子ども・子育て支援金制度はこうして始まった。#83 医療保険者に医療保険料と併せて徴収していただくこととしたのは……
(子ども・子育て支援金制度創設に係る国会審議の論点を整理しています。)
支援金は、医療保険制度を通じて徴収される。
なぜ医療保険制度を利用するのか。
田中 実質的な負担が生じないようにしつつも、国民の皆様には、令和八年度から、加入する医療保険制度を通じて支援金の拠出をお願いする内容となっています。この点が、なぜ保険料なのか、なぜ医療保険制度なのかといったことについて、国民の理解が進んでいるとはまだまだ言えません。
そこで、支援金を医療保険と併せて賦課徴収することの狙いについて、加藤大臣にお伺いします。(…)
加藤 (…)支援金を医療保険料と併せて賦課徴収することの狙いについてお尋ねがありました。
社会保険制度は、社会連帯の理念を基盤として共に支え合う仕組みです。支援金制度も、こうした連帯の理念を基盤に、保険料と整理されます。
支援金を医療保険者に医療保険料と併せて徴収していただくこととしたのは、医療保険制度が他の社会保険制度に比べ賦課対象者が広いこと、幅広い給付体系となっており、世代を超えた支え合いの仕組みが組み込まれていること、さらに、急速な少子化、人口減少に歯止めをかけることが医療保険制度の持続可能性を高めること等の理由からです。こうした点について、引き続き丁寧に説明を尽くしてまいります。
参考資料等
子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律案
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