見出し画像

やっぱり推しの【本音の麻雀】が見たい


いかわたと申します。
以前から趣味で心を打たれたものや推し活の備忘録としてnoteをやってみたいな、と思っていました。

先日見ていたリーグ戦で「いいなぁ……」と思ったやりとりがあったので、いい機会だと思い書き起こすことにしました。


10/9 第41鳳凰戦A1リーグ13節A卓、4回戦 南2局0本場



応援してる人だらけの卓で情緒がジェットコースターだった



南1局でそこまで沈み4着だった内川pがトップ目になる和了を決めたところからの、実況・日吉辰哉、解説・和久津晶両名の会話。




日吉(以下H)(今日ポイントを伸ばさないとA1降級が決定的になりそうな内川pがトップ目になる和了を決めたことを受けて)今日マイナスで最終節迎えるとほとんど 直接対決とはいえ相当厳しくなったはずですからね。

和久津(以下W) いやあのあれじゃないですか、「A1で1番楽しい日」って言われてるじゃないですか。知ってます?

H 知ってます。

W A1のA卓最終戦のA卓は。

H 残留争いね、いわゆるね。

w そうですね。もしかしたら鳳凰戦(鳳凰位決定戦)よりも面白いんじゃないかって言われてるぐらいなんで、そこを楽しみたいだけなんです。誰が降級するか、私だってまだわかんないんですから、3節も残ってるんで。ただ楽しめた方がいいし、やっぱみんなに見てほしい。どれぐらい私たちがA1にこだわっているかを見てほしいなって。

H あの日だけはね~……。

W ちょっと仕事入れらんないですからね我々。

H やっとね、みんなね、【本音の麻雀】になるんすよ、あの日だけはねぇ。

W なりますねー!「こんなテンパイ取れるかー!」みたいなのが……(笑)

H そうあとね、めくりあいに負けて「『こういう日もあるよ』じゃねえんだよ!」っていう日なんだよね、その日だけは。

W 「こういう日、今日じゃなくていいでしょ!」ってなるもんね(笑)

H そういや(普段は皆)「こういう日もありますよ麻雀ですから」って言うけど。いつも僕がそれ言ってると、「こんなの負けるなんて辛いっすよね~!」つったら「いや、麻雀なんで。こういうこともあります」とかって言うけど。その日だけは誰もそんなこと言わないんですよ。

W (笑)いや、その日それ言えなくないですか?

H 言えない。言えないです、うん。

W 人として。

H そんな人いないっすよね。で、大体1日2日経ってからそれを受け入れて、「また来年も上がってこれるように頑張ります」って気持ちにだんだんなるんだろうなって勝手に思ってます。




(お二人の言葉が重なる部分もあったので、会話の意図がずれない程度に若干省略している部分があります。実際のやりとりは是非動画で確認してみてください。メンバーシップ限定ですが、この日の対局後インタビューもとても素敵でした)


「こんな日もある、それが麻雀」を受け入れられるのか


よくプロの皆さんが対局で負けたあと、特に不運が重なって何も悪いことをせずとも大敗してしまったそんな日でも「麻雀なのでこんな日もあります」とスマートにそれを受け入れている姿を見ることがあって、その度に「マジかよこんなに推しが負けたのしんどすぎる、でもそんな日もあるって思うしかない……推しもそう言ってるし……でもつらい……」といつも思っていました。
プロとしてたくさん対局を重ねる以上少しの負けを引きずっていられないのだろうことは理解できるけれど、「ふざけんなよ!どうなってんだよ!!」という気持ちを持たないように・表に出さないようにしているのは本当にすごいなって。
どんなときでも冷静に振る舞うことがプロとしての矜持のように感じます。

でも、リーグ戦の正念場やタイトル戦の決勝など大一番のときに「こんな日もある」の「こんな日」が来てしまったらどういう気持ちになるんだろう?
いつものように、「こんな日もあるよ、麻雀なんだから」と受け入れることができるのだろうか、と思っていました。

そして、もし推しが「こんな日もある」とあっさり受け入れてる姿を見せたら、私はどう感じるんだろうか……みたいなことも考えていました。

【本音の麻雀】という言葉を聞いて、ああ私は、推しが泥臭く戦う姿が見たいし、苦悩してる姿が見たいんだなあ……と再確認しました。
しんどい状況でしんどそうにしながら、でも今できる最大限のことをやってる姿に胸を撃たれたこと、何度もありました。
そういう人間臭さみたいなものになんともいえない魅力を感じるんですよね。

だから悔しいときには一瞬でもいいから、しっかり「悔しい」という感情を見せてほしい。
結果を受け入れてスマートにインタビューに答える姿も素敵だけど、思わず漏れた感情や本音が見たい。

(私の最推しは負けたときも顔は笑ってるけど悔しさは隠さず言葉にしてくれて、そういうところが推せるところだなぁと常々感じています)


日吉・和久津両プロの会話の中で出てきた【本音の麻雀】という言葉を聞いて、改めて実感させられました。

日吉さんて短いワードで芯を捉えるのが本当に上手いですよね。
あとね、晶さんの深い愛がたくさん伝わってきて、この日の実況解説ずっと聞いてたいくらいよかったです。

最終節の【本音の麻雀】、今から楽しみにしています。

そしてその前に、10/19の雀王戦A1最終節でしっかりと情緒を乱し、心拍数をゴリゴリ上げたいと思います。

全卓同時配信熱すぎるよ〜マジで仕事入れなきゃよかった



推しが決定戦に進出できますように。



いいなと思ったら応援しよう!