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予備校•家庭教師なし、現役で阪大文学部に合格した件part2

part1に引き続き、阪大文学部に合格するために僕がやったことを綴っていきます。

〈勉強法〉

•ルーティーン

朝と夜は歴史用語や英単語、古文単語の暗記、
昼間は国数英の演習をやっていました。

夜にインプットして、朝にちゃんとインプットされたか確認、昼間にアウトプットする、といった感じです。

問題集は解けるようになるまで繰り返し解きました。

以下、科目別に詳しく勉強法を説明していきます。

•現代文

現代文は苦手だったので、『入試現代文へのアクセス〈基本編〉』から始めました。現代文苦手な人はまずはこの問題集からやることを勧めます。

〈基本編〉が終わったら、〈発展編〉に進んでもいいし、『現代文と格闘する』もおすすめです。

そこまでやったら、記述対策として『得点奪取現代文』をやりました。

『得点奪取現代文』までやり終えたら、難関国立大学の過去問に歯が立つようになっているはずです。

•古典

古文単語を覚えていることも重要ですが、古文常識を覚えることも重要です。

古文常識を知っていれば「なんでこいつこんなことしてんの?」が少なくなります。

また、わからない古文単語が出てきたら終止形にしてみましょう。この作業をして、意味を思い出すことも多いです。


漢文は句形重要単語(「百姓」「道」など)を覚えることが大切です。

漢文は問題文が短い分、一字意味を取り違えただけで崩壊することも多々あります。

しかし、句形重要単語を知っていれば、得点源になるので早急に覚えてしまいましょう。

古典は学校の先生がプロフェッショナルだったので、市販の問題集を使いませんでした。(もちろん、赤本は使いましたが)

•数学

途中で捨ててしまったので、アドバイスできることがないです。🙇

•英語

1、2年生のときは、ひたすら英語長文の和訳と英文法の暗記を学校でやらされていました(反対に、英単語は全く覚えてなかったです)。

これには本当に苦しめられましたが、おかげで2年生の終わりごろには旧帝大レベルの英語長文がなんとか読めるレベルに達しました。

3年生になってから本格的に英単語や英熟語を覚えはじめました。

使っていた英単語帳は『システム英単語』です。

使っていた英熟語帳は『合格英熟語300』です。

受験英語の勉強は、英単語や英熟語の暗記よりも、英文法のマスターと英語長文の多読•精読が大事です。

これをやっておけば、「どうせまたあの話だろ」と目度がつき、英単語がわからなくてもなんとか読めるようになります。

•日本史

論述を課す国立受けるのであれば、とにかく教科書の暗記をすべし。

一問一答は使ってもいいですが、メインの教材は教科書です。

論述では、説明文から用語が連想できることよりも、用語の背景や意義を自力で説明できることの方が重要だからです。

年号は覚えていた方がいいのは確かですが、国立の論述ではそれほど重要ではないです。

年号は重要なもの(1333年鎌倉幕府滅亡、など)はおぼえて、その他は余裕があれば覚えようくらいのスタンスでいいと思います。

•世界史

「は?」てなった読者もいると思います。そう、
私は地理•公民を履修せずに、日本史と世界史を両方履修したんですよね(笑)。

世界史は日本史よりかは一問一答が効きます。世界史は細かな年号を覚えるよりも、大雑把に何世紀なのかを覚えた方がいいです。

〈余談〉

阪大入試本番の日、一限の日本史の大問1が「正倉院の宝庫はどのような構造をもつ建物であるのかを簡潔に記した上で、正倉院宝物の中身と特徴を具体的に述べなさい (200字程度 ) 。」でした。

この問いを見て、大半の受験生はひるんだと思うんですよ。

しかし、私は「こんなん書ける受験生がおるか!アホくさ」と瞬時に切り替えて、他の3つの大問の答案作成に十分な時間をかけて、大問Iは「校倉造」「国際色豊か」など簡単な説明で済ましました。

それで無事受かった訳ですから、我ながら良い選択をしたなと思っています。

難問が出ても焦らず、できる問題から取り掛かりましょう。

私は最初名古屋大学志望だったんですが、夏の河合塾のオープン模試でA判定を取り、調子に乗って京都大学志望に変えたら、駿台予備校の実戦模試で数学0完となり、数学が嫌になって、数学が強制でない阪大文学部志望になりました。

このように志望校決定までに紆余曲折あって、阪大二次試験の対策に割ける時間が少なかったことや、旧課程の末裔として浪人は許されないことが、いい感じのプレッシャーとなり、一生懸命勉強する気持ちにさせられたと思います。

part1も是非読んでみてください。

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