投票率に対する取り組みについて
2014年12月14日衆議院の選挙が終了した。結果はともかく、戦後最低とも予想される投票率で終了したようだ。選挙のたびに投票率の低さについて議論される。選挙管理委員会も投票率を上げるための施策を打っている。自分も御徒町の駅前で「投票に行きましょう」と書かれたポケットティッシュをもらった。
若い世代の投票率が低いと問題になっているようだが、本当に問題なのだろうか。打つべき手段を打っている上での投票率なら問題にする必要は無いと自分は考える。権利というものは「放棄することもできる」ものではないのか。
しかし、現時点で打つべき手段を打ち尽くしているとは考えない。小学生からの、選挙の仕組み・政治の成り立ちをきちんと伝える時間を取っているとは思えないからだ。もう、20年以上になるが小学・中学・高校の近現代を教える時間は少ないと思う。「公民」とかはよく覚えていない感じだ。(自分の頭が悪いのももちろんあるが……)
そこを教えずに枝葉の部分で、「選挙に行きましょう」と言われてもピンとは来ない。それでとりあえず選挙に行くことはどういうことなのか。マスコミ等大きな流れの意見に飲み込まれた投票になってしまわないだろうか。
選挙に行こうという運動には諸手を挙げて賛成だ。しかし、「とりあえず」選挙に行こうというのは、危険な気がする。
ただ選挙に行けば良いだけなく、もっと深くまで読み取れる見方を教育の場で教えることができれば、おのずと投票率は上がる気がする。
実際はどうなんだろう。