検査入院の顛末
ただいま……
検査入院顛末(ただの覚え書きです、超長いです……)
5月末に超久しぶりに尿閉となりバルーンカテーテル留置+ハルンバッグとなりましたが、様々トラブルが続きバルーンカテーテル留置が安心安全ということになり、長期間バルーンカテーテル留置となっていました。
しかし、長期間の留置が良いはずもなく、まぁ、あれこれトラブルが絶えない状況でした。
尿閉は神経因性尿閉と前立腺肥大によるものです。
念のため検査したPSA値が高く前立腺癌の疑いがありMRIを撮りましたが、MRI上は前立腺肥大以外は特に問題がありませんでした。
天皇陛下じゃありませんが、PSAとMRIと生検(生体組織診断検査)はセットですので、生検をすることになったわけです。
前立腺の生検は、今は日帰りでできる検査だし、痛くないように麻酔下でやったりするようになっていますが、某医科大学附属病院は一泊の入院で麻酔もありません。
万が一のために一泊で実施し、検査前後の管理を慎重にするというかたちでした(金儲けのためのような気がしなくもない……)
……でね、検査についての説明書のなかに、帰宅後に出血や発熱やなんやらかんやら……『何かあったらすぐに外来受診を』って書いてあるけど、外来は予約外で受診しようと思うと結構めんどくさいし、時間外や休日だとER受診してもほとんど役立ずだし、結局は日中に外来受診しろと言われて終わりなんだな(;´Д`)
つまり、すぐに外来受診なんかできないのに、……しろと書いてあって、なんだかね(;´Д`)
いつからか……、もう随分昔からですが、それまではなかった入院計画書や退院計画書ってのを作成し患者に渡すことになっています。
形式的だし、たいしたこと書いてないのに、これも診療報酬請求されるわけです。
医療って、なんかよくわからないことにもいちいち診療報酬を請求できるようになっているわけですよ。
皆さん明細をごらんになったことありますか?
ソコには、ん?、なんだこりゃ? てのがたくさん記載され、それぞれ診療報酬点数が記載されています。
診療報酬点数は1点10円で、私たちはその3割が自己負担となります。
実は医療費(調剤薬局も)のなかにはなんだかよくわからないものがたくさん含まれているのです。
すっかり話がそれてしまいましたが、実は11年ぶりの入院でした。
11年前の12/23、断酒会家族会一日研修会の帰りの運転中に脳梗塞となり入院しました(これもまぁ、いろいろありまして大変でした)が運良く軽く済み1週間ほどの入院で済みました。
ホントは2週間〜1ヶ月の入院と言われましたが駄々こねて早く退院させていただき自宅でお正月を迎えることができました(^_^;)
あたりまえですが、11年間の年月は医療も病院自体もいろいろなことがまるっきり変わっていますね。
……さて、入院数日前から緊張で眠れないまま、当日朝を迎え(^_^;)
ちょっと早めに病院に入りまして、コーヒーでも飲んで……と思いましたが、朝から絶飲食でした(^_^;)。
時間をみて病棟に上がると「ただいま病床が逼迫しておりまして、個室になります。一泊二日で22000円になります……って(゜o゜;」
『え? 病院の都合だから負担しなくていいですよね』
「入院前に前もってお部屋の希望を第3希望まで記入していただき、ご希望に添えないこともあり、その際のご負担についても同意をいただいておりますので……」
『……ほぼ詐欺やね……』
……てなやりとり(ごねてみた)をしまして、やむを得ないとは言え、納得いかないまま、なんか騙されたような気分でとてもムカついていました。
部屋はきれいだし、個室なのでストレスなくて快適なんだけど、嫌なら中止って態度も含め、詐欺みたいなやり方はアカンだろ!
ホテルだと一泊二日は一泊料金なのに、病院は二日分の料金(部屋代も入院費も)になるんだよヽ(`Д´)ノ
10時までに入院して午前中に説明やら点滴(明日の朝まで持続)やら前処置(浣腸)やらアレコレやって、午後から検査の予定になっていましたが、主治医の都合?で午前中に検査になりました(゜o゜;
本日の検査は主治医の先生の都合が悪いので、他の先生の予定でしたが、どうやら主治医の先生がわざわざ都合をつけてくれたようです。
病棟に上がった時点でスタッフステーション(昔は詰所と呼んでいた、笑)に主治医がいてご挨拶してくださり、病室にも来てくださり、今日は私がやりますとのことでした。
今の主治医の先生(4人目か5人目になる)は泌尿器科でおじいちゃんおばあちゃんから人気のある、まだお若いきれいな女医さんで、きっとワシに気があるからわざわざ予定変更して今日の検査を担当したんだと思うのよ(そんな妄想でもしてないとねぇ……)
てなわけで、ゆっくりする間もなくバタバタと検査(生体組織診断検査)をすることになり、これがいらんことを考える間をつくらずに済んでよかったね(^_^;)
ほぼ分娩台のような診察台に上がり、脚をパカッと開き……、まぁ、いろいろ丸出しになるわけです(^_^;)
もう慣れちゃって、丸出しには全く抵抗ありません(^_^;)
バルーンカテーテルを抜去し、お尻の穴周辺を消毒し、まずは前立腺の触診(お尻の穴から指を入れて前立腺を確認する)した後、そこからが本番……
お尻の穴から超音波プローブという機械を挿入し、前立腺をエコーで観察しながら、大腸越しに生検針を刺して前立腺組織を12か所から採取するという検査です。
生検針を刺す時に「バチン!」て結構大きな音がするんだけど、音を数えながら終わるのを待ちました。
たぶん数分?のことだと思いますが、随分長く感じました。
3ヶ所目くらいまではさほど痛くなかったのですが、そこからだんだん痛くなってきて6ヶ所目のあと半分てところで「あぁ、もうやめてぇ〜」って感じになり、後半は痛みに耐えながら早く終わってくれぇ〜、でした。
検査には主治医となんかチャラい他の先生と看護師さん(ERでお世話になったことがあり、覚えていてくださいました)の3人が担当し、主治医と看護師さんの声かけによって持ちこたえられたようなものです。
チャラい先生はどうやら主治医の先輩か上司にあたるようでしたが、なんかヘラヘラしていてなんだコイツって感じ悪かったです。
実は、ちょっと感じ悪かったことが、ちょっとムカついて、それが痛みに耐えることのできた要因にもなっていたかもしれません。
何が功を奏するかわかりませんね(^_^;)
検査終了後、再びバルーンカテーテルを留置して、身支度をして病棟へ戻るのですが、なんと車椅子で病室まで運んでもらい、1時間はベッド上で安静にしていろとのことでした。
検査室に入ったのが11時半、病室に戻ったのが12時半でした。
実は夕方まで絶飲食だったのですが、検査が予定より早く終わったのでちょっと遅めの昼食をいただくことができました(ラッキー)。
昼食後に便意をもよおしトイレにいくと、さすがにまだホヤホヤなので出血しますわな(^_^;)
……でいつものようにカテーテル交換後はお○ん○ん痛いし出血もあるわけです。
ただ1週間前からバイアスピリンの服薬を中止しているので、ひどい出血や出血が止まらないとはならないのでちょっと助かります。
感染症については抗生剤の点滴により回避され発熱もなく、抗生剤アレルギーもなく済みました。
どうせ暇だろうから……と本を5冊持参しましたが、暇にまかせて一気に読んでしまい暇になってしまいました(^_^;)
今回は検査入院でしたが、癌があってもなくてもどっちにしろあらためてOpeが必要なので、今回の一泊二日はプレ入院(体験入院みたいなもの)ですね。
シャワー、トイレ、洗面所、テレビ、冷蔵庫、金庫、ソファなどが設置され、他の患者さんに気を使ったりしなくてもよい個室の入院は快適ではありますが、これが入院が1週間とか2週間とかだったら支払いが不可能です(ToT)(一泊二日でも厳しい)
入院直後から検査中も含め退院直前までずっと持続点滴なのですが、夜も点滴の交換やらで看護師さんが出入りするので眠れやしない。
「寝ててくださいね、コッソリやっておきますから……」って言われたけど、コッソリ何してくれるんだ?……って気になって眠れやしない(^_^;)
病室の窓が大きく、夜空がきれいに見えるのでふたご座流星群が観えないかなぁ?と思いましたが残念でした。
検査による大量出血も感染症も発熱もアレルギーショックもなく無事に経過しましたが、それよりもバルーンカテーテルの入れ替えによる出血や痛みの方がひどいのはなんなんだろね?
夜と朝の2回当直医の回診がありましたが、形式的過ぎてこんなんなくてもいいんじゃないの?と思いましたが、まぁ、これも病院にはお金になるわけですな。
朝の当直医回診の後に看護師さんが退院計画書とともに退院後の留意点の説明に来てくれましたが、開口一番「先生から退院許可でましたか?」だってさ(゜o゜;
わたしゃ何にも聞いてないので「へ? 何にも聞いていませんが……」と応えると、看護師はそれを聞かなかったことにしてスルーし、退院許可があったことを前提に一方的に話をするじゃないですか……
まだ点滴外してもいないのに……(゜o゜;
看護師も分業で、その看護師は説明に来ただけの人なんだね。
しばらくすると、別な看護師が「点滴外しますねぇ〜」って点滴だけ外していきました。
またしばらくすると別な看護師が「お荷物まとめましたか?」だってさ(゜o゜;
『あのぉ、何も聞いてないけど、退院していいんですか?』
「あれ?説明とか聞きましたよね」だってさ(゜o゜;
肝心なことが何も伝えられないまま退院してきましたよ(゜o゜;
なんなん?
請求書だけはしっかり渡してくれました(;´Д`)
なんか、いらんことですっごく疲れましたが、とりあえず無事帰って来れました(ーー;)
あ、もちろん支払いしてきてないですけどなにか?
どうせ明日の耳鼻科受診後に自動精算されるんだけどね(ToT)
検査結果は年末ぎりぎりになるので、まだしばらくは落ちつかない日々を過ごすことになりますし、可能なら安心して年を越したいものです(*^^*)