入社してから毎日感謝の正拳突きをしている話
この記事はもういくつ寝るとお正月アドベントカレンダー 1日目の記事です。
ここからお正月までの1週間、毎日楽しみですね!
※ 毎日記事が出る予定は特にありません。
ポート株式会社に7月に入社した加藤@ikasumi_wt です。普段は就活会議のエンジニアリングマネージャーをしています。
今日は毎日感謝している話です。
※タイトルは幾分誇張されています
感謝の正拳突きとは
『HUNTER×HUNTER』のネテロ会長で有名なアレです。
実際に正拳突きを1万回やっているわけではないですが、本当に感謝はしています。
新人は入社してから何をするべきか
最初から脇道に逸れますが、自分は7月に入社してから約半年になります。入社後はオンボーディングなどを経て、実務に少しずつ入っていく形で進めていたら、いつの間にか半年が経っていました。
入社してからどうやってバリューを出していくのか / どういう振る舞いをしていくのが良いのか?には諸説あると思いますが、例えば現東京都副知事の宮坂さんのnote「最初の100日で何をすべきで何をすべきではないか?」にはこう書かれています。
私はプロダクトで2人目のEMということもあり、上記のnoteで取り上げられているCEOたちほど強烈なリーダーではありませんが、この文章の「口はほどほどに」の部分については意識していました。
目と耳と足を動かす
入社後(オンボーディング後)は各チームのdailyに出たり、EMと毎日夕会(※1)をしたり、開発メンバーとは個別に30分ほど1on1を開催して相互理解を深めたり、事業部側のミーティングにお邪魔し意思決定の構造を把握しに行ったり...と、色々と動き回りながら自分の中でのプロダクトや組織への理解を深めていきました。
就活会議チームはすでに一定規模の組織・事業だったこともあり、どういった部分でどういうコミュニケーションが取られているのか、ステークホルダーや意思決定のパスがどういうところにあるのかといった部分は、この動きをしていなかったら見えてこなかった部分も多かったです。
また、開発部はリモートのメンバーが多かったこともあり、個々人がどういった思いで働いているのかなどは1on1を通じてお話しすることで知ることができたと思います。
このあたりの動き方には苦労した部分も多いのですが、苦労話は別の際に筆を取ることにします。一人目のEM(現:部長)や元VPoEにはコミュニケーションパスを広げてもらうために色々と無茶を言った気がします。
※1: 夕会では当日の疑問点の解消をメインに、過去の経緯や背景知識など、アンドキュメントなもの(暗黙的なもの)を深掘って教えてもらったりしていました。また、やりたいことに対しての壁打ちなどもこの場で相談していました。
(下記は無茶振りや壁打ちの一例です)
さて、前置きも長いと飽きられてしまうので、感謝の正拳突きの話をします。
正拳突きをはじめたきっかけ
足で稼いで、目で見て、理解する。それを繰り返していった実感として、組織の輪郭や、実態が徐々に見えてくるな〜と思いました。
特に、自分は2回目の転職ということもあり、前職や前々職と比較して「この取り組みいいな〜」と思うものや「こういう振る舞いができるのってすごいな〜」と思うものが結構ありました。
こういう振る舞いはできる人はしれっと / ササッとやっていることが(いわゆるできる人がやる所作が)多いんですが、よくよく見ていると若手のエンジニアでもやっている子が多いなと思いました。
弊社はフルリモートなこともあり、同じプロダクト組織のメンバーにも直接お礼を伝える機会もなかなかないのも大きいのです。ただ、せっかくのいい振る舞いなのにみんなが賞賛する文化がないのはちょっと寂しいな〜と思ったりしました。
beforeコロナであれば、ちょっと席に行ってお礼を伝えたり、カフェスペースや何かのミーティングの前後などで声をかけたりできたかもしれません。
前述のnoteでは「口はほどほどにして〜」とありましたが、自分の理解ではここでいう程々にするべき対象は意見を出すことや、現場を見ないで戦略を語る、風呂敷を広げるみたいなニュアンスじゃないかな〜と思っており、ポジティブな振る舞いはもっと積極的に推奨していったほうがいいのでは...!?と思い、行動に移しました。
当時を思い出すと「xxはしないようにしよう」「xxはやめましょう」みたいなベクトルのフィードバックが多かった(気がする)のも、正拳突きを開始した理由かもしれません。
「さてどうやろうかな〜」と一瞬悩んだりしましたが、Slackのあるチャンネルを使うことにしました。
毎日感謝をする
弊社には Colla のCandyを送ることができる #homete というチャンネルがあります。チャンネル名の由来までは聞いていませんが、多分褒めるのが推奨されているんだろうなと思って使っています。
実際にCollaのサイトをみても
と書かれているので、少なくともCandyを送るコンテキストは間違っていないでしょう。
とりあえず自分はこの #homete チャンネルに投稿することにしました。
とりあえず一人で始める
包み隠さずいうと、自分が入社する前はあんまり活気のあるチャンネルじゃなかったです。
数日に1度よく送ってる人が送っている程度で、送る内容も「急にお願いした件ありがとうございました!」「エラー対応ありがとうございました!」などが大半。
入社してこのチャンネルを発見した当初は、いいチャンネルあるじゃん〜と思った一方で、流量が少なかったので「投稿するタイミングに悩むな...」と少しだけ悩みました。
ただ、「まあ悩んでも仕方ないし好きなタイミングで使うか〜」と思い、自分の好きなタイミングで勝手に送り始めました。
とりあえずなんでも感謝する
新人は感謝のボーナスタイムです。なぜならどんなことをしてもらってもありがたいからです。
褒められて嫌がる人は多分いません(照れくさいはあるかもしれません)
ということで、私がフットワーク軽く感謝したのをざっと列挙してみます
閑話休題)
ガンガン送っていたら、100個になっていなかったのを発見したりしました。そして増やしてもらってもその週は在庫が回復しなかったので送れなかったので、幾許かの感謝チャンスを逃しました。MOTTAINAI。
Candyがなくても手動で送ります。正拳突きは待ってくれないので。
何が起きたか
初月に🥇を獲得しました(ほぼダブルスコアで)
まあ毎日のように送っていたら当たり前ですね笑
2ヶ月目も同様に 🥇でした。
油断していたら3ヶ月目にして一位転落しました。
が、4ヶ月目に🥇復帰しました
多分今月も🥇を死守していると思います。
一人で正拳突きをした結果
キャンディ🍬が送られる総量が増えたような気がします。
特にデータを取っていないですが、組織内でのポジティブなフィードバックコミュニケーションも増えた気がします。ふりかえりなどでも積極的に伝えられるようになってきた気がします。
最近インタビューされた記事では、同僚のエンジニアから「雰囲気が少しずつ変わってきました」と言ってもらえたりしています。
(正拳突きとは関係ないですが、同僚のアプリエンジニアからは「加藤さんが入ってからミーティング中にテキストでヤジや質問とかを入れやすくなった」と言ってもらえてうれしかったりしました。)
終わりに
何の気無しに始めた感謝の正拳突きの話でした。これからも感謝の正拳突きを続けていきたいと思います。
1EMとしてはチームのポジティブフィードバックが増えることはいいことだなと思っているので、この熱を絶やさない感じで来年もがんばります。
この記事をここまで読んでくださった方は、年末までの間に1つでもチームに感謝を伝えてもらえたらと思います。年末だし、今年のよかったことや、感謝があればぜひ今年のうちにぜひ。
年始に読んだ人はぜひ今年の抱負を「感謝」にしてもらって、一緒に正拳突きをしましょう。
それでは、あと数日で今年も終わりですね。来年もまた会いましょう。良いお年を。