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アクションの振り返りと、次のアクション

自分と世界を豊かにするために行ったアクション
POOLO3期の中で企画した、POOLO生を淡路島に連れてくる企画「俺んとこおいで@淡路島編」

行ったアクションがどうだったのか、企画で考えていた背景と共に、振り返っていきたい。


企画の趣旨

2022年9月17日〜19日、総勢20人のPOOLO生が淡路島にやってきてくれた。
北は福島から、南は長崎まで、全国からはるばる。

旅の趣旨は大きく二つ。

①POOLO関西メンバーに会いに来る旅

POOLOは、約70人のメンバーが参加しているコミュニティだが、関西に在住している割合は1割程度ということもあり、希少な人たちとなっていた。
その希少な関西メンバーがこの旅には参加するということもあり、関西メンバーに会える旅として位置付けた。


②ありのままの自分を発見する旅

二つ目の趣旨は、「自分と世界を豊かにするためにできることは?」という、POOLOで問われてきた、問いに対する自分なりの答えを試すためにあった。その答えを、改めて示しておきたい。

自分と世界を豊かにするために、まず「自分」と「世界」の豊かさを下記のように定義することにした。

自分の豊かさとは、
『一人ひとりの中にそれぞれが思う「豊かさ」がある状態』

世界の豊かさとは、
『みんながそれぞれ定義した「豊かさ」と、世界の中でその「豊かさ」を満たしていないところ、に対して何かしら解決しようと実行している状態』

上記の定義から、「豊かさ」を日常的に感じるためには、そもそも自分自身を客観的に観て、本当の自分はどう感じているのか、どんな思いや考えがあって生きているのかを知っていないと、「豊か」であると感じられないのではないかと思った。

まずはありのままの自分を見つける機会を作ることが必要であり、内なる自分の感情や想いに触れる機会を創出することが大事なのかもしれない。

そして、『ありのままの自分自身を知った上で、改めてそれぞれの思う「豊かさ」を感じてもらうこと』それこそが、自分にできる「世界の豊かさ」を作るための行為なのかもしれない、と思っている。

だから、今回「ありのままの自分を見つける旅」として実行した。

長くなってしまったが、以上二つが企画の大きな趣旨であった。
もう少し詳細が知りたかったら、下のnoteに書かれているので、是非。

実施した内容

3日間のタイムスケジュールをまとめる。

●1日目
10:30 淡路島集合・海岸で集合写真を撮る
11:30 「淡路シェフガーデン」でランチ
13:00 POOLO最終ターム発表会
17:00 「クラフトサーカス」にて海鮮BBQ
20:00 海岸で焚き火
大荒れの海岸にて集合写真📸
●2日目
10:00 「タネノチカラ」のお話・農体験
14:00 海でSUP
17:00 体育館で球技大会
20:00 「チーズ&ピザワークス淡路島」にて夜ごはん
22:00 しおりの問いを深ぼる会
急遽開催した球技大会でメンバーの誕生日をお祝い🎂
●3日目
10:00 モーニング
11:00 台風が近づいているため解散
台風が迫っている中、ギリギリまでみんなありがとう

今回の旅の3日間、実は最大瞬間風速50.9メートルを観測した非常に強い台風であった「台風14号」と大被りした。そのため、台風の影響で泣く泣く淡路島行きを断念したメンバーや、早めに帰らざるを得なかったメンバーもいた。さらに、企画に入れていた淡路島でのイベントも中止となったり、本来の形とは少しズレた部分はあった。しかし、みんなが楽しく参加してくれたおかげで良い時間となったし、イレギュラーでもついて来てくれたみんながいたからこそ、良い企画となったと心から思う。

3日間に様々なコンテンツを入れ込んだが、それらの狙いや目的を次に挙げていきたい。

コンテンツの目的

淡路島に来て観光するだけだと、自分が企画をする意味がないと感じたので、のすけだからこそ体験できるコンテンツを散りばめた。それぞれの目的と振り返りをまとめていきたい。

焚き火

都会の中では体験することができないことでもあり、海岸で焚き火をするという圧倒的非日常を体験してもらいたかった。あとは、「のすけと焚き火がしたい」とみんなが言ってくれていたので、必ず実施したかったのもある。

焚き火には、いつの間にか自分の本音が口からポロポロとこぼれ落ちていく効果があると思っている。普段は中々思っていることを人に表現できない人でも焚き火の前で火を見ていると、話しやすいのではないかと思って企画した。

実はこの旅は、9ヶ月間のPOOLO活動が終わる1週間前に位置していた。そのため、今までを振り返っての想いだったり、これからの活動についてだったり、を語り合う場になれば良いと思った。そして、話していく中で普段は見せない自分の想いや、自分でも気づかすに蓋をしていた感情だったりを認識する時間になったら良いと思った。

本来は、グループになって4人1組でローテーションをしながら行いたかったが、台風の影響で風が強く、思ったより薪の燃焼するスピードが速いと判断し、一つの焚き火をみんなで囲む形に変更した。本来なら全員と話し合う時間にしたかったが故に、メンバーの位置を回すことができなかったことは悔しかった。

しかし、焚き火の時間が取れ、普段ゆっくり話せない人と話せたり、焚き火を囲んで話をしたことで普段自分が見ていなかった所に気づけた。などの感想がもらえたことは嬉しかった。

みんなで火を囲む時間、とてもよかった

”農”に触れる

農に触れてもらおうと考えたのは、当たり前に接している野菜を切り口に、普段の日常を捉え直すきっかけにしたかったから。ここでは、自然農法を通じての"農"の話だったり、日本や世界に存在している社会課題を捉える話を、同期で淡路島に住んでいる中塩くんから聞いた。そして話を聞いた後に、育苗していたハクサイや、芽出ししたジャガイモの植え付けをみんなでおこなった。

話の中には、スーパーに並んでいる野菜がどのように作られているのか、土はどのようにできていて、野菜を育てるためにどんな影響が人間にも出ているのか、といった内容もあった。壮大かつ全く無知の内容だったかもしれないが、普段目を向けないところの視点だったり、触れることのない世界に触れたことは良かったと反応をもらった。

自分では中々考えないことや日常の生活や暮らしを考えるきっかけとなり、それがいつか新しい自分や本当の自分を発見するヒントになってくれたら良いと思う。

普段触れない世界の話を聞いた

SUP

本当はサンセットSUPとして、夕日を眺めながらのSUP体験をと思って企画したが、全体の時間の兼ね合いでお昼に敢行した。しかし、このSUPの体験は予想だにせずよかったと思えるものだった。

POOLOは、20代~30代のメンバーが参加しており、メンバーそれぞれが個を尊重して認め合っている文化があった。しかし、20代前半のカツカツ大学生と、20代後半のバリバリキャリアマンと、30代前半の人生絶頂期マンでは、価値観や文化にギャップがあることは当たり前ではあるが少し感じていた。

ところが、SUPには、感じていたギャップを消してくれる効果があった。全員がそれぞれボードを漕ぎながら、進んだり、誰かを海に落としたり、落とされたり、一緒に乗りあったり、子供のように解放されて遊んでいた。

自然の中で体を動かして遊び合うことには、こんな解放される効果があるなんて予想していなかった。たくさん海水を飲んだし、叫び合って楽しんだ。みんなで海に入った体験をしたからこそ、「もう隠すことなんてない」ようなマインドができてなんでも言えるようになったのかなと、2日目の「しおりを深ぼる会」では思ったりしてた。

みんな良い顔

しおりを深ぼる会

旅の前に、参加メンバーには4つの問いを投げていた。

(1)
▶︎日々の中でちょっとした幸せを感じる瞬間はありますか?それはどんなことですか?
▶︎それはあなたにとってなぜ幸せなのですか?

(2)
楽しかったはずの飲み会の帰り道、ふと虚しくなるときや、どこか物足りなく感じるときはありませんか?
▶︎あなたにとって、"満たされるとき"ってどんなときですか?どうしたら満たされますか?"満たされないとき"ってどんなときですか?そんなとき、どうしますか?

(3)
▶︎あなたにとって「余白」とはなんですか?それは本当に必要だと思いますか?

(4)
▶︎あなたにとってPOOLOとはなんですか?どんな存在ですか?

この4つの問いの狙いとしてまずは、当たり前に過ごしている日常と旅や遊びの時間を過ごしている非日常との違いを再認識してもらうこと。そして、自分っていつ幸せだと思うのだろうか、何を自分は求めているのだろうか、を考えてもらい、改めて自分自身に問い直しを行ってもらおうとした。

これらの回答をしおりにまとめたのだが、しおりにした理由もある。
まずは、問いの答えを出してもらって、淡路島に来てもらう。そして「ありのままの自分を発見する旅」を通して、内に秘めた本当の自分に出会う。その自分が、改めて何を答えとして出すのか、淡路島に来る前と来た後での変化はあるのかどうか、それを感じてほしいと思って、何回も見返すことができるしおりにした。

本来は焚き火の時に、これらを見返しながらグループでディスカッションをしてもらうことをワークショップとして考えてはいたが、焚き火が一つとなり風も強かったため実施できず。すると、メンバーの誰か(さや?ぴろちゃん?)が宿でしおりの読み直しをしようと言ってくれて、問いの答えを深ぼる会に発展した。

この深ぼる会の時間は意図せずに起こったのだが、結果的にとても良い時間になった。答えをいくつかピックアップして、回答の理由を聞き、それに対して「私はこうも思う」「俺はその感覚ないなあ」「わかる〜〜」とか反応していた。
それぞれが自分だったらどう考えるかを考えて、対話をしていたから、なんでそう思うのだろうか、なんでこう思ったのだろうかを改めて考え直す時間になっていたと思う。最後にこの時間を取れてよかったな。

深ぼる会は良い時間だった

最高な時間をありがとう

本当にやってよかったなと思える最高な旅でした。来てくれたみんな、運営一緒にしてくれた運営メンバー、ワークショップを一緒に考えて準備してくれた企画メンバーも本当にみんなありがとう。

しかしその中で、旅を通して「ありのままの自分を見つけること」ができて、自分にとっての豊かさとは何か?を改めて問い直すきっかけにはなっただろうか。

判断基準として、「新しい自分に気付いたり、普段感じない自分の一面とは出会ったか?」をアンケート内に設けた。

8割ぐらいのメンバーが「はい」と回答をくれた。参加してくれたことをきっかけに、新しい自分自身を認識してくれたら嬉しい。そしてそこから、自分の豊かさについて再考してくれたら尚良いなあと思う。

今回の企画のおかげで、自分の持っている役割や自分だけの価値にたくさん気づけたなとも思う。参加者メンバーに回答してもらったアンケートにも、それぞれの角度からの気づきや想い、感想をくれて改めて「よかった」と思えたよ。

こんな幸せな気持ちにしてくれて本当に感謝しています。
みんなありがとう。


next アクション

今回自分のやりたいことをやってみて、「こういう場を提供するの好きだな」と気づけた。しかし、今回のような企画を行った先に何があるのか、わからなかった。

少しぼやっとしている中、POOLOメンバーのいなりとくらこーに誘ってもらい「migakiba」という、環境省が主催する実践型研修プログラムに参加することになった。

migakiba(ミガキバ)は地域を超えて多様な専門性・背景を持つチームが集い、地域の資源や文化をともに探索し磨き合うことで、これからの循環を
考える環境省主催の実践型研修プログラムです。
本年度は独自の自然環境や文化的・歴史的背景を持つ7つの地域を舞台に、それぞれの土地に根ざし先駆的な活動を実践する現地事務局、講師陣による伴走のもと、新たなプロジェクトを構想していきます。
[migakiba]

地域として北軽井沢を選択、この地域のテーマは『自然とともに生きるための場づくり』。キャンプ場を拠点に地域に眠る資源や文化を繋ぎ、新しい循環型産業を構築している。先日フィールドワークに参加した。その際に、視野が広がった。

「こんな場づくりがあるんだ」

自分たちのやりたい、表現したいことをもとに、地域と繋がり、結果的に循環した構造を作っている。”場”から、別の産業、地域、に繋がることができる可能性を実感することができた。

少しボヤってしていたものが晴れ、このままやりたいことを進んで行ってみても良いかもしれないと視界が明るくなった。最終的に表現したいものはまだ見えていないかもしれないが、今は「ありのままの自分を見つける旅」をまた作っていきたいと思う。

次のアクションを実行してまた研ぎ澄ましていき、それの繰り返しで段々と自分の道を明確にしていきたい。そしてアクションの過程で、「自分と世界を豊かに」していけたら良いんじゃないかと思う。




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