さび病は恐ろしい!!
さび病とは、コーヒーの葉にカビがつく、植物の伝染病です。
葉の裏側に黄色っぽいさびのような斑点ができます。
菌糸を伸ばしていき、この斑点が葉に広がります。最後には葉が散ってしまいます。
葉がなくなってしまうと当然光合成ができません。
最終的には、木が枯れてしまいます。2、3年で枯れてしまいます。
また、さび病は風などに運ばれて空気感染します。
よって、急速に広がります。
数ヶ月で産地全体のコーヒーノキが全部だめになることもあります。
実際、1860年末にスリランカのアラビカ種が全滅しました。
ちなみに、アラビカ種はさび病に弱く、カネフォラ種はさび病に強いです。
カフェインの含有量がさび病への耐性に関係していると考えられています。
カフェイン含有量の多いカネフォラ種の方がさび病に強いです。
対策として、銅系殺菌剤を散布したり、カネフォラ種に移行したりします。
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