見出し画像

やり方が、他にもあるかもしれないという話

芸人のロッチを知ってますか?

ナカオカさんとコカドさんの2人組。

その2人が組み始めた頃の話をしていて、コカドさんが書いた台本をナカオカさんに渡したら、ぜんぜん覚えられないという事態が発生したそう。

他の芸人さんなら、台本も覚えられないなら、
芸人なんて解散だ!なんて話にもなりがち。

その時、コカドさんは、こんな風にナカオカさんに言ったそう。

本を読んでるようなシーンにして、その本を読み上げてくれればいい

本来であれば、ナカオカさんが渡された台本のセリフを覚えてくるのがよく聞く芸人さんのやり方だと思いますが、

コカドさんは、その通常のやり方に固執しなかったんです。

ナカオカさんがセリフを覚えられないことをそのままカバーできるやり方を提案したそう。

蓋を開けてみると、本に書かれているセリフを読みまちがえる、というボケをかましてくれたナカオカさんではありましたが。笑

注目したいのは、コカドさんの捉え方や相手への対応の仕方。

・台本は覚えてくるものが主流だが、それは相手には今は難しいので、仕方ない

・覚えるのではなく、舞台上で読み上げてもらえばいい
 そのためには、本を読んでいるというような演出に変えて、ナカオカさんに本に書いてあるセリフを読み上げてもらおう

この機転力と相手への理解力に脱帽しました。


私もふだん、何かをしようとするとき、
0か100かで考えてしまったり、
このやり方しかないよな、
と思ってしまうことがあります。

でも、そうではない、

・別のやり方があるかもしれない
・別の視点があるかもしれない
・別の捉え方があるかもしれない
・相手に合わせてもらうのではなく、自分が別の方法を考えて提案してみよう

といったんたちどまって、考えを巡らせてみたり、アイデア出しをしてみるということができるのかもしれない、

ということをコカドさんから教えてもらいました。


今、あなたが、抱えてることの解決策も今浮かんでいることだけではないかもしれません。

別のやり方、別の捉え方、別ルートがもしかしたらあるのかもしれませんね。



いいなと思ったら応援しよう!