伊豆半島ロングトレイル 4泊5日 - テント泊装備リスト
2023年11月末に4泊5日で南伊豆から西伊豆までおよそ100kmを歩きました。トレイルログの記事も書いてます。
この記事ではその時のテント泊装備リストを紹介したいと思います。
細かい装備の紹介はあまとみトレイルの装備リストでしているので、愛用しているものや新しく追加したものを中心に紹介していきます。
装備リスト一覧
装備一覧はこんな感じで、ベースウェイトは5.7kg です。
詳細も載せておきます。スマホだと小さくて見にくいかもしれません、すみません。いつもGoogle spreadsheetで装備一覧を作って準備をしています。
気候条件
11月末でしたが昼間の気温は20℃近くになる日もあり、夜は8〜13℃くらいでした。かなり暖かかった印象です。
行動着はメリノウールの半袖と山と道のULシャツでした。半袖で歩いても良いくらいです。1日目・2日目は終日強風だったので特に夜は体感的には結構寒く感じました。
バックパック
今回もHyperlite Mountain Gear の JUNCTION40を使用してます。使えば使うほど好きになっている気がします。
今回は弟と2人で歩いたので、山と道のmini2も少し背負いましたが、背負い心地はJUNCTIONの方が良いです。
JUNCTIONにはフレームが入っているので当然と言えば当然なのですが、2つ背負うことでこんなに違うものなのかと実感出来ました。
もちろんフレームが入っている分重くはなるので、UL型のバックの中では900gと重い部類かとは思います。ただ、食料などを入れてパックウェイトが10キロ近くなった状態だとフレームがある事の恩恵を感じます。
フレームが背中にフィットするので重くても背負いやすいですし、ブレにくいのでトレイル上の狭い場所でもバランスを取りやすいです。
見た目も大好きなので旅行などでも使用しています。荷物が少ない時にロールトップを巻いて留めた感じも好きです。
値段がかなりお高めなので迷いましたが、デザインが好きであればその分長く使えるので思い切って買いました。
Hyperlite Mountain Gear の製品は国内でも普通に買えますが、モノによっては送料+関税含めても公式サイトから買う方が安いと思います。
全て英語ですが今はブラウザ上で簡単に翻訳してくれますし、決済もShopifyや PayPalが使えるところも多いので、個人輸入のハードルはほぼ無いです。国内のネットショッピングと同じくらい簡単に個人輸入出来るようになっているという体感ですね。
Hyperlite Mountain Gearはメールアドレスを登録しておくとクーポンを結構送ってくるので、より安く買えることもあるかもしれません。
ファニーパック
今回から導入してみたアイテムです。Hyperlite Mountain GearのVICE VERSAです。
容量は1.3Lで76g。完全防水。
バックパックのウエストベルトにも大きめのポケットが付いているので不要かとも思ったのですが、結果とても良かったです。
ウエストベルトのポケットは横に付いているので、歩きながらだと開け閉めしづらいですが、ファニーパックは正面につけるのでそういったストレスはありません。
正面についているから歩きながらでも物を探しやすいのも利点です。ウエストベルトだと左右どっちに入れたか忘れたりして、結局立ち止まって探すみたいな事もあるんですよね。
別に止まればいいじゃん、とも思われるかもしれませんが、歩いていると止まりたくないタイミングが結構あります。「次の休憩ポイントまではこのリズムを崩さず歩き続けたい」ということが多いので、どこでも止まれるけど止まりたくないんです。
ファニーパックがあると行動食もすぐに取り出すことが出来るので食べながら歩くことも可能です。
もうちょっと進んで休憩する時に行動食を食べよう、と思ってたらちょっとタイミングが遅くてシャリバテした事もあったので、歩くペースを崩さず必要なものにアクセス出来るのはとても重要だなと感じました。
1.3Lと小さめの物を選んだので登る時などでも干渉せず、ほどよく存在を忘れて歩くことが出来ました。
ショッピングバッグ
これまでは SEA TO SUMMIT のドライサック13Lに食料を入れていたのですが、今回からショッピングバッグに変更しました。
F/CE のショッピングバッグを使っています。5日分くらいの食料は余裕で入るサイズ感です。およそ56g。
このバッグの好きなところは、収納すると手のひらサイズになるところ。
僕のモノ選びの基準の一つとして「日常的に使えるものか」を大切にしていますが、買い物に行く時にポケットに入るサイズ感ですし、使うか分からないけど一応持っていくような場合でもストレスがありません。
小さくて軽いものであれば、使うまでの心理的ハードルが下がるので日常的によくる使うものになります。
収納袋は別ではなくバッグに縫い付けられているので無くす心配もありません。
テント
引き続き Durston gear の X-Mid 2 を使っています。
ダブルウォールでおよそ1kgなので、ダブルウォールテントではかなり軽量な部類だと思います。
見た目が大好きなのはもちろん、室内の広さ、前室の広さ、設営の簡単さ、どれをとっても最高のテントだと思っています。男性2人で使っても全く窮屈に感じることはありませんでした。
1kgあるので軽量化したいポイントではありますが、次に買うとしたら同じく Durston Gear のX-Mid Pro にしたいなと思うくらい大好きなテントです。
キャンプに行くときも基本はこれを使っています。
気温 -5 ~ -10 度くらいで爆風の中使用したこともありますが、テントが倒れたり破れたりすることなく持ちこたえてくれました。
非自立式ですが、かなり耐候性は高いのではないかと思います。
レインジャケット
これまではノースフェイスのクライムライトジャケットを使っていましたが、山と道の UL All-weather Hoody に変更しました。めちゃめちゃ気に入っているので、普段もよく着ています。
購入前に心配していた点としては「通気性の高さゆえに停滞中の防寒着として使えないシーンが増えるのではないか」でしたが、意外と心配いらなかったです。
というのも長時間停滞するような場面では化繊のダウンジャケットを持っているので問題ないですし、フードを被るとかなり暖かくなるので外気温0度くらいの山行(伊豆ではありません)でもちょうどよく感じました。
伊豆は11月末でも日中はかなり暖かかったので、朝晩のみ着用していました。軽いし蒸れないので着れるシーンがとても増えて最高です。
ジップタイプとも悩みましたが、プルオーバーでも脱ぎ着するのもそんなにストレスではないです。サングラスをかけたまま脱いだりできるくらい首周りは余裕があるので思っていた以上に気になりませんでした。蒸れないのでそもそも頻繁に脱いだり着たりする必要が無いというのもあります。
ダウンジャケット
Enlightened Equipment の Torrid Pullover をカスタムオーダーしたものを使っています。表地がブラック、裏地がチャコールなので色だけで言えばカスタムせずに買えるものですが、表地を20D に変更しています。
Enlightened Equipment のダウンは基本10Dで光沢感が強くて「アウトドア用のダウン」っぽい見た目が苦手だったのですが、20D だとマットな風合いになって個人的には普段使いしやすくなります。
Pullover にしたのは単純に見た目がこちらの方が好みだったのと、そんなに頻繁に脱いだり着たりするものではないと思ったからです。結果、特に後悔するようなシーンは今のところありません。
アウトドアの一部のシーンだけで使えるものではなく、日常的に使えるものとしてギアを買うことをとても大切にしているので、ちょっと割高ですし重くなりますがカスタムしてよかったなと思います。
アクティブインサレーション
senchi designs の ALPHA 90 CREWNECK を使用しています。テント場についたらすぐに着ていました。110g しかないのにめちゃくちゃ暖かいです。体感的にはニットを着ているくらい温かいです。
senchi designs だとフーディーを着ている方のほうが多いと思いますが、普段使いも考えてクルーネックにしました。普段はこの上にULシャツを着ています。
アルファダイレクト系の製品は消耗品なので、どれくらい使えるものかは今後も検証したいと思います。
おわりに
装備リストの一部をピックアップして簡単に紹介させていただきました。来年もいくつかの国内トレイルに行きたいと思っていますので、経験を積みながら道具の見直しもしていきたいと思います。
今後ロングトレイルを歩く方にとって少しでも参考になったら嬉しいです。
Instagram も細々やっております。