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大阪中之島美術館『歌川国芳展 後期』と阪神百貨店
このnoteは、美術館大好き人間がふらっと遊びに行っただけの日常備忘録です。
前期に引き続き、作品や展示についての批評記事ではありません。
忙しかった先週末、シフト変更で急遽出勤になったので、今週はがっつり連休になりました。
ということで、夫も娘も出勤してる間に大阪中之島美術館に行ってきました。
13年ぶりの大規模個展で、総展示作品数が約400点という圧巻の展覧会。
前期と後期で9割もの展示替えがあるのも魅力です。
前期に行ったときも平日にしては混雑していたので、今回も混雑しているだろうと思い、梅田で少し早めにお昼ごはんを食べてから行くことにしました。
せっかくなので2月のあのイベントにも
苺とチョコだらけの会場は、年齢性別に関係なく全員“かわいい女の子”になってしまう空間でした。
意外と男性の姿も多く、大学生ぐらいのお兄さんたちが、グループで楽しそうにいちご山積みのパフェを食べていて、そりゃ男子も食べたいよね…と思いました。
ショーケースを覗きながら、イベント会場をぐるっと見てまわって、地下2階へ。
(美術館はあたたかいので、今回チョコレートは買わず…)
ランチは、1人でササッと食べられるけど、わりとしっかり食べたいなと思い、『玄三庵』というお店に行きました。
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健康鶏の台湾風唐揚げ~柚子茶ソース~
メインはお肉料理かお魚料理から選べて、ごはんも玄米か雑穀米、量も選べます。
グラスに入っているのは“飲むサラダ”で、りんごベースで美味しく飲めました。
具だくさんのお味噌汁に、小鉢も色々ついて、豆乳プリンのデザートまでセットになっています。
1人ごはんでもカウンター席があるし、注文もQRコードを読み取ってスマホでできるのでとても便利でした。
味も食感もそれぞれ違ったバランスの良い献立で、いつも行列ができているお店だけあって、大満足のとても美味しいランチでした。
おなかもいっぱいになったので、美術館へ向かいます。
ここ何日かの寒波で、風も強く、とても寒いのですが、雪はちらっと舞う程度です。
それでも川沿いの中之島を歩くと、耳が痛くなりました。
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Ship’s Catがお出迎え
今回の混雑具合はどうかな…?
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平日なので…
展示室はもう少し混雑しており、それでもゆっくり進んでいましたが、説明などは前期で読んでいるので、空いてるところから作品を見ました。
前期と違った作品の数々は、やっぱり前期同様すごかったです。
色鮮やかで迫力のある武者絵、美しい美人画に、繊細で奥行きのある風景画は圧巻です。
奇想天外なアイデアで、戯画では思わずフッと笑ってしまいました。
浮世絵の詳しいことまではわかりませんが、現代でも見る人を魅了する圧倒的な画力は、まさに奇才絵師という異名にふさわしい素晴らしい展覧会だなと思いました。
出口にあるグッズ売場には、前期のときにいいなと思っていたトートバッグが今回もありました。
売場には鏡も用意されており、サンプルを肩にかけてみたのですが、さすがに古風な柄をうまく服に合わせる自信がなく…
買わないことにしました。
展示室を出て、持参した紅茶を飲みながら少し休憩。
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階段の途中から撮影
目線が合うぐらいの位置まで上がれます
館内はあたたかいので、上着などを入れるロッカーも用意されていて、身軽に鑑賞することもできます。
椅子もたくさん設置されているので、みなさんのんびり座っておしゃべりされていました。
中之島美術館の椅子は、デザイナーの藤森泰司氏により、美術館オープンのためにデザインされた『NAKKA』シリーズというオリジナル家具だそうで、ものすごく座り心地がいいのであれこれ座ってみるのもおすすめです。
美術館をあとにして、また川沿いを小走りぎみに肥後橋駅まで…
さらに気温が下がっていたようで、風も冷たくて顔も耳も痛くなりました。
梅田にもどり、少し買い物をしてから改札を通ると、キャリーバッグを持ってキョロキョロ不安そうなお嬢さんと目が合ってしまい…
“道聞かれ人”発動。
韓国語→日本語に翻訳した画面を見せられて、どうやら伊丹空港から東京に行きたいとのこと。
たしかに、阪急電車の梅田駅は電車がずらーっと9本並んでいて、全部同じ色だし、初めてだとどれに乗ればいいかわからないかも…
電車を教えて、蛍池駅で降りてモノレールに乗り換えてねって言ってバイバイしました。
そういえば、美術館も前回よりインバウンドの方々多め、梅田も日本語が聞こえるほうが少ないぐらい観光客だらけで、これではさすがの京都も大変だろうなと思いました。
京都といえば…次に行きたい展覧会が、京セラ美術館なので、せっかく京都まで行くのならと夫を誘ってみましたが、「絵見てもわからん」と言われてしまいました。
もう少し気候が良くなったら、1人でのんびり京都まで行こうと思います。
前期の様子はこちら↓