ハイレバトレードの心得

私の性格上、大体のことは時間が経過すると忘れてしまう。トレードの重要な部分も例外ではなく、そのために損をすることがよくある。そこで、自戒のためにハイレバトレードをする前に思い出すべきポイントを書いておくことにした。

思い出しポイント

① 逆張りは順張りよりも難しい

逆張りは順張りよりも難しいことを肝に銘じておくべきだ。難しい分だけ、順張り以上に質の高い考えを求められる。考える時間は長いほうがいい。なぜなら「自分はその日その日の感情や冷静な度合いが異なるからである」。短くとも2日以上考えて「やっぱりAの銘柄しか無いな」と思うものが正解の銘柄である。
どうしても一日に抑えたいならば、連続3時間以上で幅広い銘柄の分析ができた場合はOKとする。

② 逆張りには我慢が必要

逆張りで勝つためには我慢が必要だ。どこまで我慢するのかは、自分のオリジナル手法の「ここしかない！」「ここは絶対に逆張りすべきだ！」「ベストタイミング！」に合致しているかを心の中の自分に確認しよう。ハンターハンターのハンター試験中にゴンが鳥を竿で捕まえるために練習したエピソードを思い出してほしい。あれこそ手法を使ってベストタイミングまで我慢することの象徴だ。アニメのエピソード14にあるので、ぜひ見直してみよう。

③ ハイレバで勝ち続けることはできない

ハイレバレッジで勝ち続けることは不可能だということを肝に銘じておくべきだ。資産100万円からハイレバレッジで月に資産を2倍にできたとすると、1年で資産が40億円を超える。そんな偉業を達成する人間がいたとしても、決して自分ではなし、そんなのは運だ。

ハイレバレッジを使うのは、確立した手法があり、資金が少ないトレーダーが最初に大きく勝つためだ。勝った後はレバレッジを徐々に下げ、最終的にはレバレッジをかけないようにするのが理想だ。たとえ値動きの方向を100%予測できる超能力者であっても、自然災害や予想外のニュースによる突発的な値動きでいずれは資金がパーになる。

④利確したら落ち着くまでトレードするな

損より利確した方が興奮しやすい。興奮は次のトレード分析やトレード中のメンタルに悪影響をもたらす。効果として、ここに書いていることを忘れがちになる。冷静な態度で正しい思考でトレードし続けるには利確、損切りした後に最初にトレードした状態に戻っていなければいけない。

落ち着いたかどうかが分からない場合は利確した後1週間はトレードを禁ずることだ。

トレードをやめると自分で宣言して、1週間以上経過後に相場に戻ってきたくなる気持ちが湧くほどのチャンスが来た時は本当のエントリーチャンスであることが可能性が極めて高い。(岐阜暴威氏のようなギャンブル依存症の状態ではないことが前提)

落ち着けなかった例(2024/08/07)

Aの銘柄に決めてポジを取ったという意味はA含め全ての銘柄を分析した結果、Aが他より圧倒的に良いから決まったということである。しかし、高揚してる状態であるとそれを忘れてAの銘柄で利益確定させたその日のすぐにAの逆ポジやA以外の銘柄がエントリーチャンスであると勘違いしてしまった。(もちろん大きな利益が出ているなら他の銘柄にも値動きがあり状況が変わっていて本当にエントリーチャンスである可能性はあるが、その時自分にまともな判断力はないのでやはり手を出してはいけない。Aを利確してAの逆ポジはAの逆ポジの分析をシラフの状態で終えてからでないと入れない)

怖いのはシラフで分析した時に全く気にかけていなかった銘柄を魅力的に感じてしまうことである。

私は後に冷静になることができたが、代償として損をして資産を3割ほど失ってしまった。これは本来失う必要がないお金である。冷静な状態になるためにいちいち資産の3割を減らしたくない。(8倍まで増やしてから3割減らした)

大きな利益が出た後の自分は自分を制御できなくなるくらいにまともではなくなるということだ。次大きく儲かった後はどんな相場であってもトレードを3日間やめることに挑戦する。それでもやめられなかった場合は資産を減らして冷静になる方法でできるだけ資産を減らさない努力をするしかない。

⑤目先の利益を追うな

高いレバレッジ（ハイレバ）を使うと、小さな価格の動きでもロスカットすることがよくあります。それを避けるためには、価格の天井や底を正確に狙う必要があります。しかし、利益が急に増えて、これから価格が下がると確信していたとしても、その時に利益を確定（利確）してはいけません。なぜなら、その一回の利益を得ると、次にさらに下がった時の底を見つけなければならない状況になり、より難しくなるからです。特に、価格の大底を当てるよりも、二回目の底を当てるのはずっと難しいので、持ち続けることが重要です。

一度大底を取れたら、レバレッジが100倍や1000倍でも大きな損失を受けにくくなります。このことを思い出せば、安易に利益確定することを防げるでしょう。