結婚と家庭とゲーム時間と環境変化と。<スプラトゥーン2>
私の周りに限るが、スプラトゥーン2に夢中になりすぎて家庭や奥さんのことが二の次になっていると奥さんが愚痴っているはてなダイアリーが話題となった。一読して、自分も一時的にゲームに夢中になったときもあるなぁと思ったり、フレンドがパパママ既婚が多いので家庭・生活環境の変化(子どもが産まれる、奥さんの環境が変わる、転職する、家を建てる、離婚を考える等々…)のことやゲームに関する呟き、嘆きを見るたびに、まあ楽しく強く続けるということはどういうことかと自分もぼんやり考えたりするわけで。今日はそんなことをつらつらとエントリー。
先日ドラクエ兄さん(例のXストーリーに出てくる)とリグマで遊んで雑談中、私たちの周りでスプラのモチベが下がったり飽きたりした人がいることに対しての意見交換となった。私たちもそこそこ飽きてるけどそこそこ楽しんでもいる。思えば彼も私もスプラ2を始めて(彼はスプラ1から遊んでいるが)から、仕事には異動等の多少の変化があったものの、基本的な生活環境に大きな変化がない。
私の話をすると、オットと子どもが2人いて、住んでいる場所は出産してから変わっておらず、毎日のようにオットにお弁当を作る日々を過ごしている。もちろんイレギュラーな遊びや旅行や行事はあるものの、大きな生活の変化はない(それもコロナ禍により極端に減った)。まあ私がスプラに熱を上げている分、それまでフリーの時間に見ていたテレビ録画消費がゲーム動画に代わり…のような変化はある。それでも私は恵まれたほうで、オットもゲーム好きなので理解があるのと、家事育児に協力的(むしろ専業は自分がやると息巻くオットである)なために、こうしてゲームに関するエントリーを投稿させてもらっている。ドラクエ兄さんは仕事がかなり激務であるもののこれまでもゲームがずっと趣味で時間を作ってきたようで、これについては家族から概ね理解があるようだ。それが証拠に彼も私も、ゲームを遊ぶときは関連備品(モニターやらゲーム機やらヘッドセットやら)を毎日毎回セットして片づけてという作業に対応しながら日常とゲームタイムの切り分けをしている。
趣味のゲームでリアルな生活からの息抜き時間をつくる、趣味だけどちょっと本気(強くなりたい、という意味です)になる、そんな気持ちが今の私の状況だ。たまに大会があると少しゲーム優先になる時間帯もあるけれど、なんとなくの生活バランスはとっているつもりだ。そんな中でゲーム時間を捻出し、強くなろうと画策し考察し洞察し…とやってなんとかウデマエXにはなれた。ドラクエ兄さんに至ってはその後のガチマッチで順調にXPを上げている。楽しい時間の方に時間を割き、たまに週末がっつり話し込んで遊びすぎると、次の日ふとした空き時間に船を漕いだりしてしまい、オットに「夜更かししすぎ」とツッコまれたりしている。そんな生活が、もう4年になる。
そもそものスプラとの向き合いがここ何年も変わらない私やドラクエ兄さんに対し、おそらく独身時代が子どもが産まれる前よりスプラの時間が無くなったであろうフレンドさん達は、そりゃあ気持ちが変わるだろう。はてなダイアリーの方や界隈のフレンドが、家庭環境の変化で思うように時間が取れなくなったり、また子どもの急な予定変更(夜泣き、病気、寝不足からの寝落ち等々)や育児協力によるこれまで知らない家事の追加で増える心身の負担等、自分が思うように使っていた時間はいつのまにか消えており、それがイコール自分のゲーム時間とモチベとウデマエの「減少・衰退」と感じている人もいるかもしれない。それでもゲームを続けようと必死になり、家庭・生活環境が変わってもなおその前と同じゲーム時間確保のために空いた時間を全て振り切ると、はてなダイアリーの旦那さんのようになってしまうだろう。
ゲームは趣味の世界という人が大半。自分一人の時間ができれば、思いっきり好きなことをやるのが趣味だ。しかし現実では歳を重ねると学生時代やフリーター時代等の時間の融通が利きやすかった時に比べ、仕事が、家族が、用事が…と趣味時間の確保は独身時代の半分以下どころか1/10くらいに感じる人も多いはずだ、自分一人の時間でないときはどうしても社会に適応する人間として会社のため家族のため名声のため生活のため…と時間を注ぐこととなる。それでも空き時間の息抜きのために趣味や娯楽に興じていいだろうし、生活基盤が盤石になれば時には遊びにもっと時間を割いてもいいかな、となるであろう。
と、ここまで当たり前であろうことを書いてきたが、私が思うに、家庭環境が変われば家庭用ゲームで遊ぶ環境や時間も変わるわけで、それによってゲームに対する感じ方が変わるのは仕方ないことと思う。私の周りには私よりはるかにスプラが上手く、ウデマエも高いフレンドさんがたくさんいる。その人たちが成長によって結婚し子どもをもち家を建て…と時間制約ができてくるのは仕方なく当然の流れなのだ。ただ、私より上手い人達がその時間制約でゲームを十分に遊べなくなった結果、スプラをつまらないと思ったり、時間制約のせいで思うようにウデマエを上げられないことでスプラのことを批判しているのを見るととても寂しくなる。だって私より才能あるし上手い人達だから、いつかは一緒に遊んで褒めてもらえるといいな、なんて思っている人達が「スプラつまらないからやーめた」と言ってるのを目にするのはやはり、こちらも寂しいと感じてしまうのだ。
楽しみ続けなさい、強くい続けなさい、遊び続けなさい、というようなことは趣味のゲームの世界は一切ない。好きな時間に入って遊べばいいだけ。義務はない。だから、もうやめるわ、とコントローラーを置くフレンドさんを引き留めることはできない。だけど、せっかく知り合ったフレンドさんが、思うような時間捻出ができなかったり、思うような結果がついてこないことでスプラから離れてしまうのはちょっともったいないな、と私は感じる。できればそのウデマエ私にください、と言いたいくらいだ(これは盛大なツッコミどころではある)。私やドラクエ兄さんのように、生活のことをこなしそれでも毎日2時間程度のゲーム時間の捻出をしている人間もいる。ここまで一緒に遊んだフレンド同士、引き続き息長く遊べるように時間の工夫ができたらいいなと思うのである。
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