【ポケGO×ポケカイベント最終日の出来事】
2022年6月30日(木)猛暑日
色違いポケカピカチュウをまだ獲れていないアタイは、イベント終了となる20時までひたすら歩いてポケ活する事にした。
仕事帰りにおこうを焚きながら港〇中央駅から蒔田駅までポケ活したが、色違いポケカピカチュウは獲れなかった。
蒔田駅で地下鉄に乗る為、改札に向かうアタイ。
その途中で声が聞こえた。
「どこまで行きたいの?」
「港〇中央です」
「腕が赤いね。今、救急車呼んだから。」
・・・!?
横を見るとメガネかけた真面目そうな女子中学生がベンチに座っていて、駅員が声をかけていた。
熱中症だろうか腕が真っ赤であった。
救急車を呼んだことを告げた駅員は事務所に一旦戻っていった。
周囲を見回すと閑散としていて、改札付近にいるのはぐったりした女子中学生とポケ活を終えたアタイ。
アタイは急いで自動販売機でポカリスエットを買って、女子中学生に駆け寄った。
目の前でフタを開けて差し出した。
「ありがとうございます・・。」まじめそうな女子中学生はポカリスエットを少し飲んだ。
フタを渡して、その場を立ち去るアタイ。
入れ替わるように2人の駅員が女子中学生に駆け寄った。
それを見届けて、アタイは地上へ戻った。
5分後、、、、、
「いいことした後のビール、、美味いーー!」
アタイはスーパーで一番搾りを買って路上で飲んでいた。
色違いポケカピカチュウは獲れなかった。
GOバトルリーグのレートは上がらない。
しかし、そんな事はどうでもよくなった。
ビールはすぐに飲み終わってしまった。
その後、アタイは地下鉄に乗って座席に座った。
電車が発車する寸前、モデルさんのようなスレンダー美人女性が駆け込み乗車をして、アタイの正面に座った。
約10分後、、、スレンダー美人女性は桜木町駅でおりた。
約10分間、アタイはスマホを見るふりをしてスレンダー女性を見て癒されていた。
やはりいい事をすると小さな幸せがおとずれるのだろうか。
その後、「ハフハフ・・・・ドスン!」
大量の汗をかきながら大柄メタボメガネ巨大リュックを抱えた毛深いヲタ男性が正面に座った。
小さな幸せは終わり、アタイは現実に戻った感じがした。
ポカリスエットを渡した中学生は救急車で運ばれただろうか。
願わくば回復した姿を確認したいが、それはかなわぬ願いである。
猛暑日の夜、アタイは色違いポケカピカチュウを獲れなかった。
でも、失いかけていた何かを取り戻した1日になった。
まじめそうな女子中学生、、、元気になってくれよ。
(終わり)
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