離島DX!フリーランスチームの力で、人口700人の離島に、新しい観光客を生み出せるのか? #私の働き方実験#最終報告書
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実験の目的・背景
◆私の働き方(きっかけ)
2022年ランサーズの「離島DX」とう興味深いイベントに出会いました。このイベントを知った時に直ぐに、自分にも何か協力できないかなあ・・・と思いました。
それには理由がありました、この能古島中学校に自身の子供二人が越境入学でお世話になっていました、二人は二十歳を超えたばかりですがこの島の学校を選んで良かったと両親ともども感じています。恩返しというほどのこともありませんがお役に立てれば!と応募しました。
また私自身が離島いわゆる田舎出身だからこそ離島の抱える問題は多いのだろうということもことも想像はできましたし、フリーランスのクリエイターってどんな人たちだろう?知り合ってみたいと思ったことも応募の背景でした。今思えば何のスキルも経験もないままの私を参加に導いていただいたことにただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
◆フリーランスの人達に出会って
指定企画の「指定企画離島DX」は、リアルで知り合うクリエイターのみなさんの行動力と使命感に燃える!楽しむ!この意味を実感・理解できたことは刺激的でもありたいへん良い経験になりました。
プロボノ企画にもかかわらず毎回遠方から飛行機で乗り込む人、車を飛ばして現地参加する人、クリエイティブなことを実践する人たちにの行動力には驚かされました。
この企画はリアルな現場でのコミュニケーションを通した活動が多く、みなさんのスキルや人間力などを実感できました。年の差もありますが私自身これからの課題として、雑用なんでも係だろうと、もっと明るく楽しめるおっちゃんを目指さないといけないことを学びました。
活動内容
◆日本一Chillな能古島
10月28日の「能古島ワーケーションフェス」に向けた取り組みが本格化していく過程で、能古島の知名度アップとイベント情報のSNS配信が始まったり、またクラウドファンディングも立ち上がり「能古島DX」のワクワク度が上がっていきました。
キャンプ場のステージクリーンも苦労しましたが、その中心となるブロック塀がすばらしい「チルな人魚」のペイントアートで飾られる過程を見られたことも貴重な経験となりました。またキャンプ場の従業員のみなさんもペイントアートが進むにつれて関心度と好感度が増していったように思います。
◆11月28日ワーケーションフェス
全国から200名を超える参加者がこの能古島フェスに集まりました。
午前にはフラワーパークでのスマホフォト講座やそば打ち体験を楽しむ方たち、午後からはステージのペイントアートの最終仕上げをオープニングに行い、パネルディスカッションや様々なアーティストさんのPOPUPショップだったり、メンバーのみるきぃさんのシーグラスアクセサリー講座も開催されました。また会場内にはただいま人気の「テントサウナ」も設営され、多少肌寒い中サウナで熱くなった体で海へ飛び込む姿もビーチイベントならではでした。
あらためてこの能古島DXチームみなさんのイベント企画力と集客力に脅かされました、また参加者には私にまでも「すごい!イベント」「思ってた以上!」と言っていただいた方もおられて一員としてたいへん嬉しかったです。日本一チルな能古島が全国に発信されたと思います。
◆ビーチクリーン作戦
ワーケーションフェスに向けて計3度目のビーチクリーンを実施しました。
Vol.1のビーチゴミ回収作業
Vol.2の排水溝とテント固定土嚢袋
Vol.3のビーチゴミ回収と排水溝カバー
雑用なんでも係としてここは積極的に取り組みました、フェス前日にはラスボス的排水溝クリーンに頭を悩ませることになりましたが、従業員さんの機転で余っているビニールシートで覆い隠してしまおう!に賛同し二人で竹を切りサイズ調整などを行い、来場者が不快に感じるゴミ溜まりをみごと隠してしまうことができました。
小さいことでもやり遂げた喜びというものはあるんだと楽しく思えました。
◆ビーチヨガイベント
チルな島でビーチヨガを!
波打ち際が近い能古島キャンプ場は、さざ波の音を感じながら、青く抜けるような青空を見上げての「ビーチヨガ」には最高の場所でした。
太りすぎな私も参加しましたが、自然と一体感を感じるより体がいうこと聞かないことにビックリしてしまう始末、参加者のみなさんは講師の先生といっしょになって気持ちよさそうにビーチの波と風を感じていたように思います。
◆名産品開発
マーケティングチームリーダーと地元農家との打ち合わせを重ねてきました、廃棄される甘夏みかん数十tを商品化できるか?を課題に取り組んでいます。取り組みを始めた時期は甘夏の時期は終わっており、次年度へ向けた開発となります。
しかしよくある話ですがここでも若手農家のイノベーションに対する世代間の考え方のずれが存在していることがわかりました。それもこれもひっくるめて今回の取組とつながりを活かし、商品の製造からネーミングやパッケージデザイン、ルート開拓までDXチームで企画実行して、その商品が消費者の人気を集めればすばらしいことだと思います。
プロボノ企画は終了しましたが次年度へ向けて継続案件となればお手伝いさせていただきたい。
島民全体へ
◆公民館ヨガの実施
「ビーチヨガ」と別企画で「公民館ヨガ」と称して、住民が普段使いする公民館を利用して行うイベント開催を検討してきました。
公民館では地元のヨガ講師さんのもと定期的にヨガ体験を実施しているとの情報もあり、もともと興味をもっている方たちが居ることがわかり、11月12日に特別なイベント(ヨガ体験して焼き芋食べよう)として東京のヨガ講師の先生と公民館をオンラインでつないで実施されました。
私はこの日のイベントに参加できなくて残念でしたが、島民との直接的なつながりのイベントが盛会であったことに感謝しています。
まとめ
この能古島DX企画のチームに参加できたことで、地方が抱える多くの課題とそれを解決改善していくDX化のつながりと、それを推進していくクリエイターの能力とモチベーションを学べました。
このプロボノ実証実験を通して、将来的にクリエイターたちの行動力と発想が各地方の課題解決につながる結果を生み出し、ますますフリーランスの力が各地に活かされることを期待し、また自身もその取り組みに参画していこうと思いました。
新しい働き方を目指すことは、自由で活発で楽しい!を目指すものとして、若い世代だけではく、セカンドキャリアのシニアも共有できる課題に挑戦してもよいのではないかと思いました、「働かないおじさん」などと揶揄されないよう、どこかで何かに楽しく取り組んでいきます。
最後に、特に離島でリアルにお付き合いいただいたメンバーのみなさまに感謝を申し上げて最終報告とさせていただきます。
ありがとうございました。