好決算で大幅上昇する銘柄しない銘柄の特徴は?
このnoteでは、好決算銘柄についての検証などを行っていますが、今回は好決算をきっかけに大きく上昇する銘柄・しない銘柄についてみていきたいと思います。
前回は1Qに上方修正銘柄した銘柄の株価推移を調べてみました。調べてみた所、上方修正幅の大きいものが上昇する確率が高いものの、単純に上方修正の修正幅の大小で決まっているという訳ではなく、大幅な上方修正をしたにもかかわらず、株価が低迷している銘柄や、修正幅は小さかったにもかかわらず、大幅な株価上昇をする銘柄などもありました。
そこで、今回は好決算をきっかけに株価が大きく上昇する銘柄の特徴はないのか調べてみました。
好決算で大幅上昇する銘柄しない銘柄の特徴は?
2021年7月8月に決算発表した好決算銘柄の中で、株価が大きく上昇した銘柄の特徴を調べてみました。
大きく上昇した銘柄をいくつか見てみましょう。
3294 イーグランド 最大上昇率:70%
4362 日本精化 最大上昇率:61.7%
7091 リビングプラットフォーム 最大上昇率:57.9%
6626 SEMITEC 最大上昇率:119.5%
7769 リズム 最大上昇率:54.5%
8527 愛知銀行 最大上昇率:35.3%
いずれも好業績の決算発表をきっかけに大きく上昇した銘柄となります。
また逆に、好決算でありながらあまり上昇しなかった銘柄のチャートも見てみましょう。
4240 クラスターテクノロジー
6832 アオイ電子
5757 CKサンエツ
4205 日本ゼオン
7211 日産自動車
好決算後に上昇せずに停滞した銘柄を見ると、決算翌日は大きく上昇したものの、その後下落や停滞しており、その後も大きな上昇をしておりません。
初めにご紹介した大きく上昇した銘柄と、停滞してしまっている銘柄にはどのような違いがあるのでしょうか。
調べてみたところ、大きく上昇する銘柄は、決算発表直後に直近高値の株価を超えて上昇しています。
いずれも決算発表翌日の値動きが、直近高値よりも上で推移。
また、愛知銀行は、直近高値より上で推移した後、さらに以前の高値抜けでさらなる上昇をしていきました。
逆に、決算発表後に株価が伸び悩んでいる銘柄は、決算発表前の高値を超えられていません。
ご紹介したのは一部のチャートですが、好決算銘柄のチャートを見るとこのような傾向があるのではないかと思います。
もちろん、すべてがこれにあてはまるわけではなく、高値抜けした後すぐに下落してしまうダマしのようなチャートもありますので、鵜呑みにして飛び乗るのはお勧めできませんが、決算発表後のチャートを意識してチェックしてみてはいかがでしょうか。
直近高値抜けの好決算銘柄
では、直近でこの条件にあてはまる銘柄はあるのでしょうか。
ここ2週間程度で好決算を発表した銘柄の中で、直近高値抜けした銘柄を見てみました。
ここからは有料での紹介とさせていただきますが、該当する銘柄が8銘柄となります。
また、週明けに高値抜けするなら条件に該当する2銘柄ありますので、ご興味がある方はぜひこちらもご覧ください。
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