つい買ってしまう、集めてしまうもの。
こんにちは。
お題をおみかけして、何か書きたいと思っていました。
私がつい集めてしまうもの。
コットンのトートバッグ。
ボタンもなにもついていない、シンプルなトート。です。
外見診断観点からの話をすると(スペックの話を細かくするつもりはあまりありませんが)私は基本的にカジュアルが苦手です。
リラクシーが苦手といった方が伝わりやすいかもしれません。
すっかり大人になった今ではもちろん、学生時代から生地がしっかりしていてもメインバッグにしたくありませんでした。
したくない、と感じるのは私自身なので文句を言う先はないのですけれど。
お財布も鍵も教科書やノートもぜーんぶ一緒に投げ入れてさらっと肩掛けにしているのが素敵な方々が世の中にはたくさんいらっしゃるでしょう。
私が通っていた大学の本流はあっちで、当時の私の好みも明らかにあっち。
友人たちが持っているとあんなに素敵に見えるアイテムが私にはしっくりこない。
基本インドアな私の、必修で仕方なく履修する体育やイベント時の着替えを詰めて持ってみても何か違う。
ということでサブバッグとしてもコットントートの出番はほとんどありません。
必要なものを詰めるだけで既に荷物が多いので当時は大きめの鞄が必要ですがリュックもしっくりこなかったので、A4が入る合皮のカラートートばかり使っていた気がします。
深く掘り下げてはいなくても、メインでもサブでも使えないことはわかっている。
でも好きな気持ちはございますのでね、ひかれます。ついつい眺めてはいて。
洗ってもすぐ乾く生地が薄いものなら普段の鞄でもキャリーバッグの中でも小分け袋として使えるので買っても良し、みたいな地味なルールが自分の中にありました。
雑貨やさんで出会うインポートのエコバッグは色も柄も可愛くて軽いものがよくみつかるし、お値段もお手頃なものが多くて手を伸ばしやすかったこともあります。
これはこれで、それなりに満足していました。
近年、外見診断含めいろんなことを試していく中でメイン鞄はそれほど大きくなくてよさそうなことを理解しました。
メインが小さければサブバッグが少しくらい大きくてもバランスがそこまで悪くならない。というか趣味のお出掛け時の実用性からも欲しいことに気付きます。
例えば、私の外へ行く趣味の中でも映画や舞台、美術館。
どこへいってもチラシはA4サイズが多い。
パンフレットや図録も軽率に抱えて帰りがち。
定番グッズはクリアファイルやポストカード。
紙類や柔らかいものもまっすぐきれいに持って帰るためのサブバッグです。
詰め込みすぎない、シルエットをぷっくりみちっとさせないことも重要。
理想を言うとやっぱりリラクシーな雰囲気になりやすいナチュラルカラーよりも人工的な色が持ちやすい。
他にもいくつかありますが、ある程度のポイントをおさえれば[仕方なく持っている]感を纏わずにすむ。
ということで。
きちんと選べるなら、使うのならお迎えしてもよいのではと思うようになりまして。
いつのまにやら、集まってきています。
今回お迎えしたのは、虎さん。
タグの100/100というのが、襖絵の原寸の意味です。
作者は長沢芦雪さん。
特別展が巡回中です。少し前の大阪会場のご案内がわかりやすそうだったので大阪を貼っておきます。
特別展のオリジナルではなく所蔵の無量寺さんのグッズの委託販売品。
元の襖絵としては龍と虎で一対で、龍と虎の全体がそれぞれプリントされたものもありました。全体プリントの方が少し生地が薄くて、プリントの色も穏やかでした。
迷いましたけれど、原寸でこの作品の中でもポイントとなる勢いのある目元がきりとられていることも、生地のしっかり具合もこっちが好みでした。
ちなみに今回バッグをお迎えしたのは虎さんですが、私は普段あまりはっきりと人や動物が描かれているのはあまり得意ではなくて[子供といぬ]だとか[さるの親子]よりも花鳥画が好きです。
特別展の中で、芦雪さんと同時期の絵師の作品もいくつか並んでいました。
雲龍図を眺めながら、以前にも特別展示として何か見たことがあると思ったら、10年くらい前でした。
こちらは東京がわかりやすかった。
国立博物館ってページを残しておいてくださるのが嬉しいですね。
ボストン美術館の雲龍図を描いたのは曾我蕭白氏。
しっかり芦雪さんと同時期の絵師さんでした。
記憶って辿ってみると案外繋がるものですね。
蕭白さんの龍はダイナミックで、目力が強いのにどこかチャーミング。
吸い寄せられてガラスに頭をぶつけておいでのお客様を何人もお見かけした印象的な特別展。
この時のミュージアムトートもお迎えしていると思います。
確か薄くて小さめだったので、旅行の時の小物をまとめるのにつかっては、ガシガシ洗ったような気がしますが今どこにあるのかしら。お片付けができない人はダメですね。そのうち出てきて欲しいです。
話がそれました。
お買い物の時のショッパーとして頂くトートもブランドによっては売り物かと思うほどしっかりとしたお作りで、頂くととっても嬉しいです。
ラフな筆致の[Have a nice day]も爽やかなトートは時期によってカラーが変わるみたいで、私の手元には黒とライトグレー。
どっちもベーシックカラーなので、どこへ行くにも一緒に行けそう。
いつか試着会に伺える時があったら、少なくとも持っていきたいです。
ということで。
ゆるゆる書いていたら2000文字を越えていますがわたしがつい買い集めてしまうもの。
シンプルなつくりのコットントートのお話しでした。
書き終えられたので、やっと皆様の物語を読みにタグを辿りに行けます。
楽しみです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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