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月夜の戯言-自己肯定感なんてものはそもそもない
どこへ行っても話してますが、自己肯定感は幻想です。自己肯定している感じがすれば自己肯定感。現実の自分は何も変わっていません。
鏡をよく見て、1度目を瞑ります。
自己肯定感を高めて見ましょう。
自己肯定感が高めきったところで目を開けます。
ほら、さっきと変わらない自分ですね。
自己肯定感という言葉が流行り、もちろん、商業ベースで便利な言葉なのでブログ等でも引用にも使われますが、便利すぎて本やグッズ、セミナーで大好評、商売人にとって売れるものはありがたいのです。
人間、カモられ癖が着くとなかなか抜けないもので、簡単な言葉にほどなんかそんな気になったりします。自己肯定感を高める本を読むとそういうことに関心を持って本を読んでる自分は、きっと買う前のその方とは違うはずだからです。
日本人は読書習慣がないので、カモにしやすいです。本を呼んだら変わった!それは素晴らしい感想ですが、明日には元通り昨日と同じになっているはずです。(ホメオスタシス-恒常性維持機能)
人間は昨日と同じになるようにできています。
ぐーたらならぐーたらに、テキパキしてるならそのまま次の日がきてくれます。習慣が人間を作るとは言ったものです。
自己肯定感がダメならどうすればいい?
そう聞かれると私はこう伝えています。
「自己肯定してみましょう。」
「感じとかいう曖昧なものではなく、ダメでグズでノロマで、部屋の片付けができないあなたはそういう自分を肯定してあげてください。」
「それは個性であり、今日まであなたを支えてきた自分です。」
「最大の感謝をしつつ、明日からは、今日からは、
こういう風に行動している。(-ing)
と宣言して行動を変えましょう。」
こんな調子です。
自己肯定してますか。
自己卑下はよくあるというなら、反対の肯定を習慣にしたいものです。
習慣が変われば自然と鏡の前の自分の姿、
これは自己認識ですのでなかなかイメージ象が変化しませんが、
他者からの評価が先んじて変わり伝わってきます。
ぜひ、自己肯定感というフィーリングを捨てて現実を変えていってほしいと思っています。
これを読んでいる聡明な読者の方は周りの方にも伝えてぜひ助けてあげてください。
斑鳩入鹿