【3年目】SIerでの経験の振り返り
新卒から勤めていた大手SIer企業を退職し、2020年6月からWeb系のベンチャー企業に転職することになりましたので、SIerで得た知見を記録したいと思い投稿しています。
<こんな人におすすめ>
・新卒でSIerを目指している人
・SIerの2〜3年目にどう言った業務をしているか知りたい人
転職に至った経緯や流れについては以下に書いてありますので、是非読んでいただければと思います!
SIerで経験したこと
一次請けの大手SI企業でシステム開発を担当。
携わったプロジェクトで一番大規模だったもので2億円の案件でした。
大まかな経験内容
2018/4〜 新卒入社
2018/9〜 配属先で業務スタート
2018/12〜 初プロジェクトアサイン(製造〜テスト)
2019/7〜 2つ目のプロジェクト(製造〜本番導入)
2019/10〜 3つ目のプロジェクト(設計〜本番導入)
2020/1〜 4つ目のプロジェクト(設計〜本番導入)
○新人研修
・ビジネスマナー(挨拶、名刺交換など)
・会社の事業理解を深めるためのグループディスカッション&発表
・Java研修
○製造〜テスト(配属後)
・エクセルで単体テスト仕様書、チェックリスト、テスト結果の作成
・Java、C言語のコーディング(100本以上作ったと思う!!)
・レビューの指摘反映
○本番導入
・報告書や計画書の作成
・運用チームとリリース資材や日程の調整、認識合わせ
・↑で使う資料の作成(エクセルとワード)
・リリース後の資材漏れ確認
SIerで培ったこと
・テストの手法
配属された部署が幸運にも開発のできるところだったため、1年目からバリバリに開発業務に携わることができました。
1機能作るのにも
・機能仕様書
・ジョブフロー
・コード定義書
など多くのドキュメントを参照にしながら作っていくのですが、そのドキュメントの見方や情報の見つけ方など身につけることができました。(他の会社でも行かせるといいですが…笑)
また、単体テスト仕様書の書き方やテスト観点について、テスト結果(エビデンス)のまとめ方などもとても苦戦しましたが身につけることができました。
・開発の流れの理解
就活時代にシステム開発のフローとして「要件定義→設計→製造→・・・→本番リリース」と言うのは大まかに理解はできていましたが、実際に携わることで理解が深まりました。
例えば、テストといっても「単体テスト」と「シナリオテスト」、「UAT(User Accepted Test)」などがあり品質重視のためテストのフェーズがとても長く設定されていること。設計のレビューが終わっていないが、製造の期間が短いため、先行着手し後々、仕様変更やレビュー指摘で手戻りが発生することなどの苦難も学びました。
プログラマとしては、自分の業務のコントロールはしにくい環境であったかなと思います。
・大規模開発の難しさ
私が担当していたシステムは20年前から拡張している大規模バックオフィスシステムであるため、プロジェクトに関わっている人がとても大人数でした。
(私の所属チームとサブシステムの2チーム、運用チーム、顧客)
メールのCCに知らない人がたくさんいる中で、指摘や質問がくることがよくあり、それを解決するためにいろんな人に質問や確認をいき、自分の知識を増やしていくと言った流れでした。
こうした経験で、自分の疑問点の言語化、質問の仕方などは身につけることができたと思います。(よく何言っているかわからないなど言われたりしました…)
・働く上で何が大切か気づけた
タイトルですと大層なことなイメージですが、これを知ることができただけでも良かったと思っています。
就活時代に「激務じゃなくて、程々にお金もらえればいいかな」と言う思いと「プログラミングやってきたし、SIerなら技術力もつきそうだし、大規模システムいいじゃん」とかって思っていました…
今思うと業界研究不足だったなと思います…
実際に社会に出て働いてみると
・大規模システムだけど、フィードバックもらえないし達成感感じないな?(これ俺が作ったんだよ!!とか言いたい笑)
・PMって大半の時間エクセルと電卓で見積もりと提案資料作っているの?
・開発できているけど使っている技術古くない?
なんて思いました。
結果、SIerで働いてみて自分は手を動かして目に見える成果物を作りたいことやお客さんやユーザからフィードバックのもらえる仕事につきたいと言うことがわかりました。
最後に
ざっと備忘録的にまとめてみました。
忘れないうちにやろうと思ったのですが、あまりかけることがなくて…
思い出したら追記しよ。。。