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OVER30CUP成功のワケ<スプラトゥーン3>

 お久しぶりです。スプラトゥーン3というゲームが大好きなおばさん、かーちゃん++と申します。ちょっと前にスプラ小説なるジャンルにも挑戦してみたりしています。
 さて、これまでこのnoteでは自身がどのように楽しんでいるかを書いてきたのですが、2024年は誰かを楽しませたいと思いが強くなり、ついに大会を自ら主催いたしました。OVER30CUPという30歳以上のガチエリア大会を5回開催したのですが、おそらく超がつく大成功だったので、その理由かな、と思えるところをメモがてら書いておきたいと思います。スプラトゥーン3の大会を開いてみたいという方の参考になればと思います。


大会コンセプトをはっきりさせる

 大会にはコンセプトが必要です。絶対に必要です。コンセプトというのはいわば主催の思いなので、壮大でも個人的でも、長い文でも短い文でもかまいませんが、これがないと大会が開催できないと思っていいかと思います。
 コンセプトはどんなものでもいいとは思いますが、このコンセプトをいかに参加してほしい人に伝えるかは主催するにあたり重要です。なぜなら、コンセプトが伝わることで大会に参加してくれる人の心が動くからです。伝え方は様々ですが、動画でキャッチーにしてもいいでしょうし、スローガンのようにしてもいいでしょうし、ポエムのように語ってもいいかと思います。運営としては、その大会参加してほしい層に伝わるよう工夫は必要かなと思います。
 私が運営したOVER30CUPは、大会コンセプトを発表し、その後第1回開催まで数か月の時間をおきました。これはコンセプトを参加者に理解してもらうための時間と、拡散するための時間が欲しかったからです。コツコツ告知し、RT等をまめに行い、フォロワー0からスタートしたXアカウントは、2024年末時点で820名を超えました。また、コンセプトはXアカウントのトップにスライドとして置いています。大会開催回数が増えてもいつでも確認できるよう、ブラッシュアップしながら常に掲載しています。

タイカイサポートの活用

 OVER30CUPは任天堂公式が提供する大会運営ツール、タイカイサポートを活用しています。タイカイサポートは任天堂の大会ガイドラインに沿えば誰でも活用できるツールです。
 タイカイサポートの圧倒的なメリットは、大会時間の圧縮です。タイカイサポートが出るまでの大会で試合を行う流れは、以下のようなものでした。
  ①対戦相手とフレンドコードを交換する(ために挨拶する)
  ②ホスト側がプライベートマッチの部屋を立てる
  ③ホストが参加者をアルファ、ブラボーに分ける
  ④指定ルールを選び、指定ステージを大会ルールに沿って選択する
  (ホストが都度手動で選択する必要があります)
  ⑤対戦し、終わったら試合相手に挨拶する
  ⑥結果報告を大会運営に対して行う(書き込みやフォーム入力等)

 タイカイサポートを利用すると、上記の流れはこう変わります。
  (1)タイカイサポートでエントリーする
  (2)チームキャプテンがチェックインボタンを押す
  (3)自動的にできるプライベートマッチの部屋に入って試合を行う
  (ルール、ステージの設定は自動、複数ルールの場合のみ自分で選択)
  (4)対戦し、終わったらチームキャプテンが結果承認ボタンを押す

 工程は2つ減っただけのように見えますが、マンパワーで行う部分がかなり減ったためミスも当然減ります。この結果、圧倒的な大会の時間短縮が望めます。OVER30CUPは30代以上が参加しやすいよう、遅めの22:30試合開始としており、大会時間の短縮は重要な課題でしたので、タイカイサポートを使う以外の選択肢はないようなものでした。
 結果的に大会は非常にスムーズな進行を行えたと自負しております。特に第5回は109チームが参加し、全チーム7回戦を行うスイスドロー形式でした。ただでさえ時間のかかるスイスドロー形式を、ほぼトラブルなく3時間以内(大会時間 02:57:37でした)で終わらせたのは、奇跡的なことだったと思います。大会参加者のリテラシーも非常に高く、クオリティの高い大会であったと自慢できる大会でした。

宣伝・告知の工夫

 スプラトゥーン3の大会は、多くがXで宣伝しています。OVER30CUPもこの例に漏れず、多くの告知をXで行っています。この告知内容やビジュアル、投稿時間や運用方法については、お母さん杯運営メンバーにたくさん協力してもらいました。結果として実施したものは以下となります。
・オリジナルの大会ロゴ
大会PV
・各回のコンセプトに合わせたメインビジュアルと動画展開
・X投稿時間の工夫
・台風直撃時の対応等の事前準備
・エントリーはイカナカマ3から誘導しインプレゾンビ等を対策

 特に成功したと考えているのは、タイカイサポートの操作方法を事前に何度も告知したことです。〆切までに行うこと、大会本番に行うこと(主にキャプテンの操作)については、同じことを何回も何回もツイートし、操作漏れがないように工夫し、参加者にうまく伝えることができたかと思います。

予選敗退チームへの対応

 OVER30CUPの第1回~第4回は、予選ラウンドがリーグ、本選がトーナメントという方式でした。この方式では、予選ラウンドで必ず2,3チームと対戦できる反面、敗退してしまうと本選トーナメントに参加することができず、そこで大会は終了となってしまいます。私も何度も大会に出ては予選敗退し、練習の成果をもっと発揮したかったな、と思うことがありました。
 この経験を活かし、OVER30CUPでは予選敗退チームを対象に、希望チームを募ってエキシビジョン(プライベートマッチ)のマッチングを行うことにしました。毎回10~20チーム程度挙手していただき、大会の後もエキシビジョン対抗戦で楽しんでいただいたようでした。
 「負けたからおしまい」だけではない、体験の付加価値を創出できたのではと思っています。リーグ戦の敗退者を集めてルーザーズトーナメントを行う大会もありますが、OVER30CUPとしては2チーム『優勝』が生まれることに違和感があり、エキシビジョンの対応とさせていただきました。

まとめ

 以上がざっくりと成功のワケだったかな…と思っているところです。もちろん反省点がないわけではなく、次回はこうしよう、ここはまずかったかな、と思うところはありますが、今回は割愛いたします。
 OVER30CUPは、本番までいろいろシミュレーションしトライアンドエラー、議論を何度も重ねて練り上げています。ロゴもPVも、一発OKになったことは少なく、よりよいものにするために細かいところも工夫させていただきました。
 OVER30CUPは30歳以上しか出場できない大会ですが、2024年の5回で、延べ1500名以上の“大人”の皆さまにご参加いただきました。たくさんの人数を集める大会が、イコール成功した大会であるとは限らないことは理解しつつも、主催としましては少なくとも参加したいと思ってくれた人がおり、実際に参加してくれた人が1500名以上いたという事実に感謝しかありません。参加していただいた皆さんは、勝手に私が自慢します、笑。

 2024年、OVER30CUPにご参加、ご協力いただきまして誠にありがとうございました。


おまけ

ーOVER30CUP大会DATAー
第1回 年代混合バトル 64チーム
第2回 ひなまつり前夜祭 79チーム
第3回 夜だ!ホリデー旅スプラ 84チーム
第4回 Driver's杯 61チーム
第5回 OVER30大戦!昭和vs平成 109チーム

主催 かーちゃん++
スタッフ えりにゃん/べ/ちょろこ/ゆず/らい(byお母さん杯運営)
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アドバイザー くもんゆ
配信協力 コブレッティ/ery(第5回)
Special Thanks GGBB/グロー/ソウネンズ


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