを専門にする法政大学の樋口一馬選手が弊社に入社。
3月後半にウチの会社で走る事を決めたので、ユニフォームもできてない状況。
とりあえず4月までは大学所属なので4月に入ってからユニフォームは作ろうと本人と話をし、3月28日に宮崎であった世界リレーの選考会に出ると言うので大学最後の試合だね〜なんて言いつつ、送り出してみるとなんと結果は2位入賞。
入社早々、世界リレーの代表に選ばれて創部2年目にして代表選手がいるチームに!陸連からの派遣依頼書とか届いてすげーって感じ!
自社のユニフォームを着るより先に代表のユニフォームを着せられるというサプライズな入社の仕方をしてくれた彼の功績は大会での結果もさることながら僕の監督感と、チームのオーナー感を変えてしまいました。
そもそも、以前にnoteで書きましたが僕は以前に陸上競技と広告宣伝価値と言う壁に打ちのめされた経験があり、実際に会社の中に陸上部を抱える事に関しては少々実験的な部分もありました。
そんなこともありましたが2020年に幅跳びの選手として大学の後輩でもある深沢宏之選手が入社し、日本選手権やグランプリを周り、監督業の悦に浸っておりました。
(結構、クライアントとの会議の時に監督ネタって盛り上がるんです!)
2:運動部を持つって良い事沢山。
しかし、実際に部を持ってみると監督業の悦以外にも色々良いことがありました。そもそも社内に実業団を持つ目的は色々あると思います。
1:CSR、SDGs的な活動の象徴として。
2:事業シナジー的な目的。
3:広告やPRだったりファンの獲得。
などなど挙げられると思います。
そんな中で、よく問われるのが「費用対効果」だと思うのですが、現時点で僕が感じる所として、費用対効果で部を持つことってすっごく損だと思います。
うちは、野球やサッカーなどに比べるとイニシャルコストが抑えやすい陸上部というのもあるのかもしれないのですが、費用対効果を求めてチーム経営をやると正直何もできません。
そもそもスポーツの結果ってコミットできない中で、勝利を目指し進んでいくプロセスがとっても面白くて応援してあげたいのにそこに費用対効果を求めるとすっごく損だと思ってます。
事業としての雇用と部員としての雇用でまた違ってくるのかもしれませんが、事業としての雇用だと結構コストセンターとしてみられがちな気がします。
しかし、純粋に部員としての雇用で考えると本当に走るのが仕事になり、選手が頑張っていることが社員のモチベーションと誇りになってると思います。
今、まさに弊社の中でも社員に対して陸上部の活躍が良い刺激になっているのは間違い無いです。
3:社員が選手を応援し、選手は結果で応える良い関係。
しかし、このように支援される選手になるには社内での立ち位置と関係性が重要だと思います。会ったこともない選手がなんとなく社名をつけてるから応援するって今の時代なかなかないと思います。
副業もOKの企業が増え、帰属意識が薄れている昨今に実業団選手の応援って中々難しいですよね?でも、しっかり選手の見える化をすると応援に繋がっていき、結果として帰属意識や団結力、社内の熱量につながっていくと思います。
結構日本人ってそこ重要で、関係が見える対象は応援したりするもんだと感じてます。
どこにあるのかもよく知らないけど出身県だからと言って応援する甲子園なんかは良い例じゃないでしょうか?
また、リリースを出さずとも選手がいい成績を残すと必然的にメディアに社名と一緒に取り上げられますし、ファンもジャンジャンついてきます。
正直、陸上業界で弊社の名前は今回の代表選出で知ったけど、何をやってる会社かわからないって人多いと思います。
(デザインとか企画とかやってる会社なんですけど!!!)
でも、それで良いと思います。
まず、知ってもらうきっかけを作るのが難しいんですから!
しかも、ウチの会社なんて会社名にスポーツってつく訳でも無いし、みる人からするとよくわからない会社だと思います!だからこそ、調べてもらえるし興味を持ってもらえると思ってます。
最近、個の時代とか言われたりして会社の機運や帰属意識でお悩みのそこの社長!新たな領域でユーザーエクスペリエンスを構築したいそこの社長!
是非、1人からでも良いのでスポーツ選手を雇用してみてください。
結構、社内の雰囲気変わりますよ??
僕でよければ相談に乗るし、陸上選手であればたくさん紹介できますから
興味のある方は連絡ください!
待ってます!