カープの初優勝とラジオのこと
あの日から昨日でちょうど45年。
中2のこの日、剣道部の練習が終わり、みんな一斉にラジオにかじりついた。なぜ講堂にラジオがあったのか覚えていないが、そこから聴こえる上野 隆紘の実況は今でもはっきり脳裏に残っている。試合はちょうど9回裏の巨人の攻撃を迎えておりすでに2アウト、打席には柴田が入る。ピッチャーは金城。そして・・
「柴田打った。レフトにあがった。さあ、これが優勝のボールだ。やった、やった、やった、広島カープ初優勝!‥1975年はカープにとって輝ける年となりました。10月15日、時はあたかも5時17分‥」こんな感じだったか。
ラジオなのに?ラジオだから?上野アナとその隣で号泣する金山二郎を描けと言われたら描けるくらい記憶が鮮明なイメージとして残っている。
そういえば、今年になって再びラジオを聴くようになった。おそらく30数年ぶりだろう。吉田拓郎の来年のツアーが気になって聴くようになった金曜夜のオールナイト日本ゴールド、これが最高に楽しい。週替りでパーソナリティを務めるパーソナリティ、例えば古舘伊知郎はさらにすごい。しゃべりのプロとは彼のことを言うのだ。
https://www.allnightnippon.com/furutachi/
そうそう、中学高校でラジオにハマっていたのはこんな感じ。還暦近くになってまた指向が昔に戻ったようだが、今の方がパーソナリティの息づかいを直に感じることが出来るようになったように思い、毎週のこの時間が待ち遠しい。こんなところに楽しみがあったとは、俺もずいぶんお金がかからない人間なんだなあ。
結局、吉田拓郎は来年に予定していた生涯最後のツアーはやめることにしたようだ。まことに残念と言うほかないが、彼の口から直接聞くことが出来たので諦めもつくというものだな。
https://www.allnightnippon.com/ty/