WW研究会 卒論
お疲れ様です。
リンクスWW研究会の会長いかふらわーです。
KCを走ることが出来ないのでWWで走る皆さんの力になれればと思い、自分の考えを箇条書きにしてまとめさせていただきます。
WWとはなんぞや?(基本の展開ルート)
WWは風属性、魔法使い族で統一されたシンクロテーマです。
展開力はあるのですが、展開途中で風属性の特殊召喚縛りがつくのでリンクスのカードプールでは柔軟に展開を切り替えることが難しいテーマになっています。
ただ展開ルートが縛られている分、初心者には回しやすいテーマです。
正直、展開ルートに関しては割愛して、各々調べてもらいたいのですが
なんとどこにも参考文献がありません!!(いかふらわー動画出せよ…)
なので簡単にですが効果の説明と展開ルートを紹介します。
まず使うスキルはこちら
このスキルで初動になるアイスベルをサーチすることが出来ます。
そこからの展開は以下🦑になります(知ってる人は飛ばせ!)
アイスベル効果でSS→
アイスベル効果でグラスベルをSS→
グラスベル効果でフリーズベルをサーチ→
アイスベルとグラスベルでウィンターベルをシンクロ召喚+バーンダメージ→
スキルでスノウベルを置く→
フリーズベル効果でSS→
スノウベルとウィンターベルでレベル8シンクロ(基本はクリスタルウイング)→
☆スキルでグラスベルをデッキに戻してグラスベルをサーチ(手札にグラスベルがいれば割愛可)→
グラスベルを召喚→
フリーズベル効果でレベルを上げて8シンクロもしくはそのまま7シンクロ
以上が基本の展開ルートです。
☆の箇所を鈴音などでスキルを温存することで最後に出す8シンクロをダイヤモンドベルにすればスキルでブリザードベルを持ってくることで能動的に妨害を行うことが出来ます。
上記の展開を踏まえて、構築について語っていきたいと思います。
デッキ構築と先行展開
それでは、やっと本題のデッキ構築やプレイングについて語っていきたいと思います。
まず構築に関して、大会入賞レシピなどを参考に語りたいのですが、なぜか入賞レシピがどこにもありません!!(いかふらわーがんばれ!!)
仕方ないので自分が直近で使っている構築を貼らせていただきます
まず初動率(アイスベルスタート)はこちらの構築で約88%
KCで走るならギリギリ及第点といったところでしょうか?
また後手ならヴェーラーを使用するだけで初動になるので若干ですが事故も防ぐことが出来ます。
(スキルでヴェーラーをデッキに戻しスノウベルを持ってくることで初動を確保できます)
また、バックが豊富なときはグラスベル召喚からフリーズベルを持ってきて最低限のダイモンドベルかクリスタルで戦うルートもあるのでそこまで事故率は悪くないです。
では、初動を確保できたとき先行展開なにをするべきかという話ですが、
“基本”はクリスタル+ダイヤモンドベル(手札にブリザードベル)を並べることを目指してください。
先行でモンスター効果無効+カード一枚破壊の妨害を用意します。
これだけでも十分強いとは思うのですが、あくまでこれは“基本”であり、引いてる不純物によってさらに展開を変えていくことが出来ます。
・スカーレットレインを引いてるとき
クリスタル+ダイヤモンドベルで問題ありませんが、さらに横にスノウベルを出すことを心がけてください。
現環境では、皆既日蝕の書が流行っており一枚で前盤面の妨害が腐ることが多々あります。
スカーレットレインは相手の盤面を除去する目的はもちろん、皆既日蝕からモンスターを守る札としても強力です。
ただ、レベル8シンクロを守るためには下級モンスターがいないといけないのでスノウベルを出しておきましょう。
そうすることで相手モンスター全除外だけではなく、聖槍2枚分の働きが出来ます。
・リフレインを引いてるとき
あまり見かけないカードですが、WW専用の蘇生罠です。
こちらを引いてるときはダイヤモンドベル×2(手札にブリザードベル)を狙います。
ダイヤモンドベルはWWのみを素材としている場合、破壊効果を2回使えるのでブリザードチェーンで2枚破壊、リフレインでアイスベル蘇生から2枚破壊の計4枚破壊の妨害となります。
クリスタル+ダイヤモンドベルでも良いのですが、クリスタルが残るとその後の展開がしづらく(後述します)ので、後々のことを考えるとダイヤモンドベル2体のほうが強いときは多いです。
盤面返ってくれば、ウィンターベルを出すことで2枚破壊に繋げられたりと非常に強い動きが出来ます。
WWの強みと弱み
では、WWがなぜ流行らないのか、そしてWWは本当に弱いのか考えていきます。
強み① 先行展開でクリスタルを出すのでニビルをケアできる
強み② 1枚初動なので不純物を多めに採用できる
強み③ バーンでライフを削ることが出来るので、後手からのワンキルがしやすい強み④ かわいい
大まかにあげるとこの3つが強みになると考えられます。
特に②に関しては大きな強みと言えるでしょう。
シンクロテーマは結局初動さえあれば前盤面は同じ盤面を作れるので、プラスで後ろに何を置けたかで勝負が決まりがちです。
よく対比に持ち込まれるSRの構築を見てみると不純物の枚数に大きく差が出ているのがわかると思います。
では、逆に弱点はなにかというと
弱み① 前盤面の妨害なので皆既日蝕で0妨害になりうる
弱み② ドロソがないので不純物を引きにいけない
弱み③ 3ターン目以降にクリスタルウイングが残っていると展開が出来ない
弱み④ シンクロテーマなので後手の皆既日蝕を踏み越える性能が低い
ここらへんが弱点としてあげられます。
特に③の3ターン目以降の展開に関しては相手にモンスターを並べられるだけでキルがとれなくなることもあり致命的な欠点といえます。
そのためスカーレットレインの採用やダイヤモンドベル×2の盤面などで補おうとしています。
惜しくも不採用になったカード
・ネクロフュージョン+クインテットマジシャン
スカーレットレインと天秤にかけて考察したカードですが、前述した皆既日蝕から盤面を守ることができる
+スカーレットレインなら後手からでもシンクロさえ立てれば使えることを考えはずれることになりました。
後手で墓地に魔法使い5種類揃えられるなら基本ワンキル出来てるので先行番長のようなカードとなります。
イージーウィンを狙うならあり
・SR吹持童子
先行で不純物を引きにいく役割
後手弱すぎて抜きました
ここをそのまま不純物にしたほうが回りはよかったです
・カールターボ
レベル8を盤面に残せたときCWライダーに繋げる役割
正直採用したいカードですが、不純物の枚数を優先して不採用。
クリスタルが残っている状態から展開できるので環境によっては採用したい
・マッハゴーイーター
LLや光天使の展開を止めれる優秀なエクストラ
ただ、止めても次のターンの展開が出来ないから結局駄目じゃん……
結局強いの??
贔屓目に見て、Tier3のパワーはあると思ってます。
では、なぜ入賞が少なく使用者も多くないのか…
それは新弾実装のタイミングにあると思います。
KC2週間前にWWは実装されましたが、同時期に実装されたLLが明らかな環境デッキということもありKCまでの短い期間で戦えるかどうかわからないデッキの研究に時間を割けないのではなかったでしょうか?
実際、いつも実装テーマを網羅して動画を出す配信者の方も全テーマ紹介する時間がとれずデッキパワーの高いテーマの紹介を優先しております。
そのため強いテーマは研究され、さらに強くなり
パワーの低いテーマは研究が進まず弱いまま
この二極化が起きてしまった新弾であったといえるかもしれません。
本当はもっとやれる子達なんで、WWでKCを走られるかたはこの記事を参考に好成績を出して環境表にWWを入れなかった盲目な方に目にもの見せてくれるよう願ってます。