推し活ログ20250104〜タッキーとの地元トークとけんじろーの鬼ファンサ
いかわたです。
2025年も麻雀推し活noteを書いていきたいと思います。
今回は1/4の滝沢和典p&藤島健二郎pのゲスト大会に参加したときのレポです。
相変わらず麻雀の内容に触れた部分はそこまで多くはなく、大体が推しへの沸き散らかしと、いかわたの自分語りで埋められています。
限界オタクの悲鳴、混乱、動悸息切れ過呼吸などがお好きな方にはとてもおすすめです!
あと本当に長い(15000字あります)ので、忙しい人にはお勧めできません。
忙しい人は一旦
「とにかく藤島健二郎のファンサがエグくて限界オタクがパニックに陥った」
とだけ覚えて帰ってもらって、後日なんか暇ができたな〜ってタイミングで思い出して読みに戻ってきてくれるとうれしいです!
それではどうぞ〜。
プロローグ
基本的に常にXを徘徊しているX廃オタクこといかわたが、ある日またしてもTLにて気になるイベントを発見した。
千葉にある『まあじゃん りき』さんの、滝沢和典pと我が推しである藤島健二郎pがゲストの大会だ。
10月の真ん中らへんは、私がけんじろーに初めて会いに行く直前でずっと緊張していた頃だ。
(詳しい話は以前書いたnoteに詳しく綴ってあるので、もし未読の方がいらっしゃったらお読みいただけると嬉しいです)
まだ初対面も果たしていないのに、更に現場を増やしていいのかと一瞬迷いが生じたが、それでもオタクは推しの現場の情報を入手してしまったら一旦自分が参加できるかどうか精査に入る習性がある。
1/4ならまだ年末年始のお休みの期間中だし、りきさんの大会は今までも参加経験があるから雰囲気は承知済み。アットホームで好き。行くには少しばかり遠いけど、どうせ新潟から行くんだから誤差の範囲。
……1秒で参加が決まった。
りきさんの大会には毎回夫・ぐらど🪨と参加していたので、一応声をかけてみる。
🦑「お正月にこういうのあるんだけど〜……」
🪨「Xで見たよ」
🦑「タッキーいるんだけど一緒に行く?」
🪨「まあね〜そしたら行くか〜」
あっさりと参加が決まった。
持つべきものは理解のある夫である。
ということで、募集開始日に2人分の参加申し込みを済ませた。
今回の大会は即完売だったらしく、12:00の申込開始と同時に申し込んで正解だった。さすがの人気だ。
その後私はけんじろーと無事(?)初対面を果たし、案の定親指を立てながらズブズブと深い沼に沈んでいった。
次の現場を決めておいたのはファインプレーとしか言いようがなかった。
ありがとう、10月の私。
タッキーとぐらど、高校時代のちょっとエモい話
私とぐらどは、新潟県の中央に位置する長岡市出身で、現在も地元で生活を送っている。
そして長岡市といえば、滝沢和典pの出身地でもある。
Mリーグを見始めたばかりの頃、タッキーが同郷と知り、「こんなイケメンが地元にいたんだなぁ〜」と驚いていた。
更に、夫婦共にタッキーと世代が近かったため「もしかしたら高校時代に街のどこかですれ違ってたかもね〜」なんて話もしていた。
そんな話をしていた半年ほど後だろうか。
ぐらどが急に、高校時代の話をし始めた。
「俺さ、昔同級生とよく麻雀してたでしょ。(※当時ぐらど宅は友人の溜まり場になっていて、最大3卓立つほど皆で麻雀を打ち込んでいたらしい)その頃に友達から『他校の2年下に麻雀プロになりたいって言ってるやつがいるらしいんだけど、知ってる?』って聞かれたんだよね〜」
……は?
「『タキザワっていうんだけどさ〜』って」
…………は????
「年齢も一致するし、今考えたら多分タッキーのことだと思うんだよね」
……………絶対にそうじゃん!!!!
突然ブッ込まれたとんでもないエピソード。
なぜぐらどが急に思い出したのかはわからなかったが(なんならタッキーが長岡出身だと知ったばかりの頃の私になぜ言わなかったのだ!)この話のおかげでより「タッキーが地元にいた」ことのリアリティが増したし、当時から他校の生徒の噂になるくらい麻雀に対して熱意を持っていたということを知れて胸が熱くなった。
Mリーグでは渋川難波推しの私に倣ってぐらども一緒にサクラナイツを桜援しているが、タッキーが登板する際はやはりどこか気持ちの入り方が違っていた。
やはりタッキーは郷里の星だし、「越後の奇跡」なんだよね。
だから今回の大会参加に参加したときは、タッキーとその話もできたらいいなと思っていた。
1/4 いざ千葉へ
年末年始の長岡はそこまで雪も降らず、積もった雪もだいぶ消えて路面が見えるほどだったが、この日は未明から大粒の雪がしんしんと降り続いていた。
駅に向かうために乗ったタクシーから見える街並みは柔らかく湿った雪に覆われていて、視界はほぼ真っ白だった。
冬に新潟を脱出して関東に遊びに行くのは、普段見られない青空を堪能しにいくのもひとつの目的だ。
日本海側の雪が多い地域に住む人には理解してもらえると思うが、冬の間は常にどんよりとした灰色の空が広がっていて、街からは色彩が消えてしまう。どこまでいっても陰鬱とした景色とじっとりと湿った冷たい空気の中で暮らしていると精神的にもかなり堪えるし、実際に毎年冬季うつの症状が薄らと(時には強めに)出るのが恒例だ。私にとって「冬をどうやってやりすごすのか」というのは、人生の重要なテーマのひとつである。
なので昔から「日光浴をする」という目的で冬に推し活の予定を組むことが多かった。
天気予報を見る限り、今回も遠征先はお天気に恵まれているようで安心した。
日光と推しからのセロトニン補給、私の冬場の心身の健康のためにはとても大事なことなのだ。
新幹線で1時間半、そこから総武線快速に乗り換えて40分。今回宿を取った千葉駅に到着した。
ここ最近は都心のホテルの宿泊費の高騰が著しく遠征オタクの頭を悩ませているが、千葉まで来ればかなり価格は抑えられる。
今回はツインの部屋を取ったが、2泊で20,000円程だった。
りきさんの最寄り駅である都賀は千葉駅から2駅なので、遠征民は千葉駅周辺で宿を探すといいかもしれない。ご飯食べるところにも困らないしね。
ホテルに荷物を預け昼食を取り、大会まで少し時間があったので早めにりきさんに向かうことにした。
現着、今年の初打ち
年が明けてからまだ麻雀牌に触っていなかったので、フリーで1ゲームだけ打たせてもらった。
年末に打つ機会はあったけれど、今年は「推しに会うときに麻雀自体で緊張したくない」という目標をたてていたので、大会が始まる前に少しだけでも牌に触って緊張をほぐしておくのは大切だと思った。
打ち終わって、大会の受付を済ませる。
今回は東風9回戦で、両ゲストと必ず1回ずつ同卓できる。(抽選によっては2回打てることもある)
今回は、3回戦めにタッキー・8回戦めにけんじろーと同卓することに決まった。
8回戦めともなるとかなり疲労も溜まってくる頃で集中力も切れてくる。今まではそんなヘロヘロになったタイミングでの推しとの同卓経験がなく(大体中盤くらいまでに同卓を終えて残りは麻雀を楽しむだけ、みたいなことが多かった)自分がどんなテンションで推しと接することになるのか、このときは全く予想できなかった。
大会スタート
ほぼ定刻に開会式がスタート。
タッキーは何回かりきさんの大会ゲストに呼ばれていたけどけんじろーは初めてらしくて、開会の挨拶のときはなんか緊張してるのかな〜って感じた。仕事始めだしね。かわいいね。
新年から素敵な推しの姿を拝むことができて大変にありがたかった。
(ちなみにこのときはまだ目が慣れていないので肉眼で直視できずスマホのカメラ越しにしか見ることができませんでした。推しの姿眩しすぎるんよ)
りきさんの大会は、参加者全員に賞品がある。
上位の人から好きなものを持って帰れる。
今回の商品はこんな感じ。
このうちわのクオリティとんでもないよね……!?
画像データもらってデコうちわ作りたすぎるだろ!!!ください!!!!
1.2回戦め
1回戦めは、Xの相互で前々からお会いしたかったあずみさんと同卓することができた。
あずみさんといえば、「あいだてさん」こと連盟の石立岳大p激推しで、いつも奇跡みたいな推し活ライフを送られている憧れのオタク。
あずみさんとは結構前から繋がってはいたけれど、なかなか現場が被らずようやくお会いできた。(多分タッキーとけんじろーWゲストのときかなあ〜なんて話をしていたけど本当にそうなった)
麻雀以外に競馬の話もできちゃうのが嬉しいんだよね。
あずみさんのnoteも素敵なのでぜひ読んでみてください!
今回のレポも即書かれていて、仕事が早い……!
あとはナンバーズ兼けんじろーのことを心の師と仰いでいる相互さんとも一緒の卓で、会いたかった人だらけの卓になって安心感がすごかったし、おしゃべりしながら和気藹々と打ててとても楽しかった。
2回戦めはそこまで特筆することがなく、都合のいい横移動があっての2着。
10月のSMNで一緒だった方が同卓で、声をかけてくださってとても嬉しかった。
(コミュ障気味+人の名前と顔を一致させるのに時間がかかるタイプの人間なので、なかなか自分から声をかける自信がなくて本当に申し訳ありません……)
突然始まる推しとの立ち話
卓の移動の合間に、2回戦めにけんじろーと同卓していたぐらどに「どうだった?」って聞いたら、「途中まで何もできなかったけどオーラスに満貫あがって藤島さんまくってトップだった」と上機嫌だった。やるやん!
そしたら普通にけんじろーが近くを通りかかって目が合っちゃって。
ふんわり挨拶したら、そのままヌルッと推しとの会話イベントがスタートしてしまった。
ひとまず新年のご挨拶をして、改めて夫を紹介すると
「ほんとね〜、この人おもしろいよね、天才」
(ぐらどに向かって、私を指差しながら)
「!?!?!?」
「noteも文才あるよね〜」
えっ??????お、推しに!?!?!?「おもしれー女」って!!!!!言われたんだけど!?!?!?!?
それって少女漫画や乙女ゲーだったらフラグ立っちゃうやつじゃんよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
※「おもしれー女」とは言われていないしそういう意味ではないし、そもそも配偶者の目の前である。己の認知の歪みを大々的に発表してはいけない
なんかよくわからない感情になりつつ、推しから「おもしれーオタク」だと思われていることは間違いないらしくて大変にありがたい。
私の数多の奇行ポスト、けんじろーに見つかっちゃってるからね……。
心が広い推しで本当に助かっております。
3回戦め、タッキーと同卓
いよいよタッキーと同卓。
一昨年の一気通貫ツアーin新潟を観に行っていたのでお姿を拝見したことはあったが、ゲスト大会に参加するのは初めてだった。
前述のぐらどの高校時代のエピソードも聞いていたし、夫婦で「またいつかタッキーに会えるイベントがあったらいいねぇ」なんて話をしていたので、二年越しに願いが叶った。
最推し!というわけではないけれど、いつも画面の向こう側にいる人が至近距離にいるのはやはり緊張してしまう。
最初に「よろしくお願いします」と発したきり、なかなか会話ができないまま対局が進んでしまった。
麻雀の内容としては、私の高打点の和了がありそこからタッキーに迫られるもののなんとかトップを守り切ることができた。
おっ!麻雀自体はそこまで緊張しなくなってきてるじゃん!!
対局終了後、サインと写真撮影タイム。
その際にようやく「今日長岡から来ていて……」と声をかけることができた。
「え!そうなんすね!こんな新幹線が混む時期に……大変だったでしょ?」
さらりと出てくる気遣いの言葉〜!!しかもみなさまご存知の例のイケボでですよ!!!
えっ好き……(ちょろいオタク)
しかしこういう会話をアイスブレイクとして使わないとダメだよね、せっかくいい話題なのにさ。着席時に言っておいたほうが絶対によかったよな〜と大反省。
その反省を活かして、このあと同卓するぐらどのために「今日夫婦で来ていて、夫も長岡出身なのでよかったらそういうお話をしてやってください」と先に会話のタネを撒いておいた。ぐらども私以上に人見知りコミュ障なので、下手したら何も会話ができずに終わってしまう可能性が高いのだ。
そのあとの写真撮影は、念願のガラポ!
他チームサポだから全然慣れてなくてちゃんとできてるか不安だったけどあとから写真を見たらちゃんとできてて一安心。
そういえはりきさんの2ショット撮影っていつも階段の踊り場で撮ってもらうんだけど、今回リングライトが導入されててとてもよかった!
ずっと暗いな〜って思ってたんだ。
推しの顔が明るく見えるのも嬉しいし、2ショ嬉しい勢も自分の顔がどんより暗いと萎えるもんね。
運営側がこういう改善をしてくれるのって参加する側も嬉しくなっちゃうから、できる範囲でどんどんやってほしい。
あと、今私のスマホ背面がこれになってるんだけど、それを見たタッキーが「これはちょっとヤバいな〜!!」ってめちゃくちゃ笑かすことができて大満足。
客観的にみたらヤバいことは重々承知ですけどもね。謎のバスローブ姿の男性のステッカー、シュールすぎる。(でもこのステッカー挟んでる限界オタクのスマホがこの世にもう一台あるからね)
多分タッキーへの印象は
地元長岡から来てくれた人<<<<ちょっと様子のおかしい藤島健二郎のオタク
として刷り込まれたと思う。その通りです。
あと俺たちのアイドル・ニーナちゃんのアクスタを連れて行ったので遠隔ツーショお願いしたら快く引き受けてくださった。優しい〜!
麻雀の調子はというと
4回戦めは微差3着。
折り返しの5回戦めはトップ。
このときの同卓の方に「note読んでます!おもしろいです!!」と声をかけてもらえてびっくり&恐縮。ただの勢い任せの限界オタクnoteをおもしろいと感じていただけるのは本当に嬉しいし感謝しかない。ありがとうございます!
(あとnoteのネタを供給してくれる推したちにいちばんの大感謝ですいつもありがとうございます)
6回戦めは夫婦で同卓。
実はこのあたりでぐらどはかなり上位、私も5〜6位くらい、もう1人上位の方が同卓だったのでかなり熱い卓だった。
しかしその3人がトップを逃す。私はなんとか2着。
上位2名+ゲスト2名の決勝卓に進出するのはここから3連勝とかしないと無理そうだけど、上のほうの順位は狙えそうだな〜と少し考えていた。あのうちわほしいし、あわよくばもあるかもしれないしね。
7回戦め。
あわよくば……の気持ちが大きすぎて、かなり前に出た結果ラス。
いっぱい放銃しちゃったけど、リーチ宣言牌や4cmテンパイでの放銃だったので仕方ない。ワンデー大会はやっぱり前に出ないとね。
とはいえもうかなり疲労困憊で、集中力も途切れ始めていたから押し引きが相当グダグダだったのも事実。
……こんな状態で次けんじろーと同卓なんだけど……大丈夫そ???
8回戦め、いよいよけんじろーと同卓
先に卓について、他の同卓者さんと「さすがに疲れましたよね〜」なんておしゃべりしながら待機していると……
「おまたせしました〜」
奥からやってきたけんじろー。
…………めがね。
………………めがねかけてんじゃん。
私がめがねをかけてる姿に沸いてることを知ってて、さっきまでかけてなかっためがねをかけてきやがりました。
お店の人に「急にめがね?どうしたんですか?」って聞かれて
「最近めがね評判いいんですよね〜」
ってニヤニヤしながら喋るもんだから、思わず
「オタクが喜ぶからって味しめやがって!!!」
「それはそうとして写真は絶対に撮らせてください!!!!!」
って叫んじゃったよね。
けんじろーには「そんなふうに思われてたのか〜www」って笑ってくれました。心が広い人だ……。
そのあとの「じゃあ俺より着順上だったら撮らせてあげる」ってオタクを手のひらで転がす一言にもブチギレそうだったけどね。
(でもこの卓外戦術に関しては同じくけんじろー限界オタクのなっちゃんが12月に受けていたので、実はちょっとだけ予想してました。だからめがねかけてきたら絶対に「味しめてるだろ!!」って言ってやろうと思ってたんだ。我々は同じ手は喰らわないぞ!!)
そんな感じで対局スタート。
今回もけんじろーアクスタを持参していたのでサイドテーブルに置いていたら、けんじろーがおもむろに
「今日は(自動配牌で)サイコロ振らないからここに置いちゃおっか」
と、アクスタを卓の真ん中においてしまった。
……自由すぎんか???
「ほらほら、けんじろーがずっと見てるよ?」
「いかちゃんはこれ倒したらチョンボだからね!」
「リーチのときはちゃんとこれ(アクスタ)曲げるんだよ」
……とずっとはしゃぎ倒すけんじろー、圧倒的にかわいすぎたし、圧倒的にウザすぎて最高だった。アクスタ芸すっかりマスターしちゃってるんだよな…!
ねえ〜〜〜ほんと好きすぎるんだけど!!!!我が推しのノリの良さやばない????
あとサラッと「いかちゃん」て呼ばれてんな??????そういうの急に喰らうとマジで脳が揺れるんだよな?????????勘弁してくれぇ〜〜〜!!!!!!!!
※ここで皆さんへの注意喚起なのですが、卓のど真ん中にアクスタを置くとびっくりするくらい邪魔です。対面の河がものすごく見えづらいし、牌山に手を伸ばすときも最短距離で手を伸ばせません。なのでもしアクスタを置く際には細心の注意を払いながら安全に対局を進めていただくことをお勧めします
あとからあずみさんから話を聞いたけど、隣の卓にいたタッキーがこのアクスタのくだりを見ていて大爆笑していたらしい。
タッキーに笑顔を提供できたのならオタク冥利に尽きるってもんよ!!
それにしても、今回けんじろーと会って同卓するのが2回めだったんだけど、間違いなく初回より喋れるようになっている。
前回の同卓時は慣れない公式ルールだったのもあるけど、ガチガチに緊張して同卓時にはほぼ何も話せなかった。
そのあと、さすがにこれはよくない!と「推しと会うときに麻雀自体で緊張しない」という目標を掲げて、リア麻の機会を増やしていたのが確実に功を奏していた。
あとは今回は既に少し話をさせてもらってたのもあったので、自分でもびっくりするくらいおしゃべりしてしまった。
同卓の方の早い聴牌に放銃して「えっ!?」って声をあげたけんじろーに「へえ〜A1リーガーでも放銃したら『えっ!?』って言っちゃうんですねぇ〜www」って煽ってみたり、対面からのリーチを受けて河が見づらくて「アクスタ邪魔すぎるんだよなあ〜!!」ってブーイングしたり。
いや〜、去年の秋の自分がこの姿見たら卒倒するだろうな。お前なにやってんだよ!!って。いくらなんでもやりすぎだろって。
でもけんじろーはオタクにいじられるたびに楽しそうに笑ってくれたり軽口を返してくれたり、とにかくフランクで場を盛り上げるのが上手で、つい話が弾んでしまうんだよね。
他の卓で打ってるときも毎回楽しそうな会話が聞こえてきて、その度にサービス精神の旺盛さに感動していた。
とにかく楽しい時間が過ごせるので、まだけんじろー未経験の方には一度この人のファンサを直接味わってみてほしい。
肝心の麻雀のほうは……
はしゃぎすぎた結果、気がついたらラスってました。なにやってんだ!!!
同卓後のサインと撮影
東風戦だし楽しすぎたし、あっという間に時間が過ぎちゃったな〜……と思いながら、サインをお願いする。
今回は、仕事で使っているスケジュール帳の1ページに入れてもらうことに。
「『仕事がんばれ!』ってメッセージもらえたら仕事頑張れそうなんでお願いしていいですか?」
「えっ?いかちゃんいつもお仕事がんばってるじゃん!」
……あの、推しにこんなん言われるのやばくないですか?
私が年末繁忙期で泣き言漏らしながら仕事してたことも把握済みでこういう言葉をかけてくれたんだろうけど、あまりにも尊い言葉すぎて、オタクは泣くのをグッと堪えていました。
そのあとは写真撮影。
実は前回2ショット写真を撮っていなかったので初めてふたりで並んでの撮影。
そして、あまりにも楽しい時間すぎて変なテンションになっていたオタク、思わず調子に乗ってしまいとんでもないお願いをしてしまう。
「あの、もう一枚いいですか?どうしてもお願いしたいポーズがあるんですけど……」
「いいよ〜」
「えっと、あの、肘置きにしてもらいたいんですけど」
「……???…………ちょっと待って、日本語で言ってもらっていい????」
「肘置きにしてもらいたいです!!!!」
「あたまおかしいwwwwwwww」
ということで
無事に肘置きにしてもらいました!ヤッターーーー!!!!
オタクあるあるとして「推しを見つめる壁になりたい」ってあるじゃないですか?あるよね??無機物となって推しの近くに身を置きたいみたいな願望。
この距離バグ麻雀界隈にきてオタクが一人の人間として扱って貰える機会が爆増したけれど、どうしても今まで歩んできた界隈の、基本遠くから眺めるだけの現場とのギャップでなんかよくわからないことになって、こういうことになってしまった……。さっきまでの手厚いファンサでキャパオーバーしてしまって、逆に無機物として扱われたくなってしまったんだと思う。なんで???
ガチでNGないんだなぁけんじろー。そこに付け込んで意味のわからないお願いするオタクでごめんなさい!!!!
でも、これでしばらくは日常で多少嫌なことが起きたとしても
「は??私は藤島健二郎の肘置きだが???」
という強気の姿勢でやり過ごすことができるようになったのだ。それって最強じゃない?
けんじろーからとんでもないものが手渡される
撮影も無事終わり感謝を述べて階段の踊り場から戻ろうとすると、けんじろーに「ちょっと待って」と引き止められた。
なんだろう?と思っていると、けんじろーのスーツのポケットから小さな包みが出てきた。
「これ、昨日地元の神社にお詣り行ってきたときのお守りなんだけど」
「……え!?!?」
「2つあるけど青と緑、どっちの色がいい?」
「え、あ、じゃあ青で……!!」
お守りをいただいてしまった。
それだけじゃなくて。
「これもあげる」
「俺いつも年末におみくじ引いて一年の答え合わせするんだけど、去年の年末は行けなくて。昨日引いて中身読んでないから、いかちゃんにあげるから一年俺のこと見守っててよ」
…………????????????
推しからこんなものを貰って、平常心でいられるわけがない。
嬉しいとかそういう気持ちになる以前にまず「どういうこと????何が起きてる?????」と状況を把握するのにかなりの時間を要した。
というかいまだにどうしてこんなことが起きたのかよくわかっていない。
貰ったお守りもおみくじも手元にあるから実際に起きた出来事に違いない。
ただ、推しからオタクに対してこんなとんでもないものを手渡されるなんてことが現実にあるってことが信じられなくて、今この文章を書いている瞬間もちょっと手が震えている。
貰った瞬間もあまりのことに混乱していて過呼吸を起こしそうな勢いで、次の卓が始まるからと慌てて席に着いたらそこにちょうどぐらどがいた。最終戦、同卓だったのだ。
一旦この感情を整理するためにはぐらどに打ちながら話を聞いてもらうのが一番じゃないか!!なんて良いタイミングだ!!!
……と思っていたら、実はぐらどの身にも結構な出来事が起きていた。
最終戦、決勝進出を争う者同士の直接対決
8回戦めまでを終えて、ぐらどは3位という好成績。
1位とのポイントは離れていたが、決勝進出ボーダーを争う2位との差は僅か数ポイントだった。
そして2位と3位が最終戦で同卓、直接対決で着順が上の人が決勝進出するという激熱の展開になっていた。
これから大切な試合を戦う夫に、先ほど起きた出来事を聞いて自分の気持ち落ち着かせてもらおうなんて自分勝手なことは、さすがの私でもできなかった。
(ただ、ぐらどは私が卓に着いたときにだいぶ動揺していたことは気づいていて、「多分さっき藤島さんとと同卓してたからとんでもないファンサをもらったんだろうなぁ」と思っていたらしい。理解が早くてたすかる)
試合は2位の方がリードして迎えたオーラス、条件を満たすリーチを打ったぐらどに他の方が飛び込んで満貫の和了。2位の方をまくって、トップを獲って終局した。
1位の方は2着で対局を終えていたので、最終的にぐらどは首位で通過、決勝卓でプロお二人と対局することになった。
……えっ、うちの夫、強くない???
推しを差し置いて夫を応援する日が来るなんて
決勝卓はカーテンで仕切られた向こう側でスマホでそれぞれの手牌を撮影して、他の参加者がモニターで観戦するという方式。
東1局、親番のタッキーが4000オールの和了と幸先のいいスタートを切り、その後ぐらどがけんじろーに5800放銃をしてラス目に。
さすがにぐらどの優勝はキツくなっちゃったかな〜と思って、私は暢気に固定カメラのけんじろーの所作を堪能していた。
マジで選手個人の固定カメラ需要あると思うんだよな〜(一回Mトーナメントでやる感じだったよね?結局なくなってそのままだけど……)
更にトップ目のタッキーからダブリーが入り、対局者・観戦者両方からどよめきの声があがる。待ちは47p。ダブリーで両面って、こんなのあがるのは時間の問題だろうと思っていた。
しかもぐらどの手牌に7pがポツンと浮いていて、ラス目だし前に出たら放銃の可能性がありそうだった。
これはもう決まったか……?と思っていると数巡後タッキーから赤5pが打たれる。すると下家のけんじろーが「黙って降りててもトップ取れないしなぁ……」とチー。
すると当たり牌の47pが食いとられて、(ナイスチーすぎる〜〜〜!!)と心の中で拍手しちゃった。声出したら対局者に聞こえちゃうからね。
結局このあと仕掛けを入れてテンパイしていたもう1人の参加者さんがタッキーから5200の出あがり。
あれ?これでトップ目のタッキーがかなり近づいてきたんじゃない?
東3局、ぐらどの配牌はカンチャンペンチャンだらけのぐっちゃぐちゃ。ああこれは終わった……と思っているとどんどん対子が増えてきた。でもぐらどは七対子あんまり好きじゃないんだよなぁ、どうすんのかなぁ、と見ているとやっぱり面子手目指して目一杯に構えていって、最終的にカン2sでのリーチに辿り着く。
打ち切りの時間が迫ってきていて、早くあがらないと北家スタートのぐらどには親番まわってこないぞ、急げ〜!!と思っていたらツモ!
リーチツモドラ1、符ハネして1300-2600。そして急いで牌を落としてもう1局!
ぐらどとトップ目のタッキーとの点差は1300点でなんでもいいからあがれば優勝。ラス目のけんじろーも1300-2600条件という大接戦。こんな熱い展開ある???
オーラスのぐらどの配牌、2面子あって他の形もいい好配牌!これはもらったのでは……!?
仕掛けてタンヤオにするかな?と思っていたけどかなり早い順目で平和369sテンパイに辿り着き、8順目でツモ!
すげえええええええ………!!!!!
というわけで
「草」なんて言っちゃったけど、5800放銃後も諦めずにしっかり手を組んでアガリに向かう姿を見て「がんばれ……!!」って応援しちゃったよ!ほんのちょっとだけかっこいいって思っちゃったよ、悔しいけど!!
推しの対局なのに推しを差し置いて他人(※夫です)を応援をするなんて思わなかった!!!!
そういえばぐらどは昨年11月のしぶりんペアマッチでペア優勝したり12月の友人の結婚記念の私設大会でも優勝してるので、これで3か月連続で大会優勝してるんだよね。
ひえ〜ぐらどさん強すぎるよ〜!今度稽古つけてください!!
ちなみにいかわたは後半失速して-25.3、28人中18位。
途中までは割とよかったんだけどな〜!
けんじろーとはこれで2回同卓して2回ともラスなので次こそなんとかしたい……けど、なんか全然勝てる気しない〜〜〜!!
大会終了後のおしゃべりも濃密すぎ
大会終了後にもゲスト2人と色々お話することができた。
ぐらどはタッキーと同卓時に無事高校時代のエピソードを話すことができたらしく、タッキーも「あまり人に話したことなかったんだけどな〜。でも間違いなく俺です」と言ってくれたらしい。エモッ。
あと、出身中学と高校も聞けてしまった。
「えっ、じゃああの〇〇色のジャージ着てたんですね〜!」
「そうそう!あのダサいやつ!!」
「大丈夫っす、うち〇〇中でもっとダサいんで!」
「たしかにwww」
……という超ローカルトーク。
タッキーと「どこ中?」って話ができるのやばくないすか???ときめきとエモのビッグウェーブよ……!!!
けんじろーは年末に体調を崩した話を大会の挨拶時にしていて、それを聞いた私は気が気じゃなかった。
差し入れにタバコを持っていったけれど、それを今もめちゃくちゃ後悔している。
「医者にタバコ止められてるんだよね〜」
「じゃあダメだ!!持って帰ります!!(差し入れの袋を奪い返そうとする)」
「いや吸うけどね!!!(袋を抱えて奪われないようにする)」
このやりとり今思い出しただけでも可愛くて横転しちゃうけど、タバコはもう二度と持っていきません!お願いだから禁煙してくれ〜!!かわりに何を差し入れたらいいか教えてくれ〜〜〜!!!!
あとは翌日夫婦で中山競馬場に行くって話から少しだけ競馬トークもできて嬉しかった!(あずみさんもいたことだしもっと馬の話したかったなあ……でも止まんなくなっちゃうな時間が全く足りない)
そして
…………
本当にね、味しめてるよね!!!こういうことしたらオタクが喜ぶと学習しちゃったんだね!!!!!
その通りだよ!!!!大歓喜だよ!!!!!!
けんじろーのすごいところは、こういうとき完璧に表情管理して写真を撮らせてくれるところだと思う。バスローブでもモノクルでも照れが1ミリもない。こういうときにヘラヘラ照れながらやられるとこっちまで恥ずかしくなるもんね。素晴らしすぎるよ。
長時間の大会が終わって疲れているだろうに、最後の最後までこうやって全く手を抜かずに全力ファンサしてくれるけんじろー。脱帽ですよ。
私はまだ麻雀界隈に来て2年ちょっとだけど、こんなに丁寧にオタクに接してくれる人ってどれだけいるんだろう?
(私がお会いした所謂トッププロと呼ばれる方たちは皆もれなくファンサすごかったけどね!むしろこうやって会いに来てくれる人を大切にしてくれるからこそ応援したいってファンが増えていくんだろうな)
こんなに福利厚生がしっかりしている沼はなかなかないと思う。
みんなおいでよ、けんじろーの沼。
打ち上げでオタクの感情が爆発
あまりにも充実しすぎた大会が終わった後、あずみさんから誘ってもらって千葉で軽い打ち上げをした。
初対面とはいえXではちょこちょこ絡ませてもらってたので、話が弾む弾む。
あずみさんの終電さえなければマジであと5時間は喋っていたかった。
お互いの推しからの尋常じゃないファンサ話に爆沸きしたり、競馬の話もちょっとしたり。
そんな中、お互い麻雀推し活noteを書いてるというところから、話題は「オタクとしての在り方」に。
最近話題になっていた近代麻雀の男子プロ投票(結果出ましたね〜)でもそうだけど、推しを推すという行為をどういった形で示すのが一番推しのためになるのか?自分たちにできる推し活の形ってなんだろう?という話をしていた。
私自身、「推し活が自身の生活にとって大きな負担になるくらいだったらやめたほうがいい」というスタンスでオタクをやっている。
時間や金銭面といった物理的な負担、それに伴うストレスが大きくなって「推し活」というものが苦しいものになってしまうのは本末転倒だと思う。
特にSNSで他のファン・オタクたちが様々な形で推し活をしているのが可視化されてしまう時代だから、「自分は皆と比べてたいしたことができていない、現場に行ける回数も限られてる、グッズをたくさん買えない……」などで病んでしまうオタクたちって結構いると感じていて。
「推しのために力になりたいけど何もできていない気がする」という己の無力感や「他のオタクが楽しそうにしてる姿が辛い、ズルい」という嫉妬みたいな気持ちまで様々あると思うけど、どっちにしろ他人と比べるからそういう感情が生まれてしまうわけで。
そんなネガティブな感情に支配される推し活って、正直楽しくはないよね!
っていう話をした。
ただでさえ日常にはネガティブな感情に襲われる出来事がゴロゴロ転がってるんだから、好きなことをしてるはずの推し活をわざわざしんどいものに変えたくない。
そもそも「推しのためにオタクができること」なんてそんなにたくさん無いと思っている。
前述の最強戦の投票みたいな明確な行動もあるにはあるけど、それが本当に「推しが望んでいること」なのかどうかは推し本人に気持ちを聞かないとわからないよね。
だから、推し活って「推しに喜んでもらうためにやる」っていう烏滸がましさを捨てて、「自分が推しを推すことが楽しい!」を第一の目的にするほうが心身の健康を保つために最重要なんじゃないかなと思っているし、私自身はできるだけそのスタンスでやっていきたい。
もちろん推しやその周辺に迷惑をかけない範囲というのは大前提で、SNSで楽しくワーキャーしてるオタクの姿を見た人が「なんかあの沼楽しそうだな〜」と、あわよくば「〇〇さん(推し)素敵な方かも……」って思ってもらえるような、愉快な推し活を続けられたらいいなって心の底から思った。
酔っ払って自分のオタクとしての在り方を語ると、お酒の力で脳みそが蕩けて程よく建前が取れて、本音の感情が整理できるんだなぁと面白かった。
あずみさんとの会話の中で生まれた、「清廉潔白品行方正でキャッチーな、でもちょっとだけ頭のおかしいオタク」という言葉を標語に掲げて、これからも楽しく推し活を続けていこう。いっそのこと背中に彫ってしまおうかな。いや「推しよ健やかであれ」も入れたいんだよなあ。
そんなことをしみじみ思いながら、夜は更けていった。
終電のあるあずみさんを見送ってぐらどとふたりで飲み直して、ホテルに戻ったのは深夜1時を過ぎた頃だった。
エピローグ
翌日は中山競馬場へ。
金杯で乾杯したかったけど完敗でした。
千葉でもう一泊して、翌日の夕方に長岡へ帰還。
長岡に戻ると、出発したときの真っ白な景色が嘘のようにすっかり雪が消えていた。東京の乾いた空気とは違う湿った冬の匂いがしてげんなりしたが、雪がないおかげで幾分心が安らいだ。
……と安心したのも束の間、数日後また街は雪に埋もれてしまった。「雪おろし」と呼ばれる新潟特有の冬の雷が夜通しずっと光り続けて、それでも大雪が音を吸収するから雷鳴は聞こえない、という不気味な時間が流れていた。
結局またいつもの地元の冬の日常が戻ってきて、私の生活のテーマもまた「この冬をどうやり過ごすのか」に戻っていった。
しかし今年の冬は、遠征で得られた素敵な思い出が寄り添ってくれている。
タッキーも地元の冬の空気を吸いながら、あの雪道を歩いていたかもしれない。
……なんて想像をすれば、なんだかちょっと体温があがるような気がしている。
けんじろーからもらった「お仕事がんばってね!!」のメッセージが、仕事をしている間ずっと見守ってくれている。
推しからもらったたくさんの楽しい思い出を大切噛み締めながら、今年の冬もなんとかやり過ごそう。
競馬が当たってないこと以外はいい新年のスタートが切れたので、きっと2025年もいい年になるはず。
今年は現場でどんな出来事が待っているか。全力で楽しむために、日々の暮らしをしっかり生き抜いていこうと気持ちを引き締めるお正月になった。
推したち〜!また元気な姿で会いに行くから待っててね!!
今回はこれにて終了です。
相変わらず自分でもびっくりするくらい長くなりましたが、書きたいことはほぼほぼ書けたと思います。
(そもそもファンサがすごすぎてそれを書くだけで長いんですよね)
今回もたくさんの素敵な時間をオタクに提供してくれた、NGのない心の広い推しこと藤島健二郎pには感謝しかありません。
本当にありがとうございました!
(これ以上のあたおかな言動はいい加減慎め!と言われたら即刻中止しますのでいつでもおっしゃってください)(あとガチで禁煙してください健康第一でお願いします、お互い体には気をつけましょうね)
タッキーも、今回たくさんお話ししてくれたあずみさんも、大会でお声がけしてくれた皆さんもありがとうございました。またお会いできたら嬉しいです!
最後に、理解のある夫・ぐらど。私の推し活はあなたがいないと成り立ちません。いつも自由にさせてくれて本当にありがとう。あと優勝おめでとう!!
次回の推し活の予定は1月末です。
また日光浴を兼ねて推したちに会いに行きます!
またnoteも書きたいと思いますので、お読みいただけると嬉しいです。
ではまた。
みなさま今年も良き推し活ライフを〜!!