耳搭載型スマートスピーカー(ワイヤレスイヤホン)「Google Pixel Buds」を2週間使ってみたので、好き勝手にレビューする
※本記事で使用している Google Pixel Buds は Google 社からご提供いただいています。
AirPods の本命対抗馬ともいえる、Google のワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds」。
Google さんの PR の一貫で1台いただくことになったため、実際に2週間ほどじっくり使ってレビューをしてみることにした。
イヤホンの話だが、音については門外漢なので触れない。
イヤホンなのに音質に触れずに何を語るの?という話だが、これはもはやイヤホンというより「耳搭載型スマートスピーカー」なので、そのあたりにフォーカスして語っていこうと思う。
コロンと丸く、かわいらしいデザイン
充電器を兼ねたイヤホンケースは、コロンと丸く、マットな質感。Pixel シリーズらしいポップでかわいらしいデザインに仕上がっている。
イヤホンはちょっと変わった形状になっていて、最初は装着方法が分からなかった。正しく装着すると、耳にフィットしている感覚があり、激しい運動しても落ちることはなさそうだ。付属のイヤーピースも3種類付属しているので、じぶんに合うものを選ぶことができる。
また、ノイズキャンセル機能はついていないため、つけていても外の音もすこし聞こえるようになっている。しかし、Pixel Buds には音量を環境にあわせて自動で調整してくれる「アダプティブサウンド」という機能があるため、環境が多少変わってもそのまま音楽を聞くことができた。
「OK Google、音楽かけて」
カバンの中からイヤホンを取り出して、ペアリングして、アプリ開いて、曲を選んで……
なんとなく耳寂しいから曲が聞きたいだけなのに、聞く前の操作が多すぎるんじゃーい!と思いません?
この耳搭載型スマートスピーカーなら、カバンの中からイヤホンを取り出して、耳につけると自動でペアリングしてくれて、あとは「OK Google、音楽かけて」と言えば、Spotify から曲を選んで自動でかけてくれる。
「ジャズかけて」などのジャンル指定やアーティスト指定、「パプリカかけて」などの曲指定もできる。音楽アプリは Spotify だけでなく、Google アシスタントから好きなアプリを設定すれば、そこから曲を選んでくれるようになる。
もちろん、音楽機能だけではない。「〇〇までナビして」と言えばナビを開始してくれるし、「今雨降ってる?」と聞くと現在の外の天気を教えてくれる。
スマホを立ち上げなくても、話しかければ Google アシスタントが立ち上がる状態は、想像以上に便利だった。
家にも何台か Google のスマートスピーカーを置いているのだが、外出先でもその子たちがわたしの耳に出張しに来てくれているような感覚だ。
便利なタップ操作
AirPods をはじめとする多くの Bluetooth イヤホンでは、操作はスマートフォンで行う必要があるものが多いが、Google Pixel Buds はイヤホンの表面をタップすることで、再生・停止や音量、次の曲を流す等の簡単な操作ができる。
音量は、前に向かってスワイプすると大きく、後ろに向かってスワイプすると小さく調整することができる。
着信時は1タップで応答。音楽を聞いているときは、1タップで再生と停止、2回タップで次の曲へ。
長押しして手を離すと、現在の通知を読み上げてくれ、長押ししながら話しかけると、「OK Google」と呼びかけなくても、Googleアシスタント に話しかけることができる。
スマートフォンをいちいち開いて操作する必要がないので、かなり便利である。
注目の翻訳機能は?
Google Pixel Buds は翻訳機能がフィーチャーされることが多いが、これについては正直、Google 翻訳アプリを直接使えばよいのではないかと感じた。
この機能は、スマートフォンを立ち上げた状態で、Pixel Buds に「英語に通訳して」と話しかけると、Google 翻訳 の会話モードが立ち上がり、その操作できるというもの。
結局スマートフォンを見ながら操作することになるので、個人的には Google 翻訳アプリとの差異を感じることができなかった。
Android ユーザーなら検討の価値あり
iPhone や PC からは Google アシスタント機能が使えず、一般的な Bluetooth イヤホンになってしまうため、性能を充分に楽しむためには、Android で使う必要がある。
Android ユーザーであれば、購入検討の価値ありだ。特に、Google のスマートスピーカーを便利に使っている方は、それと同じような体験が外出中にできるようになるため、きっと満足できるはずだ。
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