1Qに上方修正した銘柄の増加幅別上昇率(7月・8月)
前回の記事(1Q時に上方修正した銘柄の株価推移)で、第1四半期に上方修正を発表した銘柄の株価推移をご紹介させていただきました。
第1四半期に上方修正を発表した175社の株価上昇率は下記の通りとなっており、まずまずのリターンが得られることがわかりました。
【1Qで上方修正した企業の上昇率】
4割が20%以上の上昇となっており、2倍以上に株価が上昇しているものも3銘柄あります。
そこで、今回はその第1四半期に上方修正した企業を上方修正した営業利益の増加率別で見えてくるものがないのか調べてみました。
1Qに上方修正した銘柄の増減幅別上昇率(7月・8月)
まずは営業利益が20%以上上方修正した銘柄の上昇率。
20%以上の上方修正した企業に絞って見てみました。全体の数字と比べて多少上昇率が上がっていますが、そこまで明確な違いはありませんでした。
続いて、30%以上上方修正した銘柄の上昇率。
こちらもほとんど違いはありませんでした。
続いて40%以上上方修正した銘柄の上昇率。
20%以上の上昇率はあまり違いがありませんが、20%弱が50%以上の上昇率となっています。
50%以上の上昇率となると、約47%が20%以上の上昇となっています。
最後に100%以上の上方修正をした企業の上昇率。
100%以上の上方修正を行った企業は、半数以上が20%以上の上昇となっており、30%の企業が50%以上の上昇、株価が2倍以上になって企業も15%を超えてきております。
第1四半期に上方修正した企業は、上方修正率にかかわらず株価上昇が期待できますが、上昇率が50%や100%と大きくなればかなり期待値も上がってきます。
ただ、当初減額予想からの大幅上昇修正というケースもあり、その場合の株価上昇率は低くなっていたりするケースもあります。
上方修正幅だけではわからない部分もありますが、大きく上昇する企業はやはり修正率も高い場合が多いです。
1Qで上方修正した企業に投資する際の参考となれば幸いです。
ちなみに、1Qから上方修正した7月・8月の企業を修正率順にまとめてみました。こちらは有料とさせていただいておりますが、よろしければこちらもご覧ください。
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