「深」まった一年
今年は、深まった一年だった。
ずっと抱えていた気がかりに気づいて、自分を受け入れることができた。
自分自身の理解度も大分上がり、感情や思考もさらに深くなった。
人生の中でも大きな転機となった一年。
2023年最後に、今年の振り返りをnoteに残していく。
今年の目標から振り返る
2023年の目標を書いたnoteはこちら。
このnoteを読み返して思ったのは、
まだまだ大分取り繕ってたなあ自分。笑
自分の生き方や本当にやりたいことが見えてきたって書いてあるけど、全然そんなことはなかった。笑
あの時は、自分は自分のことをわかっている、理解しているって、自分で思おうとしていたし、周りに対してもそういう自分だって、必死に示そうとしていたんだろうな。めっちゃ強がってる。
でも方向性は間違っていなかった。
やっぱり本心には嘘はつけなくて、
「それなり」で何でもこなしてしまう自分からは
脱却したかったとあるし、
今年はそれを達成できた年にもなった。
挫折するまでやってみるって目標の立て方も
間違っていなかった。
辛い時、しんどい時も、
「今年はまじキツい経験をする年だもんな」
って思えて、乗り越えることができた。
おれが変われたのも、
本心から出たその目標を達成したいと、
年始に設定できたから。
2024年もまた新しく目標を定めたい。
身体感覚が伴って、深まる
今年の個人的大きな出来事。
友達の結婚式の二次会幹事
四年勤めた会社を退職
フィリピン留学
ニュージーランドへワーキングホリデー
全て新しく経験したことばかり。
全て、一回きりの「やってみた」系の経験ではなく、
帯で、一定期間を踏まえての経験。
それらを踏まえて、
「やってみる」ってことがどういうことかがわかった。
ただ一回、触れてみる、だけだと
わかった気にはなれるけど、真にやってみたことにはならない。
自分で触れて、感じて、考えて、
そこから先、
じゃあ相手はどう考えて動いているのだろうか、
周りの人はどんな人で性格で、
みんなはどんな背景があって、
そのおかげで、
おれにどう接していて、
おれに何をもたらしていて、
おれが何を受け取るのか。
自分だけの一方的な受け取りだけでなく、
相手や周りやみんなを理解した上で、
身体感覚に実感値として染み込んでいくことが
経験だって思えた。
目の前のことを全力で取り組むってことが苦手で、
いつも勝手に自分で解釈して、斜に構えて、
わかった風になっていた。
でも今年の様々な出来事のおかげで、
経験するとはどういうことなのかわかった気がする。
それは、
自分の「やってみたい」ことにも通づることが言えて、
「やってみたい」って思って取り組んでみた時に、
思ったのと違うかもしれないし、上手くいかないかもしれない。
でもそこですぐに手放すんじゃなくて、
何が思ったのと違った原因なのか、
なんで上手くいかなかったのだろうか、
その理由を知ることができるのも、
やってみたいことをやってみる良さだと思う。
インプットをして、深まる
今年はPodcastを良く聴いた。
特に聴いたのが、「コテンラジオ」
2018年11月から配信された最初の回から、
2022年11月に配信されている物まで、
４年間分の配信をこの一年間聴き続けてきた。
今年の配信回に追いつくことはまだできなかったが、
めちゃくちゃ聴いてきた。
歴史を捉えるときに、
一面から物事を見て、
誰が悪いとか、誰のせいだとか、誰がすごいとか、
を言うんじゃなくて。
時代背景、環境、文化、思想、家族構成、性格、とか
歴史に出てくる一人の人間や背景を理解した上で、
なぜその行動をしたのか、その判断になったのか、
を解説してくれるから、
人類の挙動のあり方とかが見えて、
人間理解が深まる。
コテンラジオを聴いたことで、
メタ認知できる、尺度が広がった気がする。
一人の人間、一つの物事に対しての見方が
一片的にではなく、多面的に捉えられるようになった。
情報の受け取り方が全然変わったし、
世界の見方も変わった。
自分を深めて、人間を理解する
自分自身の奥底に眠る
気がかりやモヤモヤに気づくことができたおかげで
自分を深めることができた。
自分の深いところに触れて
自分を理解することで、
人間というものの理解度が上がった気がする。
おれの弱いところ、ダメなところ、見たくないこと、
全部わかった感覚がした時に、
視野が広がって、
「人間みんなこうなのかもな〜」
ってなんか思った。
例えば、おれはめっちゃ矛盾を抱えている。
自分について理解しているって言ってるけど、
理解していないところもめっちゃあって、
何でそんなことでイライラするんだよって思うこともある。
例えば、おれは言ってることややってることがすぐに変わる。
前までこう思ってたのに、
今では全くそう思っていなかったりもする。
英語を話したいって意気込んでいたのに、
今では英語を話すことよりも使いたい時間を確保したいって思っている。
おれだけじゃなくて、
人間みなそういうもんなのかもねって思えるようになった。
自分を受け入れる、自分の解像度が上がることで、
人間理解も深まって、
そこから派生して、
目の前に広がっている友達や家族、コミュニティ、仕事仲間に対しても、
なんか理解できている気がしている。
理解っていうより、寄り添いのほうが近いかも。
言っていること分かんないって思うことがなくなった。
何でそういう行動するんだろうで、止まることがなくなった。
みんないろんな背景があって、
これまでの人生を生きてきて、
そういうので構成された、
一人の人間なんだって思えるようになった。
自分・世界・人間の見方が深まった
自分と世界と人間への見方が変わって、
今までの世界より、
より深いところまで見えるようになった気がしている。
深まったことで、良いことがたくさんある。
寛容になれる、優しくなれる、余裕が出る、自分を肯定できる、許せる。
分かった気にならない、変化するものだって思う、良くしようとしてよくなるわけじゃない、巡り合わせになってる。
とか、こう思えることで
なんかすごく生きやすくなった。
それだけ、今年はいろんな経験をしたってことだ。
お疲れ、自分。
ようやく人生のスタート地点に立ったな。
そんな年になってよかった。
2023年、ありがとう。