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ヨーロッパアウトドア調査(2班:Particle)

はじめに

こんにちは!碇ゼミの2班のParticleです。(今回のタイトル画像は前回よりもさらに市場調査が進んだことから、さらに詳細に粒子が分かれていることを表現した画像を選びました!)

前回は、日本のアウトドア市場について書きましたが、今回は日本を飛び出して、ヨーロッパのアウトドア用品市場について書いていこうと思います。


アウトドア市場

市場調査に利用したプラットフォーム・EOGの説明
今回の市場調査においてはEOG公式サイト内のデータとstatistaのデータを基にヨーロッパのアウトドア市場を分析する。


○EOG
EOGは2003年に設立された、ビジネス、自然保全、アウトドアの促進といった3つの柱を軸に活動を行っているヨーロッパのアウトドアセクターである。具体的な活動としては、最新のアウトドア市場に関する情報公開や、アウトドアに関するイベントの開催・サポートを行っている。
公式サイト:EOGhttps://www.europeanoutdoorgroup.com/

○Statista
Statistaは2007年にドイツで設立された世界最大級の統計調査プラットフォームで、主に世界の主要な業界、市場調査や消費者動向に関するデータや統計を提供している。そのデータ範囲は広範囲にわたり、市場予測では日本を含む世界150か国をカバーしている。統計データについては、170以上の業界をカバーしており、そのデータ数は100万以上にものぼる。Googleやアドビなどのをはじめとする23,000社以上の企業が導入しており、150万人以上のユーザーに利用されている。
公式サイト:https://www.statista.com/

ヨーロッパアウトドア市場調査
EOGの2019年の貿易状況データによると、ヨーロッパアウトドア市場の売上高は5,800,000,000ユーロで、日本円に換算すると実に約7兆176億2121万円にのぼることが分かった。さらに、この売上高の50% はドイツ、イギリス、フランスの3国が占めており、1国あたり約1兆5千億円程度の売上がある。
またアウトドア用品の販売数に着目すると、全体で2億2700万ほどの販売数で、アパレル部門がその半数を占めている。

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https://europeanoutdoorgroup.webflow.io/knowledgehub/state-of-trade-results-2019

statistaのデータによると、2020年のヨーロッパにおけるスポーツ&アウトドア市場は収益、ユーザー共に前年比12%以上の伸びをみせていることが分かった。

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https://www.statista.com/outlook/259/102/sports-outdoor/europe

企業分析

先ほどのアウトドア市場分析から、
・ドイツ
・イギリス
・フランス
の3か国が主にアウトドア市場を占めていることが分かったので、それぞれの国で起業された有名な企業を取り上げたいと思います。

1.MILLET

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【基本情報】
HP:https://www.millet-mountain.com/
事業:登山用品、アウトドア用品のデザイン、製造及び輸出入
設立年:1921年
創立場所:フランス
コンセプト:
Our mission is to imagine, design, develop, make and sell apparel, footwear and equipment for mountain and outdoor sports people : from beginners to mountain guides, from fans of the great outdoors to active urban dwellers – in fact, all lovers of nature, discovery and travel.
Under our two brands, Millet Mountain Group makes products suited to each of these activities.

【特徴】
・1995年ラフマ(lafuma)の参加に入る
・フランス, NYSE Euronext Paris証券取引所 上場企業
・日本に9つの直営店を展開。
・登山などに参加する余裕のない若者のためのチャリティーを支援している
・日本人向けECサイトがある。(https://www.millet.jp/

【商品の販売形態】
・直営店
・EC
・ショップインショップ
・インストア

【所感】
アウトドア用品利用者に長く愛される商品を作るためには、製品のアップデートのみならず、チャリティーにも積極的に参加することで愛用者やファンが増え、最終的に売上を伸ばすことを可能としていることが分かりました。


2.BERG freunde.EU

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【基本情報】
HP:https://www.bergfreunde.eu/
事業:登山用品、アウトドア製品の販売
設立年:2006年
創立場所:ドイツ
コンセプト:
We have one goal in mind: to offer our customers the best possible equipment for outdoor sports.

【特徴】
・ドイツに10,000m2の倉庫を所有している
・有名ブランドからまだあまり知られていなブランド用品を取り揃えている
・オンライン販売がメイン

【商品の販売形態】
・EC
・ディーラー卸売

【所感】
ECサイトを運営するとなると、サイトのUI/UXの向上のみならず、どこにどれくらい在庫を格納しないといけないのかをこの企業分析をした際に強く感じました。

3.Barbour

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【基本情報】
HP:www.barbour.com
事業:ライフスタイル・アウトドア用品のデザイン、製造、販売、輸出入
設立年:1894年
創立場所:イギリス
コンセプト:
英国のアウトドア・ライフスタイルを体現

【特徴】
・日本人向けECサイトがある。(https://www.japan.barbour.com/
・アウトドア愛好家以外にもジャケットの耐久性からイギリス王室にも愛されている
・第一次、第二次世界大戦で納入された
・修理サポートを行っている。

【商品の販売形態】
・直営店
・EC
・ショップインショップ
・インストア

【所感】
調査した3つの企業の内、1番ブランディングに注力していることを感じました。特に、サイト内紹介でも記述されていた通り、王室にまで幅広く愛されているブランドなので、アウターとしては価格は高めに設定されていました。

また、修理サポートも行っており、購入した時だけではなく、購入後もケアをすることでその商品を長く使用することができ、愛着を持たせる仕組みを作っていることが分かりました。

ヨーロッパのアウトドアキャンプスタイル

みなさんアウトドアキャンプはどのようなスタイルで行いますか?ロッジに泊まる派ですか?それともテントに泊まる派ですか?日本ではキャンプと一言にいってもたくさんのスタイルがあります。食事はカレーやBBQが定番ですね。では、いったいヨーロッパではどのようなキャンプスタイルがあるのでしょうか?今回は2つの国(西欧と北欧)のキャンプスタイルと、なぜヨーロッパではアウトドアが盛んなのか紹介します!(※すべての人がこれに当てはまるわけではありません。あくまでも参考として、日本のキャンプスタイルと比較しながら読んでみてください)

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・フランス
フランスではキャンプ体験を楽しむという目的よりも、宿泊方式のひとつとして考えられているそうです。旅行する手段のひとつとして、割り切ってキャンプ場を選ぶ人が多いんだとか。地元のマルシェで食材を買って、バゲットに挟んだだけのサンドイッチなどは良く食べられるそうです。なんだか日本と比べておしゃれですね(笑)パンが食パンではなくて、バケットだからでしょうかw

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ノルウェー
北欧はキャンプ場以外の選択肢が多いのが特徴です。というのも北欧には、「自然享受権」というものがあります。これは、土地の所有者に損害を与えない限りにおいて、すべての人に対して他人の土地への立ち入りや自然環境の享受を認める権利のことです。北欧らしい素晴らしい考え方ですね。このくらい心が広い人間でありたいです。
そのため海岸・ビーチ・国有林などパブリックな場所に誰でも立ち入ることができます。しかし、人に迷惑をかけず、自然にダメージを与えず、騒がないことが条件になってきます。
食の面で言うと、使い捨てコンロで焼いて食べる程度の、簡易なBBQが多いんだとか。

引用元:https://www.lantern.camp/?p=6471

ヨーロッパでアウトドアが盛んな理由
 1つ目は休日の多さ挙げられます。これは世界的にみても突出しています。有給使って、1か月のバカンスなんてことはザラなんだとか。2つ目は金銭面です。ヨーロッパは外食すると高くなってしまいます。費用を抑えて休日を楽しみたいということで、キャンプをする人が多いんだそうです。みんなでワイワイご飯を作れば、盛り上がること間違いなしですし、食費もレストランと比べて安くで済みますね。3つ目は、先ほども少し触れましたが、自然の宝庫だからでしょう。山や海など自然が豊なところに行くと、無性にキャンプをしたくなりませんか?

まとめ

【石川】
ヨーロッパアウトドア市場は前年と比べてみても、好調に成長している産業であることが分かりました!また、ここ数年ヨーロッパではアパレル部門が伸びており、今後はライフスタイルの分野で成長が見込めるのではないかと考えました!この課題で調べたことをもとに、後期からはじまるプロジェクトに取り組んでいきたいと思います!

【寺本】
ヨーロッパのアウトドア企業を調べたことにより、私たちがテーマとするECサイトへのヒントを得ることができました。

ECサイト内は商品説明以外にもコンセプトや目的を充実させることです。これにより、ユーザーはブランドに理解と信頼を得ることができ、魅了を与えることができると考えたからです。

これは私自身も経験があり、そのブランドに歴史や製造場所などを知った後の方が購入意欲が高まるからです。ここから得られた気づきや知識をエストニアで行うビジネス発表会にいかしたいと思います。

【田中】
ヨーロッパのアウトドア用品の状況を知ることができました。コロナ禍でも、お家キャンプ等で需要が伸びているアウトドア用品は、ヨーロッパで見ても今後の可能性がありそうです!!北欧のアウトドアに対する考えは素敵だなあと思いました。