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デザイナー1年目を振り返って思うこと
こんにちは、マスダです。そろそろ梅雨に入りじめじめ、じっとり汗をかく季節になりました。雨は好きじゃないです。空が暗くなるので自然と気分も暗くなってしまいます。。
さて、もうすぐ6月も終わりですが私がゴーリストに入社しデザイン部に配属されて1年とちょっとが経ちました。この1年間でどんな仕事をしてきたのか振り返るのにちょうどいい機会かなと思い、この記事を書いています。
振り返ってみると、デザインからフロントエンドの開発まで自分がやりたいと言ったことに挑戦できて、いろんなことを経験できたかなと思っています。一方でやりたいことに挑戦はできているけれど、デザイナーとしてはまだまだデザインの表層をなぞっているだけだなという思いがあるのも事実です。もっとデザイナーとしていろんな知識を得たいなと思っています。単純にデザインの幅を増やすことからUXなどのリサーチ系のことまで。
前置きが長くなりましたが、この1年間でやったことを振り返っていきたいと思います!
1、研修期間(5月末~7月はじめ)
まずはツールの使い方に慣れるためにロゴやパッケージのトレースをイラストレーターで行いました。デザインのツールは全く触ったことがなかったので、ほんとに「基本のき」であるツールの使い方から学びました。
その後は社内報を企画からデザイン、Webサイトにするまでを経験しました。なにもかもが初めてで不安しかありませんでしたが、いろいろな方からアドバイスをいただいてなんとか形にしました。webサイトを作るのにコンテンツを考えてラフを作る、デザインをのせるという作業過程があるのもこの時初めて知りました。この社内報制作の過程については下記の記事に書いています。
社内報第1弾を公開してからは、コンテンツを考えて社内報のWebサイトを更新するというのが毎月の仕事となりました。この社内報作りでWebサイトができるまでの一連の流れを知ることができたと思います。
2、グラフィックに挑戦(7月~10月)
グラフィックというと大げさですが、自社で運営しているHRogというメディアのアイキャッチなどを作りました。イラスト描けないけど大丈夫かな…という不安はもちろんありました。でもとりあえずやってみるの精神でアイキャッチをいくつか制作しました。記事で一番伝えたいことはなんだろう?記事を読んでもらうためにはどうすればいい?キーワードをどうやってグラフィックに落とし込めばいいんだろう?いろいろわからないことだらけで、作ってはレビューを何度も繰り返しました。たくさんアドバイスをもらえて嬉しいのだけれど、やっぱり少し落ち込んで(笑)、結局私にはグラフィックはむいていないと思いました。
キーワードを書きだしてググってアイディアを探すまではいいのですが、いろいろ出てきたアイディアをまとめたり、整理するのが苦手でした…。
3、既存Webページにコンテンツを追加するなど(8月~12月)
Webサイトを作る一連の流れを学んだので、次はすでにある弊社ホームページやサービスのLPにコンテンツを追加したり、不具合を修正したりする仕事も始めました。
既存のデザインを踏襲しつつレイアウトを組んだり、簡単なイラストを作ったりしました。また、ボタンを押すとするするっとそのセクションまでスクロールされる動作だとか、お問い合わせフォームなどのJavaScriptで作られているところも触らせてもらいました。
ここでは、Webデザインもそうですが、ほかの人が作ったHTML / CSS / Javascriptのコードを実際に見て学ぶことができたり、MDCのライブラリやHUGOという静的サイトジェネレーターなど色々な技術的知見を得ることができました。
4、既存プロダクトのグロースハック(10月〜12月)
HRogリストというサービスのUI改善やHRogの広告バナーでABテストを行いました。バナーでABテストを行った話は下記の記事で書いています。
ユーザーのペルソナを考えてカスタマージャーニーマップ作って、課題のあるところはどこなのか、それに対してどういう施策をしていくのかを洗い出し、サービスのプロダクト改善を行いました。ここらへんでUXとはなにかをざっくりと把握することができました。また、GoogleアナリティクスなどWebページを分析するツールも簡単に触ることができました。
5、Angularとこんにちは(9月~11月)
入社当時から私が言い続けていたことがあります。それは、デザインに興味あるけれど、プログラミングもやってみたい。
そんなことを言い続けていたら、フロントエンドの開発やってみたら?という展開になっていました。ということで、社内報で使用したアンケート結果を社内で共有するためのWebアプリをAngularで作りました。だれがどのような回答をしたのかがわかるアプリです。
Angularプロジェクトの構成やAPIのこと、フロントエンドとバックエンドの関係とかをざっくりとと学ぶことができました。
6、本格的なフロントエンド開発(12月~現在)
社内報アプリを作ってAngularに慣れることができたので、次はいよいよ本格的にフロントエンドの開発に取り組みました。社外の方ともコミュニケーションをとったり、複数人で開発するというのがどういうことかを学びました。Gitの使い方もこの開発を通してだいぶなれてきた気がします。
7、新規Webサービスのデザイン(3月〜現在)
新規サービス立ち上げにデザイナーとして参加することになり、ここ数か月はWebアプリのデザインをやっています。UIの知識が少なくて、ひたすら参考を探して真似をしてみるところからのスタートでした。9割くらい作り終えたところで軸となる機能の要件が変わったり機能が増えたりと、何度もまじか…!と思うことがありましたがなんとかもうすぐリリースできそうなところまで来ています。
新しくサービスを作るのはユーザーリサーチをして機能要件とかをきっちり作ってから臨むものかと思っていたのですが(本来はそうなのでしょうか…)、作りつつアップデートされていくこともあるんだなと知りました。まだリリースしていないサービスなので、これからの成長が楽しみでもあります。
最後に
以上がデザイナーになって1年間で経験したことになります。肩書はデザイナーですが、フロントエンドの開発にも片足突っ込んでいて現状デザイナーとフロントエンドエンジニア半々くらいで仕事をしています。どちらも1年前にはまったくやったことがない状態からここまでこれたのは、困ったときにサポートしてくれるメンバーがいるからです!チャンスとメンバーに恵まれています。
デザイナーとエンジニアってまったく別の人種かと思っていましたが、そうでもないんですね。特にフロントエンドのエンジニアはデザインを形にしていくので深い関わりがあるなと思います。開発をやっていてレスポンシブ対応のことを考えるときに、このデザイン最適なのかな?など実際に動かしてみて気づくことも多々あります。そういう意味では開発を経験しておくのはすごく意味のあることだと思います。
今後自分がどういう方向を向いて仕事をしていくのか、軸が定まっていないのが現状です。でもちょうど先日、自分の未来キャンバス作成をチームで行いました。そこで一旦の目標を設定できたのでとりあえずはそこに向かって突っ走って行こうと思います。ちなみに目標は「エンジニアもデザイナーもHAPPYになれるようなデザインを作る」です。これの意味についてはまたどこかで書ければいいなと思います。
思いの外文章が長くなってしまいました。。この1年いろいろありましたが、これからもぼちぼち頑張っていこうと思います。