教習所卒業してきた
無限のように感じられた大学生としてはじめての夏休みが終わり、後期授業が始まってしまいました。皆さん夏休みはいかがだったでしょうか?
私は教習所に通っていました。そして夏休み以内の卒業は叶いませんでしたが、今日無事に卒業することができました。この記事では、入校から卒業までを振り返っていこうと思います。
動機
大学生の夏休みは二ヶ月近くあります。そのため、何も計画を立てずに夏休みに突入したら何も残らずに夏休みが終わってしまう恐れがありました。そこで思い浮かんだのが資格を取るということです。ですが、やっと受験勉強から解放されたのにまた勉強漬けの日々に戻るのは嫌でした。そこで、目を付けたのが運転免許でした。もちろん運転免許も学科試験がありますが、簿記だの司法書士だのに比べたら超簡単です。また、メルセデスを乗り回したいと言う野望も少なからずあったので、運転免許を取ることにしました。
申し込み
申し込みは大学生協でしました。バイトが固定シフト制のため、合宿で免許を取るのは難しかったのですが、とにかく早く免許を取りたかったし、自分で予定を立てるのも面倒くさかったので、教習所の方で最短で合格する日程を組んでくれる通学の短期プランを利用しました。仮免代とかも含めて36万円くらいかかりました。当然、そんな貯金が大学一年生にあるわけないので、20回分割払いにしました。そのため、再来年の1月まで毎月約1万8000円を払わなければなりません。正直キツいですが、親に自分の金で通うと見栄を張って言ってしまった以上仕方ないですね。また、「一万円くらいしか料金違わないならMTの方が得じゃね、MTが主流の外車にも乗ってみたいし」という軽い気持ちでMTで申し込みました。
入校初日
入校初日は、まず、説明会みたいなのを受けて、次に、適性検査を受けて、さらに、運転手としての心構えを説かれて、最後にゲーセンによくあるマリオカートみたいなやつに乗って、模擬走行をやりました。模擬走行は簡単なため、「意外と運転ってチョロくね(笑)」という気持ちで1日目を終えました。
初めての実車
初めての実車はATで行いました。全く車両感覚が掴めず、現実の厳しさを分からされました。短期なので学科の教習も大量に受けなければならなかったため、はじめのうちはすごく大変でした。
挫折
MTでの実車が始まると本当に悲惨でした。ギアチェンジのタイミングがよく分からない。半クラッチの踏み加減もよく分からない。あと、チェンジレバーを見ずに前を見てギアチェンジするのが本当に苦手でした。チェンジレバーを見ながらギアチェンジすると前方不注意で教官に怒られ、前を見ながらギアチェンジするとサードからセカンドに入れるところを誤ってトップに入れてしまい、エンストする。そんな感じでまったく教習が進まず、このままMTに乗り続けたら補修代がヤバいということで、ATに変更しました。事務の人はすぐに変更手続きをしてくれましたが、変更手数料で5000円取られました。また、ATに変更することで、当初組んでもらっていた予定を1から組み直すことになってしまいましたが、こちらも柔軟に対応してもらい、当初の日程とほぼ変わらないスピードで卒業できるように善処していただきました。短期プランのオプション代として3万円貢いだ甲斐がありましたね^_^
閑話休題〜MTからATに変更しようか迷っている人へ〜
よく、MTからATに変更するのは恥ずかしいことだとか言う人がいますが、全然そんなことはないです。MTは阪大入試よりも難しいと阪大生の私が断言します。途中でATに変更したからって、教官から馬鹿にされることもまずないですし、なんならATで免許取ってから限定解除した方がMTで免許取るよりも楽だと言う教官もいました。路上で人を轢き○す前に潔くATに変更しましょう。
ATに乗るという感動体験
MTに乗れば、いかにATを開発した人が偉大かが分かります。エンストはしないし、左足は使わないし、煩雑なギアチェンジも必要ない。これは夢のような機能ですよ!本当に。ATに変更してからはメキメキと運転技能が上達し、滞りなく教習が進んで行きました。学科の方も順調に進み、修了検定を受けることとなりました。
修了検定
修了検定は、所内での走行が安全にできるかを測り、教習生を路上に解き放っていいのかどうかを判断する試験です。持ち点が100点の減点方式で、試験終了まで70点以上守りきったら合格です。私は本番には強いタイプなので、修了検定に一発合格することができました。鬼門のS字クランクが、みきわめの時に危うかったのですが、修了検定では5km/hくらいで通過して、脱輪せずに乗り切りました。検定後の講評で検定員から「円滑な走行を心がけてください」と言われましたが、脱輪とノロノロ運転だったら、圧倒的に脱輪の方が減点が大きいので、これから修了検定の人は躊躇わずノロノロ走りましょう。
路上教習
路上教習、慣れないうちは恐怖でしかないですが、慣れたら楽しいです。初めての路上教習では、今まで30km/hまでしか出したことがないのに、いきなり60km/h出せと言われて本当に怖かったです。3回目くらいの路上教習で逆走爺に遭遇し、「実在するんだぁ」と感動しました。だけれども一番怖かったのは高速道路での教習ですかね。その日は土砂降りの雨で、見通しが悪く、しかも私にとって雨天での運転はその日が初めてでした。ICからの合流が本当に怖かったです。一人では絶対に雨の日の高速道路には乗りたくないですね。あれこれと、怖かったことを書いていきましたが、路上教習は窮屈な所内と違ってのびのびと走れるので、慣れると本当に楽しいですよ。
卒業検定
卒業検定は修了検定と同じような要領で実施され、合格すると晴れて教習所を卒業できます。とにかく、歩行者や自転車、駐車車両といった不確定要素に機敏に反応すれば受かります。検定員に補助ブレーキ踏まれたら終わりなので、よくわかんなかったら躊躇わず止まったり、ウィンカーを出したりすればいいです。私もこんな感じで、本日の卒業検定に合格することができました。
教習を終えた感想
学ぶ楽しさ・新しいことに挑む楽しさを思い出させられましたね。特に短期で教習所に通うと、どんどん技能がレベルアップしていくので結構嬉しいです。また、旅行の時に一睡もせずに高速道路を走っていた父親の偉大さに気づきました。昼間に一般道路走っているだけでもすごい神経を使うのに、見通しの悪い夜間に睡魔に耐えながら一歩間違えば即死の高速道路を走るなんて自分にはとてもできるようには思えません(笑)。
最後に
教習所に通っている人、頑張れ!