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Drunk-Dazedこじつけ考察✏️


再登場する“三つ”の世界


GTと同様に、DDでも三つの世界観が描かれていました。

①まず一つ目は、このパーティーのシーン


②そして二つ目がこの貴族コンセプト


③三つ目は、今回の考察では触れませんが“孤児院”シーンですね。


①パーティー=ILAND?

 DDのパーティーシーンに登場したのは主に二箇所。一つは一階部分の大広間、そしてもう一つは2階にあった部屋です。MVを見ていると、シーンの随所随所にILAND要素が散りばめられている気がしませんか?

MVにてジェイは会場にて真っ先にヒスンと接触しますがこれはILAND第一話にてヒスンが入場した際に真っ先に握手を交わしていた相手がジェイだった事を彷彿とさせます。また、MVでソヌが一人別の部屋にいるシーンを見ると、ILANDにて彼だけがENHYPENメンバーの中で唯一グラウンドからスタートした事を思い起こさせます。過去の何気ない言動をMVに反映させるんですよHYBE。これが怖い。防弾の振り付けにも過去のインタビューの発言(どのMARVELキャラが好きかについて)が反映されてたり……..

また、メンバーの分け方もILANDと一致します。 ジョンウォン、ソンフン、ジェイ、ジェイク、ヒスンは、I-LANDのPart.2がスタートする時に上位メンバーに食い込んでいた為、グローバル投票の結果に左右される事なく参加する事が確定しました。彼らが他6人の確定を待っていたのと同じように、MVのシーンではこの様に部屋の中央のソファーにゆったりと____或いは上下逆さまに座って____待っていました。

一方、Part.1の最後までグラウンドに残留しグローバル投票で一位・三位を獲得してどうにかPart.2に移行できたソヌとニキは別室で水に血を入れてみたりその様子をニキが隠したり...何かを企んでいるかの様な描写がなされていましたね。怪しい〜〜〜!!!(嬉)

補足:「だから何?」と言われそうなのでここで言い訳をしておくと、単純にこのBORDERシリーズはILAND→ENHYPENへの変容に焦点を当てているシリーズだと思う...という事を冗長に語っているだけです。

では、なぜこのMVでソヌは”主人公”として描かれているのでしょうか。まだ疑問が多く残りますが、今考えられる範囲でこれに答えを出すとしたら、それは彼が”一番最後の吸血鬼”だから、そして彼がこのパーティーを終わらせたから、だと私は考えます。

そもそも、一連のシリーズは”変容”をテーマにしていると以前の投稿でも書きました。練習生からアイドルに、或いは人間から吸血鬼・人狼に変貌した彼らと、ILANDから出る事ができなかったその他の練習生達。

先述したとおり、このパーティー=ILANDだと置き換えて考えるとソヌは七番目のメンバー、最終メンバーとしてENHYPENへの加入が確定し、それを持ってILANDは完結しました。つまりソヌが吸血鬼になった為他の練習生・参加者が吸血鬼に変化するチャンスが失われた...という事を指しますよね。また、ソヌの血を口にした参加者全員の内パーティー終了後に目を覚ますことができたのはENHYPENの7名だけ。人間から吸血鬼に変容できていた者だけが朝を迎えることができました。ケイとウィジュは彼らと朝を迎えることは出来なかったものの、他の道を進み変容しデビューを勝ち取ったから吸血鬼とは違う生き物である人狼として描写されているんじゃないかな、と思ったり。

色んな感情混ざって虚無だよ、待ってるからねHYBE男児……!

②ダークムーン:ギリシャ神話との繋がり

冒頭でも述べた通り、DDのMVではGTと同じく三つの世界が展開されています。前この事考察してたじゃん?と思った方____いますよね。そうなんです。この間ここやったばっかりなんですよ創世記使って...でもギリシャ神話との繋がりもだいぶ明確に見えてきたからここに書き残しておきたくて...。なのでこの章では二つ目にあげた貴族コンセプトについてちょっとダラダラと書いていこうと思います。

みなさん、今まで“BORDER”ってなんだろう。って疑問に思ったこと、ありませんでしたか。シリーズ展開してる割に明確にそれが描写されず、悶々としましたよね。絶対何か仕込んでると思ったんですよ。でもなかなか見つからなくて、それで昨日少しDarkMoonについて掘り下げてたんです。そしたらね、ダークムーン、ギリシャ神話を経由してオールドムーンに繋がってたんです。

ギリシャ神話:ダークムーンは「ヘカテ」と結びつく「オールドムーン」のことを表す

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ヘカテ…聞いたことあるような無いような。で、調べてみたんです。みてください。

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ヘカテは“遠くへ矢を射る”者、という意味を持つ。

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月の女神、アルテミスの従姉妹。アルテミスはアポロと双子の兄弟なので、月と太陽を司る2人に近い存在という事!月光や陽光の比喩として使われた、との記載があるのにも納得ですね。
人間に成功を与えることから、信仰が盛んだったとも記述されています。なるほど。

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ここにいる人々は全員、彼女の信者だという可能性も…⬆️

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夜の十字路や三叉路に現れる/三つの体をもち___
という表記、私が今まで着目していた“三つの世界観”(GivenTakenでもDrunkDazedでも三つの世界が展開されていますよね)とつながる部分があるなと思いまして…。蜂蜜をお供えするのは流石にジェイ味感じて笑いました。夜と魔術の女神、月の女神としての力を持つ(或いはアルテミスやセレネと混同された)とも記載されていますし、ヘカテ自体が月や魔術、夜と結びついていると考えてOKなのでは。

因みになんですが、海外版wikiにはこんな言葉まで載ってました。

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境界の女神(Goddes of boundaries)

ヘカテーは、境、城壁、出入り口、十字路、ひいては生者の世界の外や向こう側の領域と関連づけられていた。ヘカテーは特に「間」と関連していたようで、それゆえにしばしば「限界」の女神として特徴づけられる。「ヘカテはオリンピアとタイタンという体制の間、さらには人間と神の領域の間を仲介していた」[53] この限界的な役割は彼女のカルト的な称号の数々に反映されている。Apotropaia(背を向ける/保護する)、Enodia(道中)、Propulaia/Propylaia(門の前)、Triodia/Trioditis(十字路を頻繁に訪れる)、Klêidouchos(鍵を持つ)などである。(翻訳機に入れましたごめんなさい)

BORDER…?
ちょっと待てこの人ENHYPENのキーワード全網羅しとる。

 英語wikiにはヘカテーが“Goddess of Boundaries”であると明記されています。つまり、この“ヘカテ”は矢、BORDER、三つの世界、月光や陽光との関連性…ENHYPENが扱ってきたテーマ殆ど全部に関連がある…まだまだ調べがいがありそうですね😭💓

では、この女性は一体誰なのか。

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リリス説もまだ全然可能性があると思いますが、ヘカテもなかなかのいい線行きそうですよね。でも原点回帰してアルテミス説もある気がしてます。(おい)アルテミス、実はCarnivalのコンセプト写真に登場してるんです。月の女神として知名度が高いのはアルテミスですし、双子の太陽神・アポロも結構登場してるので...うーん。リリス、ヘカテ、アルテミスと複数の女性像が浮かび上がってきましたが、謎は深まるばかりですね。

仮に。仮に、この女性がアルテミスだとした場合ですよ。MVにてアルテミスと同じ行動を取っていたソヌ.........もしかしなくてもアポロンなんじゃ.....................。アルテミスの双子だから、だと考えると二人の結びつきが明確になるから...彼が彼女をトレースしたような動きをしていても可笑しくない、じゃん...?今後アポロン関係の匂わせきたら誰よりも早く察知して考察したいと思います。

ではそもそもアポロンとは一体どんな神様なのか。

ギリシア神話の光明、医術、弓術、詩歌、音楽、預言、家畜の神。ラテン名はアポロ。母レトはゼウスの愛を受けたが、ゼウスの妻ヘラの嫉妬(しっと)を逃れてアポロンとアルテミスの双子の兄弟をデロス島で出産した。ゼウスはアポロンの誕生を知ると、息子に金の帽子と竪琴(たてごと)と白鳥の引く車を与えた。女神テミスに養育されたアポロンは、誕生後数日にしてりっぱな青年に成長し、武具に身を固めて戦車でヒペルボレオイの国へ旅立った。また、アポロンは、光の神として「フォイボス」ともよばれ、ときには太陽と同一視されるが、これはアポロンがギリシア人、さらにその後のローマ人にとっても知性と文化の象徴であったことによる。

因みに超美青年で恋多き男だったらしいです。ほほぉ〜〜〜ん。ソヌ、アンタやるじゃん。

先述したとおり、ソヌはアポロとツーショ撮ってるし⏬

アポロンは太陽神、太陽は英語でSUN、ソヌは英語でSUNoo...なんちゃって。

(因みにソンフンのコンセプト写真と全体の写真には月の女神・アルテミスの胸像が映り込んでるんですよね…✏️)

血が示すBORDERシリーズの終焉

さて、話は少し戻りますが先ほど”朝を迎えられた”(=吸血鬼に変容できた)のはENHYPENの7名だけだ、と書きました。仮にそうだったとしたら、では朝を迎えられなかったパーティーの参加者はどうなったのか?という疑問が出てくるかと思います。直接的な表現は無いにしろ、シーンの順番的にソンフンがビッシャビシャに浴びていたあの赤い血...あれが答えなのでは無いでしょうか。あの血、ソヌが噴水に自分の血を入れた直後に登場するのでソヌの血液(1000倍希釈)かな?と思ったりもしていたのですが、流石に無理あるな...と。その血が入った水を口にしてしまった人々の血だと考えた方が血液のスケール的にも辻褄が合う気がしませんか?全て参加者の物(つまり彼らが変容するために蹴落さざるを得なかった練習生達の物)の血を浴びて、尚踊り続けるパクソンフン。HYBEは彼にしんどいものを背負わせ過ぎ。

うん、もっとやれ。(やるんかい)

スクショ事故ってるけどILANDでもちゃっかり同じような構造の部屋でソロダンスしてますね。

生き残るには他の練習生に勝つしか道は無く、そして勝った後もその血を浴びながら歌い踊り、そして歌手として歩む...それがアイドルの宿命です。ここまでいろんな事を考えてきましたが、やはりこのMV、そしてBorderシリーズはENHYPENがアイドルとして誕生し、そして歩み出すまでの軌跡を描いている説が超濃厚な気がします。まぁ5割こじつけなんですけどね。神話や思想哲学諸々気になる部分は多々ありますが、彼らが独自のストーリーを展開していくのはわかりきった事だしこの段階での考察はここで一旦終わろうかな...長々とお付き合いありがとうございました!

追記

<メンバーが使っていた吸血鬼の持つ超能力リスト>

テレパシー:ジェイ・ヒスン

テレポーテーション:ジョンウォン・ニキ

・ニキがソヌの居る部屋の前でヒュンヒュン移動しまくってる可愛いシーン、よく見ると後ろのソヌが完全に固まってる事から時間弄って止めちゃったのかな?とも思ったのですが、調べたところ吸血鬼にその様な能力は無いらしい。残念。

・ジェイクが蝋燭に火をつけるシーンも吸血鬼の能力を使ってると勝手に思い込んでいたのですが、どうやら一般的な吸血鬼の伝承の中に火を起こす力を持っていたという記述は一切無いっぽい。ジェイク、実は吸血鬼じゃないオチ...?

 追記②夢と現実が混ざり合う(Mixed Up)Border:Carnival

防弾の花様年華でも一時期画面の比率に着目した考察が展開されていた事を思い出したのでこちらも少し整理してみました。この追記は海外考察垢さんのツイートに触発されたモノなので少し内容が似ていたらごめんなさいとしか...😭

MVで展開された世界観同様、この映像の縦横比にも三パターンありました。

①4:3 - 古いテレビ・過去回想シーンで使われがちな比率

②7:3 - 映画みたいなやや横長の比率。Given-Taken MVはこの比率で全シーン展開していましたね。


③16:9 - 現代のテレビと同じく黒縁が現れない比率。現在の時間軸を舞台にしたパーティーシーンやダンスシーンで使われていました。終盤ではダンスやパーティー以外にも使われていたのでまだ明確な役割は不明。てかなんか建物のセットの仕方が微妙にレトロというか、私が幼い頃のディズニーチャンネルみたいな雰囲気感じるんだけどこれ果たして何年の設定なんでしょうかね?

以前、GTで登場したグリッチやセピア色のフィルターが時間軸を区別するために使用されていると指摘したと思いますが、DDでは色に加えてこの縦横比でもシーンを区別していますね。

MVは、メンバーが演技をしているシーンでは一貫して映画のような上下に少し線が入った比率(7:3)になっていて、その時間軸の中で、ストーリーが展開しています。

注目すべきは"느껴져  내 머린(サビ直前)”の部分でしょうか。過去シーン(4:3)→映画(7:3)→現在軸(16:9)...と滑らかに画面比率が変わりジョンウォンの記憶や夢の中から抜け出してダンスシーンに移行しているかの様にも見えます。7:3でストーリーが進行しているとしたら、他二つは誰かの頭の中で展開されるモノ(夢・記憶・他グルで登場してる精神世界的な何か)を表しているかもしれませんね。

また、ジェイの顔が大写しになる私が大歓喜したこちらのシーンですが、よく見るとこちらも頭が痛そうなジェイが何度か首を振ると画質が悪くグリッチが入っていた4:3が勢いよく7:3に切り替わり画質もギュン!と良くなってます。視界が開けたような、靄が晴れたようなそんな雰囲気がありますね。あとイケメン。そこからニキとソヌが何かを企んでいる(様にも見える)シーンに移行します。この様なシーンがあったのはジェイだけなのでもしかしたらジェイは他とは何か違う役割をこのストーリーの中では担うのかもしれません。

因みにこのサイケデリックな色合いの4:3は態々この為のセットを作った割にジョンウォン・ニキ・ジェイクしか使用していないのでこの三人が今後グループで描写されることがあったら間違いなくこことつながると思います。背景のキーワードは「We breathe only in blood」...「Ride till you  Die(読めない)」等色々描かれてますね。大広間でのダンスシーンに映り込んでいる横断幕と同じ文字もチラホラ。「Too young to Die, too drunk to live」も背景にあるのかな?見えなかったけど...。



G-Tは世界観を全面に押し出してきてたMVである事から画面の比率が一定だったのにも納得が行きますね。ただ、一つ疑問が残るとしたら、 このDDのMVにて過去と夢、或いは記憶の棲み分けがなされてないと言う点です。
孤児院での映像もサイケな映像も同じ画面の幅。誰かの頭の中で展開されているからこの幅なんだよ、という曖昧な説明で終わらせるには工夫されすぎている部分な気がするのでもうちょっと考える必要がありそうですね。

(今更知ったのですが、どうやらこの画面比率のことは”アスペクト比”というらしいです...めんどいから修正しなくていいや...)

カムバ楽しみ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!


追追記:この投稿の最終チェックしてた16時頃にメンバーのコロナ陽性のweverse通知がきました。数年後にこのブログを見返した時に「あぁこんなこともあったなぁ大変だったね、」と笑えてますように...あとコロナ、お前だけは許さん。


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