Hotel Husafell
Unique Lodge #60 ヨーロッパ/アイスランド
温泉を自然エネルギーに活用するロッジはオーロラ宝庫エリア
ホテル・フッサフェルは、白樺の木が生い茂る静かな谷間に位置しており、静かで牧歌的な美しさの楽園です。アイスランドで2番目に大きく、ホールムンダルフラウンと呼ばれる岩だらけの溶岩場に取り囲まれており、オーロラの宝庫でもあります。
このロッジで使用されるエネルギーの多くは、溶岩の景観のなか湧き上がる温泉水から生み出されています。自然が生み出す熱と水の力を利用するために、水力発電所を建設し、ホテルのエネルギーの100%はこれらの自然エネルギーから得ています。2018年には、毎秒500リットルの流量で1,125KWの発電を行う最新のエネルギープラント、ウルザフェルスビルジュンが建設されました。このロッジの4つのエネルギーセンターを組み合わせることで、今日では3,000軒の住宅に十分な一時間あたり12-14GWを生成しています。しかし、約200軒の住居と豪華なホテルがあるだけなので、同様にボルガルフィヨルズル地域にもエネルギーを供給しています。この地域は氷河に囲まれているため、新鮮な水と冷水の豊富な恩恵を受けています。
フッサフェルは、電気や温水、又は地熱エネルギーを生成するために冷水を使用して家、プール、ホットタブ、自然浴場を加熱します。冷水は、溶岩を通過した氷河の融け水から作られており、究極の自然濾過システムとなっています。持続可能な渓谷のお風呂は、浴場の建設に一切セメントやコンクリートが使用されておらず、地元で調達された自然素材を使用して建設されました。浴場も廃材で作られています。
自然環境を守るために、化学薬品は一切使用せず、シャワーの際には石けんも使用できません。浴場の水は豊富に湧き出ており、一時間ごとに水を入れ替えているため、バクテリアを退治するため化学薬品も必要ありません。
Hotel Husafell
写真提供:Hotel Husafell / National Geographic Unique Lodges of the World