どこの世界か分からないけれど
最近たまに夢に見る場所があり、起きたあとに「前に夢で見た場所と同じところだ!」と気が付くため、ちょっと小説風に文字起こしを。すぐ忘れて、何事もなく過ごし、またかなりの日数が経ったあと、同じ場所の夢を見て前の夢の内容も含めて思い出し、すぐ忘れて……を繰り返しております。
世界観・背景
最たる古と最たる新が混じったパラレルワールド
多分いつも大阪
大きな駅やモールといった建物の外観は球、葉っぱを滑らかに落とし、風邪を柔らかにいなす、自然に少しでも影響力がないように考えられた。色は銀、同じ大きさの金属板を高度な加工技術で繋げ、美しい球体へ仕上げていく。
電車そのものは錆びついた古い電車を現在も使用しており、線路もそのまま。大きな駅は大きな銀の球だが、線路そのものはどの場所でも古く、朽ち果て繋がっていない場所もある。小さな駅については、旧家屋を半分に切って朽ち果てさせたような、ほとんどむき出しのもので、駅舎には苔も入る始末。人数の多いまとまった下車は駅に停車し、利用の少ない降車はスライダーのように筒状で行われる。中の魂だけスライダーで目的地に流れていき、電車の中と降り立った場所で身体が分解・再構築をし、降り立った地で魂と身体が合成されるイメージ。
夢で起こったた出来事
集団で古いバスに乗り、苔むした場所で停車。バスの男性運転手が乗客全員が下りるのを確認し、そのままそこを案内する
そこはお地蔵さんが並び立っている場所、甲の真ん中の横棒が内容な形でずらっと並んでおり、一つずつなにか説明をしながら、運転手が乗客を縦一列に並べそこを歩かせる
私は後ろから2~3番目。しかし、耳が遠くなるような感覚と、一つの場所に引き寄せられているような気がして周りと歩みが合わなくなり、最後尾になる。
甲字の左上の角から手前3つ目のお地蔵さんのような、祠のような場所にのみ黄色い光が当たり、気が付かないうちに白い肉感のある手のひらほどの植物が生えていた。そのうえに小さな小人のような、仙人のようないで立ちのおじいさんのような、おばあさんのようなものが小さな声でなにか言っている。
何を言っているか分からず、とりあえず小さな会釈と聞こえるか聞こえないかギリギリのあいさつをし、前を通り過ぎ、振り返るとそこには植物と黄色い光しかない。
なんだったんだろう、と思い前を見ると、「出発しますよー!」という運転手の声。走ってバスに乗った。
その後、片田舎の駅につく。感覚としては、大阪環状線の左にズレた場所。バスを降り、電車に乗ろうとしたところ、後ろで複数の叫び声が聞こえる。振り返ると、そこには凶器を持っている人間がいると思われる、刃物特有のぬらりとした切っ先が人の波からのぞく。
私も走って逃げようとするが、どこかの世界の私も、実際の私に似てどんくさく、足をくじいてその場にこける。
犯人が近づき、「襲われる」と身体が硬くなったときには犯人は私を通り過ぎ、そのまま走り逃げる人たちを追いかけていく。
安堵と疑問が混じっているとき、視界には入らない場所で黄色い光の間隔があり、振り返ると何もないが、本能的に先程の仙人のような、おじいちゃんのようなおばあちゃんのような人が守ってくれたんだと悟り、
目が覚める。
これが、かなり前にみた夢の話。
そして……
さっき見た夢の内容、書いているうちに忘れてもた……(泣
また思い出すはず。続きは、そのときに。