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大阪中之島美術館『歌川国芳展 前期』

まずはじめに…
美術館大好き人間がふらっと遊びに行っただけの日常備忘録です。
作品や展示についての批評noteではございません。


ということで、先日、『歌川国芳展』を観るために大阪中之島美術館へ行ってきました。


人気の展覧会になるだろうと思い、平日に行くことにしました。
それでも開館直後は混んでいると聞いていたので、少しピークが過ぎたころに到着するように行きました。

大阪メトロ四つ橋線肥後橋駅から、フェスティバルホールに繋がる連絡路があるので、できるだけ近くまで地下で移動。
冬は川沿いなので、とにかく風が強くて寒いです。
地上を歩いて歩道橋を渡ると…

到着!
ブラックキューブは今日も素敵

案外空いてるかも!と期待しながら中に入ると…

まだ混んでました(笑)

しばらくロビーの椅子で、持参した紅茶を飲みながら、↓これを眺めて待ちます。

ヤノベケンジさんの作品
ジャイアント・トらやん
7.2m

これの前で、中国から来られたであろう家族連れに頼まれ、「イー、アル、サーン!」と、なぜか撮影される家族側が掛け声をかけるという、かなり微笑ましい写真撮影をさせられることになります。
何回か違うポーズで撮影して…
「謝謝~」とお礼を言ってくれた子供たちがとってもかわいかったです。


そうこうしてる間に、客足も落ち着いたようなので入場。

展覧会場内は指定のもの以外、撮影禁止となっています。
思っていたより全体的にひとつひとつのサイズ感は小さめでしたが、とにかく展示数の多さに驚きました。

総展示数400点!

前期と後期で9割の作品入れ替えがあるそうで、今回の前期展示で200点ほどの作品を観ることができました。

漢字が並ぶ作品名を読みながら、ゆっくり作品を鑑賞。
作品名にはルビも振ってあるので、難しくても読めますが…『見立俳優八犬士三代目尾上菊五郎の犬塚信乃、四代目中村歌右衛門の犬飼現八』いやいやいやいや…タイトル長すぎやしませんか?
乱視にはちょっぴりつらい鑑賞でした。


作品は力強くて色鮮やか、隅々まで繊細な線で描かれており、これが200年ほど前に刷られた木版だなんて信じられないと思いながら、ひとつひとつじっくり見ました。

坂田怪童丸(さかたかいどうまる)
いわゆる金太郎です
怪力ぶりと魚の細かい鱗
水しぶきも透け感もすごい
相馬の古内裏(そうまのこだいり)
今回のポスターにもなっている代表作
三枚続のパノラマ構図は圧巻
みかけハこハゐがとんだいゝ人だ
(見かけは怖いがとんだいい人だ)
15人の体を使った寄せ絵
こちらも有名

どこかで見たことがある作品から、少し怖い作品、動物画や戯画、彫られた版木や肉筆画まであって、見ごたえ抜群の展覧会でした。

これは後期も楽しみです。


たっぷり2時間以上鑑賞して、お隣の関電ビルディングが万博カラーにラッピングされていたのでミャクミャクと一緒に…

あまり盛り上がってない感じですが
万博好きの私は楽しみです


梅田に戻り、お昼ごはんを食べようかどうしようか迷いましたが、そんなにおなかも空いてなかったので、なにか買って帰って家で食べることにしました。

阪急梅田駅構内の催事店で『青森えぇもんショップ』が出店していたので、見たことのないお菓子を買ってみました。

ふ菓子みたいなカシスぼー
薄い南部せんべいのチョコサンド

青森に行ったときに買ったカシスジャムがすごく美味しかったので、これも美味しいはず…。


そういえば、展覧会のグッズもたくさんあったのですが、さすがに浮世絵グッズは普段使いできそうになかったので買いませんでした。
…が、今になってトートバッグがすごーく気になってきています…

※公式サイトよりお借りしました

実物を見たら、あら?いい感じじゃない?って思ってしまったので、後期にもう一回よく見てみます。


家に帰ってから、買ってきたミニ天丼を食べつつ、展覧会でもらってきた作品リストを見ながら、歌川国芳の作品をあれこれネット検索して、「これ怖っ」とひとりごとをつぶやく…
至福のひとときです。

(※後期展示は1/21~)

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